買い方全滅 [株]
経済産業省が30日発表した10月鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整済み)は
前月比0.5%上昇(予想2.5%の上昇)の86.1となり、8カ月連続の上昇となりましたが、
発表数値は予想を下回りました。
生産予測指数は11月が前月比3.3%上昇、12月が同1.0%上昇となりました。
本日前場の日経平均は217円41銭高の9298円93銭で終了しています。
先週末のドバイショックの大幅安の反動で、戻りで始まり、そのあとも堅調に推移しました。
しかし、200日移動平均線(約9371円)は回復していません。
2009年11月30日前場の日経平均 2009年11月30日前場の日経平均先物
始値 9189円17銭( 9:01) 9190円( 9:01)
高値 9314円16銭(10:23) 9310円(10:22)
安値 9162円18銭( 9:05) 9180円( 9:04)
前引 9298円93銭(11:00) 9290円(11:00)
データ
寄り付き前の外資系証券10社注文状況
売り 買い
11月 2日 1620万株 1920万株 300万株の買い越し
11月 4日 2650万株 2040万株 610万株の売り越し
11月 5日 2150万株 1860万株 290万株の売り越し
11月 6日 2020万株 1590万株 430万株の売り越し
11月 9日 2520万株 1980万株 540万株の売り越し
11月10日 1590万株 1960万株 370万株の買い越し
11月11日 2300万株 2660万株 360万株の買い越し
11月12日 1590万株 1990万株 400万株の買い越し
11月13日 1430万株 1690万株 260万株の買い越し
11月16日 2150万株 1720万株 430万株の売り越し
11月17日 2450万株 3180万株 730万株の買い越し
11月18日 3040万株 2920万株 120万株の売り越し
11月19日 3050万株 2150万株 900万株の売り越し
11月20日 2220万株 1790万株 430万株の売り越し
11月24日 1900万株 1910万株 10万株の買い越し
11月25日 2200万株 1220万株 980万株の売り越し
11月26日 1650万株 1610万株 40万株の売り越し
11月27日 1600万株 1290万株 310万株の売り越し
11月30日 2110万株 2520万株 410万株の買い越し
これ以前のデータは左サイドバーのマイカテゴリー
寄り付き前の外資系証券10社注文状況 でご覧ください。
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【買い方全滅】
あくまでも移動平均線を用いたテクニカルの話ですが、
2009年11月27日終値は9081円52銭で終了しました。
これが何を意味するかと言えば、200日移動平均線(以下200日線)の9371円06銭を割り込み
(平均的にみた)買い方の利益がなくなったことを意味しています。
移動平均線はその期間の平均買いコストを意味しますので、移動平均線を下に突き抜けることは
その期間に買った人がおおむね含み損を抱えることを意味します。
今回の8月31日ザラバ高値10767円からの下落相場で、5日線、25日線、75日線を
次々と下回り、最後の砦の200日線をついに下回りました。
これにて移動平均でみる限りの買い方で含み益のある人はいなくなり、買い方全滅となります。
教科書では損切りを含めた撤退を指示しています。
もっともこれは200日線を使った長期投資家の場合であり、25日線を使った短期投資家はとっくに
撤退したか、売り方に回っているでしょう。
さて、200日線は最も長い目で見た場合の投資スパンと言われますが、それより長いものはないのでしょうか。
一般的ではありませんが、13カ月移動平均線を見てみましょう。
11月27日時点で、9188円61銭にあります。
11月27日終値(9081円52銭)では、これすらも下回っていますので単純にみればこれでも撤退サインと言うことになります。
しかし、月足判定では終値(月末)だけの判定になりますので、11月30日の終値が判定基準になります。
もちろん教科書に載っている方法ではありません。
つまり、11月30日の終値が9188円61銭を下回ると撤退サインと言うことになります。
実際には11月30日分の移動平均線の変動額も加味することになりますが、
11月30日に107円10銭以上の上昇がなければ、撤退サインと言うことになります。
蛇足ですが証券業界(強気でなんぼ、上がってもらわないと商売ができない)では200日線が
上昇している間の短期間に、これを上回ればまだ上昇トレンドは緩やかに継続していると主張する
人々もいます。(ポジショントークという言葉があります)
もちろんファンダメンタル(的には買いずらい)や短期のリバウンド狙い、今は絶好調の売り方、
個別株の選別投資、言うまでもなく休むこと(個人投資家の特権)、日本市場以外を投資対象に
