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今週の展望(2020年5月第3週) [株]

金言
投資とは期待収益率がプラスのもの
ギャンブルとは期待収益率がマイナスのもの


    2020年5月8日  2020年5月1日  2019年12月30日      
          
日経平均  20179円09銭  19619円35銭  23656円62銭 
TOPIX  1458.28    1431.26    1721.36    
東証2部   5711.81    5613.69    7265.29    
ジャスダック 3193.49    3144.82    3837.58   
マザーズ    822.80     788.59     897.47
    
前週(2020年5月第2週)は連休の谷間の2営業日で、
コロナウイルス治療薬の期待と非常事態宣言延長の好悪材料のせめぎあいでしたが、
悪材料(非常事態宣言延長)は想定内の出来事と判断されて上昇しました。
ボラティリティはいまだ大きく、メンタルが揺さぶられる展開が続いていることに
加え新型コロナウイルス肺炎の終息は少なくとも日本全体では見られないので、
慎重な対応が必要です。(5月31日まで非常事態宣言は延長されました)
先だと思われていた20000円回復は特定警戒都道府県以外の手探りながらの
店舗等の再開などで、経済活動再開期待で投資家に楽観が広がり早々と達成しました。
日経平均は週間で559円74銭高で、すべての指数が上昇しました。

米中対立再燃が気になりますし、今週も慎重な対応が必要なのは言うまでも
ありませんが、デイトレードを中心とした短期筋(正確には目先筋)は
個別株中心に暴れるでしょう。
5月8日には代表銘柄の4563アンジェスがストップ高近くまで上げた後、
一転してストップ安で終わるなどまさに秒・分単位のトレードが盛んですが、
まさに値動きだけを見たギャンブルです。
もちろん参加自由で、面白いと思う人も多々いるでしょうが、勝つ人より負ける人が
多いのはいうまでもありません。
ギャンブルについては上記にありますが、根拠がないにもかかわらず自分だけは
勝てると思って参加することも特徴です。
注目の米雇用統計は今まで見たこともないような悪い数値でしたが、
(予想・失業率16%、非農業部門雇用者数2100万人減少)
予想を上回った(失業率14.7%、非農業部門雇用者数2050万人減少)
事により米株は上昇しました。

デイトレ、短期以外の投資家は休むという選択もありそうですが、
家にいる人が多くなることによって小口の資金で株をする人が増えていますが、
リスクは高そうです。
だからこそ上記で述べた慎重な投資姿勢が肝心と言えます。

過去の歴史に学ぶならば第一波の下げは終わり、一番底を付けた形になっています。
ただ、コロナウイルス危機は終息していません。
過去の歴史でも二番底を探りに行くのが通常で、その二番底が一番底を下回らなければ
初めて底打ち確認と言えます。
一番底後の3月25日のリバウンドの高値19564円38銭、
SQ値の19577円48銭を突破できるかどうかでしたが、この値を突破したので、
短期では戻り高値更新で上を見る格好となり次の心理的壁の20000円が
攻防ラインになりましたが、跳ね返された形になっていました。
4月30日に20000円を突破しましたが、翌日の5月1日に割り込んだことから
見ても20000円は抵抗ラインと言えます。
コロナウイルス問題が解決すれば別ですが、慎重姿勢は崩せません。
まもなく本格化する決算を確認したいところですし、予想ではとても20000円を
維持できる内容にはならないでしょう。
それどころか2021年3月期予測が立てられないという企業が続出しそうです。
ファンダメンタルズ分析不能という緊急事態に株式市場も陥りそうです。
しかし、空前絶後の過剰流動性が背景にある中、コロナは永久に続かないと考える
投資主体は一部買いを入れ、もうそろそろ売りを手じまい(利食い買い)と考える
投資主体の買戻しの相乗効果で株価は上昇しています。
過剰流動性が後押しする投機的市場が続いて、根拠なき上昇・いわゆるバブルになる
可能性があります。
その場合、当面の目標は目前にある高値からの半値戻しの20318円、
下げ止まりの目標だったPBR=1の20700円程度です。
(下値支持線が上値抵抗線の変化)


2020年3月第2週の米市場(ダウ)の乱高下
5営業日すべてが1000ドル以上の上下、下げ幅はベスト3すべて勢ぞろい

3月 9日(月)2013ドル76セント安 史上 2位の下げ幅
3月10日(火)1167ドル14セント高 史上 4位の上げ幅
3月11日(水)1464ドル94セント安 史上 3位の下げ幅
3月12日(木)2352ドル60セント安 史上 1位の下げ幅
3月13日(金)1985ドル00セント高 史上 1位の上げ幅

