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それぞれの選択 [株]

欧州連合(EU)は19日、臨時首脳会議を開き、
初代の欧州理事会常任議長(EU大統領)にベルギーのヘルマン・ファンロンパイ首相、
外務・安全保障上級代表(EU外相)に英国のキャサリン・アシュトン欧州委員(通商担当)の
指名で合意しました。

本日前場の日経平均は119円88銭安の9429円59銭で終了しています。
安く始まり、一時下げ幅を縮小する場面もありましたが、再び下げ幅を拡大しました。
後場の寄り付きに信用取引の追い証投げが推定され、その後の値動きが注目されます。


2009年11月20日前場の日経平均    2009年11月20日前場の日経平均先物

始値  9460円21銭( 9:01)          9450円( 9:00)
高値  9513円60銭( 9:51)          9520円( 9:50)
安値  9423円66銭(10:59)          9420円(10:54)
前引  9429円59銭(11:00)          9430円(11:00)

データ
寄り付き前の外資系証券10社注文状況   
          売り     買い
 
10月13日 2630万株   2200万株   430万株の売り越し
10月14日 2320万株   2130万株   190万株の売り越し
10月15日 1970万株   3120万株  1150万株の買い越し
10月16日 1640万株   1880万株   240万株の買い越し
10月19日 1750万株   1760万株    10万株の買い越し
10月20日 1900万株   3570万株  1670万株の買い越し
10月21日 2040万株   2680万株   640万株の買い越し
10月22日 2340万株   2360万株    20万株の買い越し
10月23日 1550万株   2060万株   510万株の買い越し
10月26日 1460万株   1330万株   130万株の売り越し
10月27日 1160万株   1420万株   260万株の買い越し
10月28日 2110万株   1820万株   290万株の売り越し
10月29日 2740万株   2140万株   600万株の売り越し
10月30日 1590万株   2730万株  1140万株の買い越し
11月 2日 1620万株   1920万株   300万株の買い越し
11月 4日 2650万株   2040万株   610万株の売り越し
11月 5日 2150万株   1860万株   290万株の売り越し
11月 6日 2020万株   1590万株   430万株の売り越し
11月 9日 2520万株   1980万株   540万株の売り越し
11月10日 1590万株   1960万株   370万株の買い越し
11月11日 2300万株   2660万株   360万株の買い越し
11月12日 1590万株   1990万株   400万株の買い越し
11月13日 1430万株   1690万株   260万株の買い越し
11月16日 2150万株   1720万株   430万株の売り越し
11月17日 2450万株   3180万株   730万株の買い越し
11月18日 3040万株   2920万株   120万株の売り越し
11月19日 3050万株   2150万株   900万株の売り越し
11月20日 2220万株   1790万株   430万株の売り越し


これ以前のデータは左サイドバーのマイカテゴリー
寄り付き前の外資系証券10社注文状況 でご覧ください。
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【それぞれの選択】

OECDの予想では日本は2010年に成長率が+1.8%とプラスに転じるものの、
失業率は2011年まで5%台半ばのままと予想されています。
この予想が正しいとするならば、雇用なき景気回復ということになり、二極化が拡大しそうです。

もちろん人にはそれぞれの立場、ライフスタイル、考え方などがあり、投資に至っては全く自由な世界なので、どのような選択をするかは人の数だけあるといってもいいでしょう。

現在日本株は明確な下落トレンドの中にあります。
一番の注目はどこまで下がるか、どこで下げ止まるかということでしょう。
その数値の予想もいろいろあるでしょうが、どこかで下げ止まることは間違いありません。
さらに時期がそれ以上に興味の的でしょうが、これもあらゆる日柄からの予想があります。

まあ、予想すること(考えること)は大切ですが、当たらないと思うくらいでちょうどいいのでしょう。
大切なのは大きな方向を見誤らないことと、自分のスタンスに合った戦略をとることです。

日本株について、もう成長はしない、少子高齢化や多額の負債(国債発行)で、先行きの見通しは
全く駄目だと考えるのならば、投資対象から日本株を外すという考え方もあります。
そうではなく、景気は循環するし、たとえ外部要因主導であっても日本の経済はある程度までは回復すると考えるならば、安くなったところは拾っておくという考え方もあります。
この日本株を投資の選択として考えるか考えないかが一番大きな方向です。

さて、日本株を投資対象としないならば、日本株の議論は終わりです。
次にどこを(何を)投資対象にするかを考えなければなりません。
私自身は日本株を投資対象に入れているので、どうするかを考えなくてはいけません。

基本的な考え方は投資スタンスに左右されます。
トレンドフォローの投資家ならば、現在は下落トレンドなので売りから入り、買い戻しでの利益確定を狙うでしょう。
デイトレーダーならば独自のシステムで、毎日のチャンスを虎視眈々と狙うでしょう。
もちろん売りから入る選択もあるでしょう。
短期の買い専門の投資家ならば現在はキャッシュポジションを高め休んでいるでしょう。
インデックス投資ならば株価変動を気にすることなく、コツコツと買い続けているでしょう。
いずれも自分の投資スタンスに合った手法だと思います。

ここで長期投資家(もちろん日本株が投資対象)はどう考えればいいのでしょう。
株は安くなったら買って、高くなったら売ると考えるならば、多くの人が株が良いと言っているときは売り場探しが正解になります。(今ならばブラジル株や金・もちろんまだ上がるかもしれませんが)
では買い場はどこかと言えば、多くの人が株はだめだと言っているときになります。
現在の日本株はその条件にかなり近づいてきているのではないでしょうか。
もちろんどこで下げ止まるかをずばりと言い当てることなどできません。
ここで買って、もし下がったら仕方がないと自分で納得できる水準まで下がったら買えばいいのです。
別に他人に披露する必要はありませんし、出せる範囲で指値を出しっぱなしでもかまいません。

