株価は上がるもの ただし・・・ [株]
株価は上がるもの ただし…
まずタイトルについて語る前に
努力は(必ず)報われる という言葉についてどう考えますか?
無条件に肯定する人、無条件に否定する人、どちらともいえない人等色々いると思います。
厳しい考えならば「報われないのならばそれは努力とは言わない」
(努力が不足している)と述べた有名人もいます。
これに対する否定派は自分が成功したからそんなことが言えるのだと言います。
最大公約数的答えならば努力が報われる人も報われない人もいる。
ただ、その努力した過程は人生においてプラスになる。マイナスにはならない
あたりでしょうか。
ここである有名人の言葉があります。(上記の有名人とは異なる方です)
「正しい場所で 正しい方向に 十分な量された 努力は裏切らない」という言葉です。
つまり無条件ではなく、条件付きという事です。
さて察しの良い方は株が上がるには条件が必要と気が付いたでしょう。
会話をしても言わなくてもわかる人、言われてわかる人、言われてもわからない人の
3タイプがあると述べたら4番目にそもそも人の話などまったく聞かない人もいると
指摘されました。
なるほど詐欺防止には役立ちますが、損をすることもあるでしょう。
さて前振りが長くなり過ぎましたが、
株が上がる条件は資本主義が順調に機能するという条件があります。
人はよほどの例外を除けば(%で述べればいないと言っていいほど)豊かになりたい、
お金に困る生活はしたくない、給料(収入)が増えてほしいと思うはずです。
お金が増えて経済が拡大する良い形のインフレになります。
つまり資本主義が順調な形とは良い形の緩やかなインフレが進むという事です。
需要拡大型と言っていいでしょう。
さて現在はどうでしょう。
確かにインフレだから株価は上がりました。
給料も上がりました。
但し、物不足や(戦争等によるもの)人手不足が原因の供給不足が原因のインフレです。
供給不足型の悪いインフレです。
給料が上がってもモノやサービスがそれ以上に上がれば豊かにはなりません。
経済初心者にできるだけ簡単に説明するときに大根理論を使います。
あなたの給料は10万円、大根1本100円だとします。
あるいはあなたの金融資産が100万円、大根1本100円だとします。
給料で大根1000本の購買力があります。
(小学生相手ならば大根が1000本買えますといいます)
金融資産で大根1万本が買えます。
最近はネギが高いのでネギにしてくれと知り合い女性に突っ込まれました。(笑)
喜んでください、あなたの給料が15万円になりました。
あなたの金融資産が110万円に増えました。
但し、大根が値上がりして200円になりました。
買える大根の数は上がった給料で750本、増えた資産で5500本しか買えません。
あなたはお金持ちになりましたか?貧乏になりましたか?
答えは明確です。 貧乏になったのです。
買う事の出来る力、これを購買力と言います。
この購買力を維持すること、出来れば購買力を上げることが豊かさへの第一歩です。
歴代続く資産家(プライベートバンクを使うような資産家)の目的はこの購買力の向上の
ためにお金を払ってでも資産運用を行うのです。
この購買力が上がったのか下がったのかを示す指標があります。
給料、言い換えれば賃金で買えるもの(上記の例ならば大根)が増えたのか、
減ったのかを表す実質賃金です。
直近の発表で23か月連続低下になっています。約2年間貧乏になり続けているのです。
生活が苦しくなったと感じるのは当然で、統計上で証明されています。
さて察しの良い方(上記の言われなくてもわかる人)は金融資産ででも購買力はさらに
低下しているのではないかと思ったはずです。
何せ給料の購買力が1000本から750本に25%低下したのに対し、
金融資産の購買力は1万本から5500本と45%も低下しているのです。
資産運用を定期預金でしているとインフレに負ける。
いわゆるインフレ貧乏になることがわかっていただけたと思います。
さて横道にそれましたが、株が上がるには資本主義が順調に機能しなければ
だめだという事です。
デフレは論外、理想は良い形の緩やかなインフレです。
この形になれば株は購買力を上げるのに理想的な資産運用になります。
インフレに強い株
このように株式による資産運用はインフレにも有効ですが、上記の有名人の言葉にも
あるように正しい方向が必要になります。
株式投資の場合正しい(健全な資産運用としての)やり方と言うようになります。
参照 健全な資産運用の答え
もちろん目的がFIRE、有名になりたい、兜町の~、自由億の人はオリジナルの手法を
見つけて実践してください。
さてもう一つのキーワードは株式(相場)に巡航速度がないという点です。
株式投資の期待収益率が年5%でも毎年同じように5%ではないという事です。
理想のプロでも
書きましたが、タイミングを要求してはだめなのです。
成功者や出来る人はタイミングを要求しますが、プロ野球選手(今ならサッカー選手)に
なりたくても全員はなれません。
