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今週の展望(2012年3月最終週) [株]

      2012年3月23日 2012年3月16日 2012年3月9日 2011年12月30日     
          
日経平均  10011円47銭  10129円83銭  9929円74銭   8455円35銭
TOPIX     852.53      866.73      848.71      728.61
東証2部   2452.74     2440.76     2388.43     2111.43  
ジャスダック 1378.27     1366.71     1330.53     1180.05  
マザーズ    385.93      382.27      382.25      396.21                                                                            

先週の日経平均は週間で118円36銭の下落になりました。
火曜日が休日(春分の日)の変則日程の週で、小動きの日が続いていましたが、
週末の金曜日に115円61銭安と大きく下げました。
1万円台を割り込む場面もありましたが、週の終値では維持しました。

日経平均は10週連続の陽線(週末が週初より高い)をつけていましたが、記録は途絶えました。

週では下落になりましたが、投資家のリスクオンは続いています。
昨年末からの上昇幅は1556円12銭(18.40%)で、いまだ堅調な数値を維持しています。

今週は調整したものの、過剰流動性による資金が日本株を押し上げている現状に
大きな変化はありません。
指数的にも日経平均やTOPIXは下落しましたが、他の小型株指数は堅調に推移しています。

投資家の強気に大きな変化はなく、日経平均10000円を維持したことからもそれは読み取れます。
出遅れた人が押し目買いを入れていると考えられます。
ただ、上げの主役は外国人です。個人は売り越しています。

ヨーロッパ情勢は落ち着いたように見えますが、依然として危険要素をはらんでいます。
また株価の上昇エンジンの円安が止まった時は警戒が必要です。
さらに原油高の進行は強い警戒要因といえるでしょう。
さらに中国情勢が懸念要因に加わりました。
今週の下げの要因は中国情勢の不安と円高といえるでしょう。


           日経平均昨年来の高値       日経平均昨年来の安値

終値     10857円53銭(2011年2月21日) 8165円18銭(2011年11月25日)      
ザラバ    10891円60銭(2011年2月17日) 8135円79銭(2011年11月25日)


3月23日時点での各移動平均線
 25日移動平均線(上昇中) 9790円55銭
 75日移動平均線(上昇中) 9036円61銭

2月第4週には13週線と26週線のゴールデンクロスが示現しました。
これは一般的には中期上昇サインといわれています。
このトレンドは崩れていません。

投資家心理は強気に傾き過ぎていたので、ちょうど良い調整との見方が大半です。
むしろ1万円台を一度はっきり割り込んだほうが、あく抜け感が出るという指摘もあります。
外国人の買い越しが続いている限りは強気継続に分がありそうです。

抵抗線をことごとく突破し、10000円を回復したことにより、
次の目標は1万円台の値固め、さらにはチャート上の2011年7月9日の10207円91銭、
7月22日の10149円18銭のダブルトップ突破になりますが、前週終値10129円83銭は
第一の関門10149円18銭に迫っています。
ザラ場高値10148円47銭に至ってはこの値まで僅か71銭です。
もっとも3月15日のザラ場高値は10158円74銭をつけているので、
既に抜いているともいえます。
と先週述べましたが、やはりこの辺は数値的に一服がほしかったのでしょう。

日本株の割安感は喪失し、出遅れ感も修正されましたが、
新年度入りでどう動くかが注目されます。

弱気や慎重論も存在し、強弱感が対立しそうです。
今週は権利付き最終日がありますが、配当取りの買いは終了していると考えるべきでしょう。

ここまでの水準で購入していない人は明らかに出遅れですし、押し目買いを入れる水準は
人それぞれでしょうが、押しがやや不足しているようです。

ここからの買いは絶対的安い水準の買いではなく、上昇前提の押し目買いです。
買い遅れた人はいつ押し目買いを入れるかの間合いを測ることになります。

安値買いの人は買いの出番はありません。(行動は利食い売り、もしくは休み)
あくまで上昇過程と考える人の押し目買いです。
勢い重視の人は多少慎重になりそうです。(上昇の勢いが鈍るかも)
典型的なバイ&ホールド・悪く言えばアホールドの人は方針が問われる場面でしょう。
(利食いかホールドか)


もちろん投資は自己責任でお願いします。


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