することなど様々な選択肢があります。
前月比0.5%上昇(予想2.5%の上昇)の86.1となり、8カ月連続の上昇となりましたが、
発表数値は予想を下回りました。
生産予測指数は11月が前月比3.3%上昇、12月が同1.0%上昇となりました。
本日前場の日経平均は217円41銭高の9298円93銭で終了しています。
先週末のドバイショックの大幅安の反動で、戻りで始まり、そのあとも堅調に推移しました。
しかし、200日移動平均線(約9371円)は回復していません。
2009年11月30日前場の日経平均 2009年11月30日前場の日経平均先物
始値 9189円17銭( 9:01) 9190円( 9:01)
高値 9314円16銭(10:23) 9310円(10:22)
安値 9162円18銭( 9:05) 9180円( 9:04)
前引 9298円93銭(11:00) 9290円(11:00)
データ
寄り付き前の外資系証券10社注文状況
売り 買い
11月 2日 1620万株 1920万株 300万株の買い越し
11月 4日 2650万株 2040万株 610万株の売り越し
11月 5日 2150万株 1860万株 290万株の売り越し
11月 6日 2020万株 1590万株 430万株の売り越し
11月 9日 2520万株 1980万株 540万株の売り越し
11月10日 1590万株 1960万株 370万株の買い越し
11月11日 2300万株 2660万株 360万株の買い越し
11月12日 1590万株 1990万株 400万株の買い越し
11月13日 1430万株 1690万株 260万株の買い越し
11月16日 2150万株 1720万株 430万株の売り越し
11月17日 2450万株 3180万株 730万株の買い越し
11月18日 3040万株 2920万株 120万株の売り越し
11月19日 3050万株 2150万株 900万株の売り越し
11月20日 2220万株 1790万株 430万株の売り越し
11月24日 1900万株 1910万株 10万株の買い越し
11月25日 2200万株 1220万株 980万株の売り越し
11月26日 1650万株 1610万株 40万株の売り越し
11月27日 1600万株 1290万株 310万株の売り越し
11月30日 2110万株 2520万株 410万株の買い越し
これ以前のデータは左サイドバーのマイカテゴリー
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【買い方全滅】
あくまでも移動平均線を用いたテクニカルの話ですが、
2009年11月27日終値は9081円52銭で終了しました。
これが何を意味するかと言えば、200日移動平均線(以下200日線)の9371円06銭を割り込み
(平均的にみた)買い方の利益がなくなったことを意味しています。
移動平均線はその期間の平均買いコストを意味しますので、移動平均線を下に突き抜けることは
その期間に買った人がおおむね含み損を抱えることを意味します。
今回の8月31日ザラバ高値10767円からの下落相場で、5日線、25日線、75日線を
次々と下回り、最後の砦の200日線をついに下回りました。
これにて移動平均でみる限りの買い方で含み益のある人はいなくなり、買い方全滅となります。
教科書では損切りを含めた撤退を指示しています。
もっともこれは200日線を使った長期投資家の場合であり、25日線を使った短期投資家はとっくに
撤退したか、売り方に回っているでしょう。
さて、200日線は最も長い目で見た場合の投資スパンと言われますが、それより長いものはないのでしょうか。
一般的ではありませんが、13カ月移動平均線を見てみましょう。
11月27日時点で、9188円61銭にあります。
11月27日終値(9081円52銭)では、これすらも下回っていますので単純にみればこれでも撤退サインと言うことになります。
しかし、月足判定では終値(月末)だけの判定になりますので、11月30日の終値が判定基準になります。
もちろん教科書に載っている方法ではありません。
つまり、11月30日の終値が9188円61銭を下回ると撤退サインと言うことになります。
実際には11月30日分の移動平均線の変動額も加味することになりますが、
11月30日に107円10銭以上の上昇がなければ、撤退サインと言うことになります。
蛇足ですが証券業界(強気でなんぼ、上がってもらわないと商売ができない)では200日線が
上昇している間の短期間に、これを上回ればまだ上昇トレンドは緩やかに継続していると主張する
人々もいます。(ポジショントークという言葉があります)
もちろんファンダメンタル(的には買いずらい)や短期のリバウンド狙い、今は絶好調の売り方、
個別株の選別投資、言うまでもなく休むこと(個人投資家の特権)、日本市場以外を投資対象に
することなど様々な選択肢があります。
こんにちは、龍之介さん。
ご訪問とnice!をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2009-11-30 14:19)