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ひとりごと [株]


日米株価(ダウと日経平均)が指数的に接近したので比べやすくなり、
どちらがより強い市場かを比べる目安と言う考え方も出てきました。

ダウと日経平均の数値競争で40000は日経平均が先着しました。
ただ、スピード違反の上昇相場の第一ラウンドにすぎません。
理論重視の投資スタイルならば割高と考え利食い売り優先と考えるのは当然で、
今までやられ続けた売り方は40000の大台到達で今度こそはリベンジを
狙っているかもしれません。

また出遅れたと考える投資主体は押し目待ちなのでしょうが、少しでも押したら
買いたい人が多ければ大きくは押さず、押し目待ちに押し目なしの状態になります。
米株はバブルが始まっていると私は述べましたが、多くの人はゴルディロックスと
思っているのでバブルは当面続きます。

ジョン・テンプルトンの格言ならば楽観は通り過ぎ、陶酔の段階に入りつつあります。
株を買わないのは馬鹿だとまでには至っていませんが、(ごく一部ではあるかも)
仮に40000(ダウは39000)で買っていくらで売るつもりなのでしょうか。
最低でも1割と考えれば45000近くという事になります。
証券業界は上げ歓迎の世界なので50000でも10万でもなどとあおるでしょうが、
まさにバブルの歴史は繰り返すといったところでしょう。

人間の欲とは限りなく、技術は著しい進化があっても精神は進化していないという事が
よくわかります。
バフェットの「株式市場とは人間がいかに馬鹿なことをするかを見る場所である」
と言う言葉が浮かんできます。

正直何を買ったら(特に個別株)わかりません。
話題の中心のAI関連は理論的にも感覚的にも高すぎて買えません。
もちろんバブル化すれば上がるかもしれませんし、ベンチマーク対比の投資主体は
下げになるまで買わざるを得ません。
かといって割安に放置されている株は二極化もあってこれからも買われそうに
ありませんし、株なら何でもいいというようになればバブル崩壊の直前であることは
歴史を振り返れば明らかです。

躍る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らなソンソンと考えればマグニフィセント7
(いまは6?5?4?)に飛び乗るか、個別をあきらめ指数にするかの選択でしょう。
私の好きな高利回り株で有望なものはもうなくなりました。(あくまで私見)
2020年に5%以上の利回りがあった銀行株ももはや3%を下回りました。
インカムが無視され、キャピタルのみで考えられるようになるのもバブル期の特徴です。
大幅に上がった持ち株を大事にしつつ売り上がりのペース配分を考えながら対処します。
あとは究極の理想であるどのような市場環境でも上がる株を見つけることに専念します。
(心当たりはあります)

弱気なことばかり述べたかもしれませんが、何らかのきっかけがない限りは強気相場
(楽観→陶酔)は続くでしょう。
真っ先に考えられるのはFRB利下げのシナリオが崩れ、最悪は利上げ転換でしょう。
あとは日銀の拙速な金融政策変更です。

3月17日からの週は日米金融政策決定会合の週です。


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