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株式昔話 8 [株]

本日前場の日経平均は51銭高の9675円00銭で終了しています。
アメリカ株式の5日ぶりの反発を受けて小幅高で始まりましたが、寄り天で一時マイナスになるなど
伸び悩みました。

2009年10月6日前場の日経平均    2009年10月6日前場の日経平均先物

始値  9744円42銭( 9:01)         9750円( 9:00)
高値  9744円42銭( 9:01)         9760円( 9:00)
安値  9669円16銭(10:16)         9670円(10:14)
前引  9675円00銭(11:00)         9670円(11:00)

データ
寄り付き前の外資系証券10社注文状況

          売り     買い
 9月 1日 1100万株    990万株   110万株の売り越し
 9月 2日 2240万株   2360万株   120万株の買い越し
 9月 3日 1670万株   1460万株   210万株の売り越し
 9月 4日 2610万株   1680万株   930万株の売り越し
 9月 7日 1430万株   1350万株    80万株の売り越し
 9月 8日 2430万株   1550万株   880万株の売り越し
 9月 9日 3100万株   2670万株   430万株の売り越し
 9月10日 1720万株   1760万株    40万株の買い越し
 9月11日 2570万株   2510万株    60万株の売り越し
 9月14日 1630万株   2550万株   920万株の買い越し
 9月15日 1490万株   1470万株    20万株の売り越し
 9月16日 1770万株   1540万株   230万株の売り越し
 9月17日 1280万株   2260万株   980万株の買い越し
 9月18日 2380万株   3730万株  1350万株の買い越し
 9月24日 2340万株   2290万株    50万株の売り越し
 9月25日 3590万株   2970万株   620万株の売り越し
 9月28日 3020万株   1720万株  1300万株の売り越し
 9月29日 2990万株   1860万株  1130万株の売り越し
 9月30日 2500万株   2840万株   340万株の買い越し
10月 1日 3250万株   1710万株  1540万株の売り越し
10月 2日 3170万株   2580万株   590万株の売り越し
10月 5日 2020万株   2940万株   920万株の買い越し
10月 6日 2430万株   2280万株   150万株の売り越し

これ以前のデータは左サイドバーのマイカテゴリー
寄り付き前の外資系証券10社注文状況 でご覧ください。
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【株式昔話 8】

転換社債(現在は転換社債型新株予約権付き社債)

投資を長く続けるには勝つことより負けないことが大切と述べてきました。

資金が豊富で趣味でやっている人を除けば、負け続けると資金の枯渇を招くか、メンタルが(負けの多さに)耐えきれなくなってしまいます。
このようにリタイヤしていく人が少なからずいますので、長く続けられるということはそれなりの結果が出ていると考えることもできます。

昨今は100年に一度の世界的な不況と言われていますので、投資で利益を上げることも簡単ではありません。
もちろん100年に一度の不況ということは100年に一度のチャンスと考えることもできますが、簡単に回復するとは限りません。(何せ100年に一度ですので)

そこである程度の回復のめどが立つまでは勝負しないと考える人がいても当然です。
また利益の極大化などしょせん普通の人には不可能なことだと悟り、ドルコスト平均法を用いたインデックス投資を実践している方も最近は目につくようになりました。
投資方針は自由なので、どのような方法を取ろうともかまいません。

しかし、少しでも利益を大きくしたいという欲望は簡単に捨て去ることはできません。
いつかは上がる(と思っている)のですから何とか損を出さないように、できれば少しでも増やしてその時を待ちたいと思うのが人情でしょう。
もちろん現金で保有してその時を待つ、とりあえずは預金にしておく、と言うのも一つの考え方ですが、減らないという目標は果たせても増やすという命題にはまったく不足です。

昨今は世界中が利下げラッシュで、先進各国では投資の基準5%を満たす国はなくなりました。
途上国では高金利を提示する国もありますが、世界の資金の流れを考えれば元本リスクは高いと言わざるを得ません。