それと同じで、全員が適切なタイミングで売買したり、市場に出入りしたりはできません。
株式投資の大成功者(資産100億円以上)はやはり特別な能力を持つ人で話を聞いて
参考にするのは構いませんが、同じことはできません。
野球やサッカーの例がもっともなようにプロに教えててもらったからと言って
全員がプロにはなれないのです。
憧れや挑戦は自由ですが、お勧めはできません。
ただ、このブログでは再三述べているように株の期待収益はプラスでインフレ(率)を
上回る資産運用ができるので有効なのです。
株式投資は大成功者の述べているようにタイミングをとらえれば資産は極大化しますが、
逆に出れば資産が減少するかもしれないという事です。
株の期待収益率が年平均5%、1標準偏差が25%とすれば
最大で年率プラス30%からマイナス20%になります。
2標準偏差が発生すればプラス55%からマイナス45%になります。
つまり預金のように決まった変化率ではなく、上下に大きくブレるという事なのです。
投資は自由で自己責任の世界なのでどう考え、行動するのも自由ですが、
期待収益率がプラスなのでそれを生かした方法を取れば多くの人が果実を得られます。
いわゆる凡人が資産を増やす方法です。
あとは何を選択するか、あるいは何も選択しないかだけです。
身近な人にも投資をする人が増えてきました。
蛇足
最近高利回り株や、高利回り株ファンドが人気です。
キャピタルゲインが仮にゼロでも配当利回りが得られるのでインカムゲインだけでも
預金金利や国債利回りを上回れることに気が付いたからではないでしょうか。
インデックス投資やパッシブ運用はそれ以上に人気です。
健全な資産運用が日本にも広がれば言う事はありません。
このブログを始めた動機が人生設計の激変に気付き、投資の必要性を理解して
ほしかったからに他ならないからです。
なぜ株式投資か
この記事を読まれた方のお土産
年金問題は大きな注目ですが、ここにも激変が発生しました。
年金勝ち組から年金総負け組への変化
デフレ時代は現金が強く、物価スライド方式や政治的配慮もあっての
デフレ時の年金額現状維持の年金優遇でしたが、
インフレ下のマクロスライド方式で年金者は置いてけぼりの総貧乏(購買力の持続的低下)
に激変しました。
まずタイトルについて語る前に
努力は(必ず)報われる という言葉についてどう考えますか?
無条件に肯定する人、無条件に否定する人、どちらともいえない人等色々いると思います。
厳しい考えならば「報われないのならばそれは努力とは言わない」
(努力が不足している)と述べた有名人もいます。
これに対する否定派は自分が成功したからそんなことが言えるのだと言います。
最大公約数的答えならば努力が報われる人も報われない人もいる。
ただ、その努力した過程は人生においてプラスになる。マイナスにはならない
あたりでしょうか。
ここである有名人の言葉があります。(上記の有名人とは異なる方です)
「正しい場所で 正しい方向に 十分な量された 努力は裏切らない」という言葉です。
つまり無条件ではなく、条件付きという事です。
さて察しの良い方は株が上がるには条件が必要と気が付いたでしょう。
会話をしても言わなくてもわかる人、言われてわかる人、言われてもわからない人の
3タイプがあると述べたら4番目にそもそも人の話などまったく聞かない人もいると
指摘されました。
なるほど詐欺防止には役立ちますが、損をすることもあるでしょう。
さて前振りが長くなり過ぎましたが、
株が上がる条件は資本主義が順調に機能するという条件があります。
人はよほどの例外を除けば(%で述べればいないと言っていいほど)豊かになりたい、
お金に困る生活はしたくない、給料(収入)が増えてほしいと思うはずです。
お金が増えて経済が拡大する良い形のインフレになります。
つまり資本主義が順調な形とは良い形の緩やかなインフレが進むという事です。
需要拡大型と言っていいでしょう。
さて現在はどうでしょう。
確かにインフレだから株価は上がりました。
給料も上がりました。
但し、物不足や(戦争等によるもの)人手不足が原因の供給不足が原因のインフレです。
供給不足型の悪いインフレです。
給料が上がってもモノやサービスがそれ以上に上がれば豊かにはなりません。
経済初心者にできるだけ簡単に説明するときに大根理論を使います。
あなたの給料は10万円、大根1本100円だとします。
あるいはあなたの金融資産が100万円、大根1本100円だとします。
給料で大根1000本の購買力があります。
(小学生相手ならば大根が1000本買えますといいます)
金融資産で大根1万本が買えます。
最近はネギが高いのでネギにしてくれと知り合い女性に突っ込まれました。(笑)
喜んでください、あなたの給料が15万円になりました。
あなたの金融資産が110万円に増えました。
但し、大根が値上がりして200円になりました。
買える大根の数は上がった給料で750本、増えた資産で5500本しか買えません。
あなたはお金持ちになりましたか?貧乏になりましたか?