週間トータル 2679ドル16セント安


2020年3月第3週の米市場の値動き

3月16日(月)2997ドル10セント安 史上 1位の下げ幅
3月17日(火)1048ドル86セント高
3月18日(水)1338ドル46セント安 史上 5位の下げ幅
3月19日(木) 188ドル27セント高
3月20日(金) 913ドル21セント安

週間トータル 4011ドル64セント安
第2週をはるかに上回る下げ幅になっています。
3月第2週と第3週での合計の下げ幅は6690ドル80セントにもなっています。


2020年3月第4週の米市場の値動き

3月23日(月) 582ドル05セント安
3月24日(火)2112ドル98セント高 史上 1位の上げ幅
3月25日(水) 495ドル64セント高
3月26日(木)1351ドル62セント高 史上 3位の上げ幅
3月27日(金) 915ドル39セント安

週間トータル 2462ドル80セント高


2020年3月最終週~4月第1週の米市場の値動き

3月30日(月) 690ドル70セント高 
3月31日(火) 410ドル32セント安 
4月 1日(水) 973ドル65セント安 
4月 2日(木) 469ドル93セント高 
4月 3日(金) 360ドル91セント安

週間トータル  584ドル25セント安


2020年4月第2週の米市場の値動き

4月 6日(月) 1627ドル46セント高
4月 7日(火)   26ドル13セント安
4月 8日(水)  779ドル71セント高
4月 9日(木)  285ドル80セント高

週間トータル  2666ドル84セント高 


2020年4月第3週の米市場の値動き 

4月13日(月) 328ドル60セント安
4月14日(火) 558ドル99セント高
4月15日(水) 445ドル41セント安
4月16日(木)  33ドル33セント高
4月17日(金) 704ドル81セント高

週間トータル 522ドル12セント高


2020年4月第4週の米市場の値動き

4月20日(月) 592ドル05セント安
4月21日(火) 631ドル56セント安
4月22日(水) 456ドル94セント高
4月23日(木)  39ドル44セント高
4月24日(金) 260ドル01セント高 

週間トータル 467ドル22セント安


2020年4月最終週~5月第1週の米市場の値動き

4月27日(月) 358ドル51セント高
4月28日(火)  32ドル23セント安
4月29日(水) 532ドル31セント高
4月30日(木) 288ドル14セント安
5月 1日(金) 622ドル03セント安

週間トータル  51ドル58セント安
週末の木・金で910ドル17セント下げました。


2020年5月第2週の値動き

5月 4日(月)  26ドル07セント高
5月 5日(火) 133ドル33セント高
5月 6日(水) 218ドル45セント安
5月 7日(木) 211ドル25セント高
5月 8日(金) 455ドル43セント高

週間トータル 607ドル63セント高


2020年2月最終週の大幅下げで市場の模様は一変し、
弱気を通り越してパニックになっていました。
注目はどこで下げ止まるか、いつ下げ止まるかという事です。
ただ、これ以上の悪材料が出て先の安値を意識したり、下回ることがなければ
日柄調整感が出て落ち着きを取り戻す可能性があります。
コロナウイルス肺炎が終息する(または終息の気配が見える)までは
楽観は禁物で慎重な対応が必要ですが、見切り発車で早く仕込むとする投資主体も
います。
米雇用統計が悪材料出尽くし、織り込み済みと判断されたことは米市場は
日本市場以上に過剰流動性の存在(もちろん日本以上にお金がじゃぶじゃぶ)
日本以上にコロナに対して楽観視(州によっては日常に戻そうとしている)
しているという事によります。
日本以上に上昇力は強いので、コロナ再燃がない限りは強含みでしょうが、
業績の裏付けがないことは含み置いたほうが良いでしょう。

2020年3月第2週の日経平均

2020年 3月 9日 1050円99銭安
2020年 3月10日  168円36銭高
2020年 3月11日  451円06銭安
2020年 3月12日  856円43銭安
2020円 3月13日 1128円58銭安

週間トータル 3318円70銭安
この週間下落幅はリーマンショック真っただ中の2008年10月第2週の
2651円71銭安を上回る記録です。
2008年10月 3日 10938円14銭
2008年10月10日  8276円43銭


2020年3月第3週の日経平均

2020年 3月16日(月) 929円01銭安
2020年 3月17日(火)   9円49銭高
2020年 3月18日(水) 284円98銭安
2020年 3月19日(木) 173円72銭安

週間トータル 1378円22銭安
3月第2週と第3週での合計の下げ幅は4696円92銭にもなっています。


2020年3月第4週の日経平均

2020年 3月23日(月) 334円95銭高
2020年 3月24日(火)1204円57銭高
2020年 3月25日(水)1454円28銭高
2020年 3月26日(木) 882円03銭安
2020年 3月27日(金) 724円83銭高

