リスクを取るや取らざるや

投資家とは欲張りな人種ですので、欲が目を曇らせ冷静な判断ができなくなってしまうことが往々にしてあります。
以下は有名なテストです。
第１問
あなたは８０万円の賞金を獲得しました。ここでやめれば８０万円を持って帰れます。ただしあなたにはサイコロを振る権利があります。（振らなくても良い）振った場合１．の目が出たら８０万円は没収されます。それ以外の目が出たら賞金は１００万円に増えます。
あなたはどうしますか？
Ａ　８０万円を持って帰る。
Ｂ　サイコロを振って１００万円に挑戦する。

第２問
あなたが連帯保証人になった友人が夜逃げしました。あなたは４００万円を払わなくてはなりません。博打好きの闇金業者は１つの提案をしてきました。サイコロを振って１．の目が出たら借金を棒引きにしてやる。ただしそれ以外の目が出たら借金は５００万円だ。好きなほうを選べ!!　あなたはどうしますか?
Ｃ　４００万円を払う。
Ｄ　サイコロを振って棒引きにかける。

あまりにも有名なテストなので答えは書きませんが、（リクエストが多い場合は後日に）取ってもいいリスク、取ってはいけないリスクの問題例としては非常にいい問題だと思います。これによって投資家適性のほんの一部でもわかることは自分を知る上で大きなプラスになると思います。

ここまで読んだ上で次の問に答えてください。
現在日経平均は価格的にもチャート的にも微妙な位置にあります。上がるのか、下がるのかプロの間でも意見が分かれています。あなたはどうしますか?
１．買う
２．買わない
３．その他（自由に答えてください）


投資家とは買わずに上がるリスクより、買って下がるリスクをとるものです。
そのリスクをとらせる源は儲けたいという欲であることは疑いの余地はありません。
投資経験の無い人は買って下がると損するけど、買わないで上がっても別に損しないと簡単に言います。機会喪失の概念が無いからですが、その一面真理でもあります。