これこそが自己責任の上で自由な投資の世界の最大の長所です。
他人の顔色や空気を読む必要はありません。
相場の空気を読めという人もいるでしょうが、実際読み切れる人はほとんどいませんし、予想外のことが起きるのも相場です。
自分の根拠のもとにここまで安くなったら買いと思ったら買えばいいのです。
それで成功しても、失敗しても、それが今の自分の実力とそれに伴う結果だと受け止め、さらなる前進の糧にするしかありません。

私自身の最低目標は何度も述べているように年5%です。
言い方を変えれば5%の利回りがあれば長期保有は苦になりません。(インカムがあるので)
日本を代表する株が5%の利回りがあれば定期預金(0.2%~1%)よりはるかに有利な運用ができます。
どう考えるかはもちろん自由ですが、キャピタルはおまけ(往々にしておまけのほうが大きくなる)と考えられれば、買い場探しの段階に入ってきたと言えないでしょうか。
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コメント 6

wine

こんばんわ!
renbajinharuhiさん。

 しかし、利回りと考える場合、インカム+キャピタルとなるのではない後思います。(総資金に対し1年で増えた率)
 言われている文のままだと資産成長率が年率5%が目標といったほうがわかりやすいような?(??)
 間違いであればすみません。(_ _)

 それぞれの投資スタンスが存在するので、どれでもプラスならいいとは思います。効率が良ければなお結構です。

 キャピタルで5%でも、インカムで5%でも、同じ額であれば同じだと思います。

(^^)
by wine (2009-11-21 01:20) 

wine

すみません、少し訂正します。
「言われている文のままだと資産成長率が年率5%が最低限目標であり、インカムがべつにX%あります。」といったほうがわかりやすいような?
(??)
説明よろしくお願いします。(_ _)

 私の場合、給与があるため、どちらも手をつけないので(キャピタル、インカム)
を足したものが資産成長率になります。

(^^)
by wine (2009-11-21 01:43) 

renbajinharuhi

おはようございます、wineさん。
言葉足らずで、すみませんでした。

総金融資産が1年後に(決算日毎年12月30日)前年より5%(以上)増えることが目標になります。
利益を生まない資産もあります(自宅など)ので、このような定義としています。

例えば総金融資産が3000万円だとすれば、1年後の最低目標は3150万円になります。
この絶対値だけが目標で、インカムでも、キャピタルでもかまいません。
しかし、この金融資産の中に絶対に5%の目標が達成できない資産があります。
付き合いでやっている定期預金です。
したがって残りの金融資産の目標はもう少し上になります。

インカムが5%確保できればその部分にたいしては、キャピタルがゼロでもOKとしています。


利回り5%の株・値上がり益なしでもOK(値下がりすると部分的に目標は達成できなくなりますが、長期保有でも良しとします。もちろん値下がりしているとほかの部分でのカバーが必要になりますが、初期投資金額に対する5%は達成できています)=原則長期投資

利回り1%や無配の株・値上がり益狙いでの購入
(初期投資金額の5%が達成できないので、短期も含めた損切りもあり得ます)=原則短期売買

利回り6%の外債・為替差益はなくてもよい(差損は困りますが)=原則長期投資

厳密にいえば税金分がありますので、税率10%の金融商品は5.56%以上、税率20%の金融商品は6.25%以上が理想です。

できれば金融資産の一部をインカム専門に振り向けサラリーマンの年収600万円以上を確保しながら、残りの金融資産でキャピタル専門に運用するのが当面の理想です。

一つの理想形(現時点)
1億2000万円を6.25%の債券で長期運用=手取り金利収入600万円(月50万円)・税率20%として
残りの金融資産で思いっきり勝負(キャピタル一本)
by renbajinharuhi (2009-11-21 07:47) 

renbajinharuhi

おはようございます、ナンピンマンさん。
いつもご訪問とnice!をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2009-11-21 09:42) 

wine

 こんばんわ!
ようやく理解できました。
どうもありがとうございます。

おそらく、そこまで資金はいらないで可能だと思います。
バランス取りは個人の嗜好があるので、一概には言えませんが。
 また取引先も、選別の必要もあります。
いろいろ調べて、すべての枠抜きで、コラボレイトしてみてください。
 私のは送った通りです。
(^^)
 
 
by wine (2009-11-21 21:40) 

renbajinharuhi

こんにちは、wineさん。
現在には全くそぐいませんが、お金に関心を持ち始めた(もちろん子供時代)に金利生活者という人々がいました。
1億円貯めれば金利が6%として、月に40万円の手取りが(もちろんノーリスクで)得られて生活できるというものでした。

これが最初に描いた理想の生活ですが、この呪縛がいくらかは残っているようです。
もちろんインフレ率などは後になって知ったことですが、現在の日本ではノーリスクの6%は得られなくなりました。
ここからは多少欲ボケになりますが、生活費分は完全ノーリスクで確保したいのです。
したがって目安として普通のサラリーマンの生涯収入(圧倒的多数の生涯収入、それで一生生活する)3億円が最低目標となりました。
インフレや大増税による購買力の低下は起きるでしょうが、そうなれば最低目標額が上がることになります。

by renbajinharuhi (2009-11-22 14:55) 

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