戦略 [株]
今週は今年の残りの１ヵ月半の流れを決める重要な週になります。
独断で言わせてもらえば、投資家（特に個人投資家は）傷ついています。
特に最近では唯一利益が出ると思われていたＩＰＯさえも不振で買い控えが蔓延しています。
個人投資家は一人ひとりの売買単位は少なくとも数の上では一番多いので、その合計市場シェアは外国人投資家についで２番目です。また投資信託についても大きな買い手であるので、個人投資家の株離れは投信への資金流入の減少を通じて、買い手の一段の減少につながります。
そして、今年最大のＩＰＯであるあおぞら銀行がいよいよ明日に上場します。もしこの株が売り出し価格割れをすれば機関投資家が傷つくことになります。そうなった場合市場のセンチメントが悪化するのは言うまでもありません。さらにタイミングが悪いことに１１月後半からは税金対策の売りが出やすくなります。ご存知とは思いますが、含み損のある株を売ることで損益通算を行い、株式売却益に対する税金の支払いを少なくするための売りです。この税金対策の売りは通常よりも価格にこだわらない場合が多く、市場の下振れ要因になりやすいのです。当然ながらこの場合含み損のある株を売るわけですから株式市場が好調で含み損のある株が少なければ売りに出る株数も少なくてすむのですが、今年を振り返るとどう考えても新興市場を中心に含み損のある株を投資家はいっぱい抱えてているはずです。
ここまで考えるとあおぞら銀行が売り出し価格を割れたまま低迷した場合、強気にはなれません。私はその場合今年の日本株相場でキャピタルゲインを狙うことはお終いにします。（利益の出ている中国株とアメリカ株は勝負を持続します）
上記は私見であり、相場は自己責任でお願いします。
若者たちに新しい投資手段を提供する
サンフランシスコの証券会社「LOYAL3」
http://diamond.jp/articles/-/148818?page=3
by サンフランシスコ人 (2017-11-11 03:15)
若い世代を獲得できない産業は衰退しますからね。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2017-11-11 07:02)