できれば円(為替リスクなし)で運用して5%位のリターンを得ながら株価上昇を待ちたいと考えた人はいないでしょうか?
このブログを熟読している方は高利回り株を考えた人もいるでしょう。
もちろんそれも一つの選択ですが、企業業績が急速に悪化している中では減配・無配リスクは避けては通れません。(今年の中間配当が1兆円減額は昨日お伝えしました)
これらの高利回り株がこれらのリスクが実体化した時には元本の毀損(株価の値下がり)も同時に起こりえますので、泣きっ面に蜂になることもあります。

昔話ですが、かつてのバブル崩壊局面で上記の条件を満たした投資方法が存在しました。
(満期まで持てば元本保証でそこそこの利回り)
それが転換社債(当時)でした。

あなたがここなら絶対大丈夫(つぶれない)と思う会社はありませんか。
その会社が転換社債型新株予約権社債(以下CB)を発行しているかどうか調べてみてください。
その中で発行価格割れ(原則100円未満)があったら利回りを計算してみてください。
利回り裁定が働きますので、時間の経過とともに100円に近づいていきます。
満期まで売る時が来なければ当初の利回りが確保でき、時間が経過して換金する時も購入価格より高くなっていることがほとんどです。
また利札が付いているものは株式が減配・無配となっても利金の修正はありません。
守りながら次の機会を待つには一考の価値ある商品です。

実はバブル(1989年が頂点)崩壊の際にはこの金融商品に大きく助けられました。
値上がり益をとれる機会は少なかったのですが、満期まで持てば当初の利回りは確保できましたし、無駄に買い物をしないで済むというおまけもありました。
最大のリスクは発行元の倒産なので、そのことに注意を払えば守備重視の人には向いている金融商品と考えることもできました。

現在は以前に比べると発行する企業が大幅に少なくなっていますが、利回り3%以上のものもあります。


あくまでも投資は自己責任でお願いします。
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コメント 6

wine

>投資を長く続けるには勝つことより負けないことが大切と述べてきました。

言われる通りですね!(^^)
 そのため、地合いの悪いマーケットや、想定外のイレギュラーな部分があると戦いません。 また、すぐに利益率を落としてもヘッジを考えます。
これが、長くやるコツだと思います。
 (どんな時でも、1)先読み(最優先)、2)バリェーション、3)コラボレーション、4)リスクヘッジで利益確保!!)
 去年は、FX覚え始めで、かなり負けがかさみノルマがきつい年でしたが、今年はそのおかげで半分はFXの利益です。
(去年初めまでは、外国株をやるので為替リスクヘッジ目的でしか使いませんでした。)
 私のスタイルでは、先読みこそ安全に利益拡大できる重要な要素だと思っています。調べものがえらく多いのが欠点ですね(TT)

 また、集中すると他のマーケットが見えなくなるのをなんとかしないと駄目だと反省しきりです。

 金鉱株ハイペースで上がりました。ベストタイミングです。怖いです!
購入価格想定はベストのようです。
 現在でも、販売に直接関与するCEOですから、「何かやったかな?」と思っています。(CEOの販売の過去の記録を調べると実に巧みです。山師でないのに、マーケットで1代で世界最大の金鉱会社作る人は違う!!)
 次のアクションが楽しみです。
 ビクビクワクワクです!(^^)
 
 次は、モンゴル参入機会を待っています。
(金鉱株ですが、とっても堅調です。)


 (^0^)
by wine (2009-10-07 05:49) 

renbajinharuhi

おはようございます、wineさん。
おっしゃる通り、まさに先読みこそが投資で勝ち抜く最優先事項です。
ただ、早すぎるとだれも付いてこない不安と戦わなくてはならないのがいけないので(笑)半歩先といわれるのでしょうが、そうそう都合よくはいかないのが現実です。(要するに力不足)

金価格が史上最高値を更新してきました。
まさに先読みがずばりと当たりましたね。
おめでとうございます。

イギリスの新聞が原油決済をドル以外で行うことを産油国と露、中、日などが検討(名前が出た国は否定)と伝えられたこともベストタイミングでしたね。
このことをつかんでいたのか、情報操作か、いずれにしても上記のCEOはタダものではないですね。(wineさんもただものではないのかも)
by renbajinharuhi (2009-10-07 07:49) 

wine

どうもありがとうございます。<(_ _)>

>ただ、早すぎるとだれも付いてこない不安と戦わなくてはならないのがいけないので(笑)半歩先といわれるのでしょうが、そうそう都合よくはいかないのが現実です。

この前段階から想定するのでこれはないですね!
(どこか漏れがないか、モデル通り動いているかは、各指標、ニュースで前段階からチェック,修正が必要ですが。)
 時間軸のずれはありますね!(これも修正要因。なぜずれているか?)