答えは明確です。 貧乏になったのです。
買う事の出来る力、これを購買力と言います。
この購買力を維持すること、出来れば購買力を上げることが豊かさへの第一歩です。
歴代続く資産家(プライベートバンクを使うような資産家)の目的はこの購買力の向上の
ためにお金を払ってでも資産運用を行うのです。
この購買力が上がったのか下がったのかを示す指標があります。
給料、言い換えれば賃金で買えるもの(上記の例ならば大根)が増えたのか、
減ったのかを表す実質賃金です。
直近の発表で23か月連続低下になっています。約2年間貧乏になり続けているのです。
生活が苦しくなったと感じるのは当然で、統計上で証明されています。
さて察しの良い方(上記の言われなくてもわかる人)は金融資産ででも購買力はさらに
低下しているのではないかと思ったはずです。
何せ給料の購買力が1000本から750本に25%低下したのに対し、
金融資産の購買力は1万本から5500本と45%も低下しているのです。
資産運用を定期預金でしているとインフレに負ける。
いわゆるインフレ貧乏になることがわかっていただけたと思います。
さて横道にそれましたが、株が上がるには資本主義が順調に機能しなければ
だめだという事です。
デフレは論外、理想は良い形の緩やかなインフレです。
この形になれば株は購買力を上げるのに理想的な資産運用になります。
インフレに強い株
このように株式による資産運用はインフレにも有効ですが、上記の有名人の言葉にも
あるように正しい方向が必要になります。
株式投資の場合正しい(健全な資産運用としての)やり方と言うようになります。
参照 健全な資産運用の答え
もちろん目的がFIRE、有名になりたい、兜町の~、自由億の人はオリジナルの手法を
見つけて実践してください。
さてもう一つのキーワードは株式(相場)に巡航速度がないという点です。
株式投資の期待収益率が年5%でも毎年同じように5%ではないという事です。
理想のプロでも
書きましたが、タイミングを要求してはだめなのです。
成功者や出来る人はタイミングを要求しますが、プロ野球選手(今ならサッカー選手)に
なりたくても全員はなれません。
それと同じで、全員が適切なタイミングで売買したり、市場に出入りしたりはできません。
株式投資の大成功者(資産100億円以上)はやはり特別な能力を持つ人で話を聞いて
参考にするのは構いませんが、同じことはできません。
野球やサッカーの例がもっともなようにプロに教えててもらったからと言って
全員がプロにはなれないのです。
憧れや挑戦は自由ですが、お勧めはできません。
ただ、このブログでは再三述べているように株の期待収益はプラスでインフレ(率)を
上回る資産運用ができるので有効なのです。
株式投資は大成功者の述べているようにタイミングをとらえれば資産は極大化しますが、
逆に出れば資産が減少するかもしれないという事です。
株の期待収益率が年平均5%、1標準偏差が25%とすれば
最大で年率プラス30%からマイナス20%になります。
2標準偏差が発生すればプラス55%からマイナス45%になります。
つまり預金のように決まった変化率ではなく、上下に大きくブレるという事なのです。
投資は自由で自己責任の世界なのでどう考え、行動するのも自由ですが、
期待収益率がプラスなのでそれを生かした方法を取れば多くの人が果実を得られます。
いわゆる凡人が資産を増やす方法です。
あとは何を選択するか、あるいは何も選択しないかだけです。
身近な人にも投資をする人が増えてきました。
蛇足
最近高利回り株や、高利回り株ファンドが人気です。
キャピタルゲインが仮にゼロでも配当利回りが得られるのでインカムゲインだけでも
預金金利や国債利回りを上回れることに気が付いたからではないでしょうか。
インデックス投資やパッシブ運用はそれ以上に人気です。
健全な資産運用が日本にも広がれば言う事はありません。
このブログを始めた動機が人生設計の激変に気付き、投資の必要性を理解して
ほしかったからに他ならないからです。
なぜ株式投資か
この記事を読まれた方のお土産
年金問題は大きな注目ですが、ここにも激変が発生しました。
年金勝ち組から年金総負け組への変化
デフレ時代は現金が強く、物価スライド方式や政治的配慮もあっての
デフレ時の年金額現状維持の年金優遇でしたが、
インフレ下のマクロスライド方式で年金者は置いてけぼりの総貧乏(購買力の持続的低下)
に激変しました。