 しかし、「幸福の中にこそ、魔は潜む。」です。
 こういうときこそ、注意が必要です。
 武道でも、残心が重要視されます。
想定モデルに対する指標チェックは続行します。

 さらに、適時ヘッジを考えながら最高の効率を見せるGOLD/USDで、適時に増やしていきます。
(^^)

 目下の宿題です。
 CFDも自在に駆使できるようになりたい!!!!(>O<)
 アメリカ、ユーロ圏の金利動向モデルは半年先まで出来てきていますが
周辺諸国は、まだ手に負えません!(><)
by wine (2009-10-07 08:41) 

renbajinharuhi

結果を出しても安心することなく、次にそなていれば足をすくわれる心配はないでしょう。
そのうえ更なる進化を目指しているのだから素晴らしいの一語に尽きます。
by renbajinharuhi (2009-10-07 10:40) 

wine

renbajinharuhi様!!
恐悦至極に存じます!<(_ _)>

 わたしこそ、匠のrenbajinharuhi様と話ができて光栄です
(^^)

 次にプロの方はこのように考えているようです。。
・ 「投資家たちは、マーケットに対して相変わらず懐疑的だ。しかし、このマーケットは、まだまだ行けると思う。来年の第1四半期までに、S&P500指数は1250あたりまで上昇するだろう。」 --- ライアン・デトリック氏(Schaeffer's Investment Research) 火曜、S&P500指数は1054.72で終了しているのを受けて。

アメリカでもFXが増えてきているのかもしれません。

・ 「アジアの経済回復はV字型、ヨーロッパはL字型、そしてアメリカはU字型だ。」 --- トマス・マクマナス氏(Wells Fargo Advisors)

 こうなるのは、流入資金に対するマーケット規模だと思います。

・ 「金価格が1オンス1040ドルを超え高値が更新されたが、これは、あくまでもドルでの話だ。円とユーロで見ると、金は高値をまだ更新していないから、最近の金価格上昇の原因はドル安だ。」 --- (Bespoke Investment Group)

 以前書いた、通り最大の利益はGOLD/USDだと思えます。
準備した口座はレバ400で使いやすいです。(銀、プラチナも使えるので使いやすいです。)
 想定レートは、以前「1300ドルまではいく。」と書きました。
 ただ、最大金鉱会社のCEOは動いたのでかなりロングタームが想定されます。
 他の会社は、この方を注視している様子です。(あわてて全金鉱会社が売りヘッジを損失出しても外したり、影響力はスゴイですね。)
 怖い人です!!(過去の販売記録を見て「この方の希望に沿う配置、タイミングは?」と考えています。)
(^^)
by wine (2009-10-07 12:57) 

renbajinharuhi

こんにちは、wineさん。
>通り最大の利益はGOLD/USDだと思えます。
実に的確な選択です。
先物取引や金のETFに投資している人は多いでしょうが、多分思ったほどの成果は上がっていないでしょう。(円換算なので)

本日の1326 SPDRゴールド・シェアは9050円前後で推移しています。
年初来高値は6月の9320円ですので届いていません。
さらに上場来高値の2008年7月15日の10210円には程遠い値です。
2008年7月15日を見てみると
NY金は973ドル70セント、為替は1ドル=105円41銭でした。
東京の現物価格は3505円でした。

まさに円価格での金買いでは利益獲得は困難です。
いまひとつ金の人気が日本では盛り上がっていない原因でしょう。
先物市場もフィーバー(→古い)しているとは言えません。
もっともだれもが金だ!金だ!と騒ぎだす頃(円価格での最高値更新)にはwineさんは売り抜けているでしょう。
by renbajinharuhi (2009-10-07 13:50) 

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