週間トータル 2836円60銭高
第2週と第3週の下げ幅の60.3%を取り返した形です。


2020年3月最終週~4月第1週の日経平均

2020年 3月30日(月) 304円46銭安
2020年 3月31日(火) 167円96銭安
2020年 4月 1日(水) 851円60銭安
2020年 4月 2日(木) 246円69銭安
2020年 4月 3日(金)   1円47銭高

週間トータル 1569円24銭安


2020年4月第2週の日経平均

2020年 4月 6日(月) 756円11銭高
2020年 4月 7日(火) 373円88銭高
2020年 4月 8日(水) 403円06銭高
2020年 4月 9日(木)   7円47銭安
2020年 4月10日(金) 152円73銭高

週間トータル 1678円31銭高


2020年4月第3週の日経平均

2020年 4月13日(月) 455円10銭安
2020年 4月14日(火) 595円41銭高
2020年 4月15日(水)  88円72銭安
2020年 4月16日(木) 259円89銭安
2020年 4月17日(金) 607円06銭高

週間トータル 398円76銭高
週間ベースでは落ち着いてきたように見えます。


2020年4月第4週の日経平均

2020年 4月20日(月) 228円14銭安
2020年 4月21日(火) 388円34銭安
2020年 4月22日(水) 143円83銭安
2020年 4月23日(木) 291円49銭高
2020年 4月24日(金) 167円44銭安

週間トータル 635円26銭安


2020年4月最終週~5月第1週の日経平均

2020年 4月27日(月) 521円22銭高
2020年 4月28日(火)  12円03銭安
2020年 4月30日(木) 422円50銭高
2020年 5月 1日(金) 574円34銭安

週間トータル 357円35銭高


2020年5月第2週の日経平均

2020年 5月 7日(木)  55円42銭高
2020年 5月 8日(金) 504円32銭高

週間トータル 559円74銭高

株価が何によって動くかはこのブログの読者ならば言うまでもありませんね。
企業業績、金利、景気、などのファンダメンタル、金融・財政などの政策
チャートの形状をはじめとしたテクニカル、それらを織り込んでの需給など
どれも一理ありますが、最終的には欲と恐怖によって左右される投資家心理です。
まだ上がるという欲(他人が儲けているのだから自分も儲けたい)
まだ下がるという恐怖(今売らないとまだまだ下がる。これ以上損したくない)
さらにシステム売買が一方向への拡大要因を後押しします。
だからこそ理論を無視した上昇や下落(オーバーシュート)が起きるのです。
この人間心理(投資家心理)が下げるときの狼狽売り、上がるときの飛びつき買いに
つながるのです。
特にマザ-ズ市場の一部銘柄にその傾向が顕著です。

この段階になると予測はほぼ無意味です。(理論が通じないので)
予測が仕事の人はもっともらしく聞こえる理論?で様々な数値を出しますが、
仕事ですので無言は許されないというつらい立場でのことを理解してあげましょう。
それでもあえて歴史に尋ねると12年前のリーマンショックでは
大雑把に言うと何でも半額セールでした。
つまり
ダウならば高値の半分29551ドル42セント→14775ドル71セント
以下ナスダック 9817.18→4908.59
S&P500 3386.15→1693.07
日経平均 24083円51銭→12041円75銭 です。
とんでもない数値ですが、かつての歴史上の事実です。
さらに投資格言では高値から半値八掛け2割引が底値と言われます。
高値から32%の水準です。
考えたくもないし、そんな計算したくもないという方がほとんどですので
数値は割愛します。

過去の暴落の歴史
日経平均(終値ベース)
バブル崩壊
1989年12月29日 38915円87銭(史上最高値)
1992年 8月18日 14309円41銭 高値の36.7%の水準

ITバブル崩壊
2000年 4月12日 20833円21銭
2003年 4月28日  7607円88銭 高値の36.3%の水準

リーマンショック※ the financial crisis of 2007–2008
2007年 7月 9日 18261円98銭
2009年 3月10日  7054円98銭 高値の38.6%の水準
※リーマンショック自体は2008年9月15日
前営業日の日経平均は12214円98銭

この歴史に残る3大暴落の平均値の高値の37.2%まで下げるならば
日経平均では8959円06銭になります。

人間心理はパニックに陥ると冷静な判断はできなくなります。
金融危機が起きて株が下がってもどうせ株を持っていないのだから関係ないとの
声がありますが、株は景気や経済の通信簿であり、実生活に密接なつながりが
あります。
資産効果、逆資産効果は言うまでもなく、あなたが将来貰うであろう年金にも
株は入っています。
誤解を恐れずに言うなら株の大きな上下は年金額をも動かしかねません。
ただ、そうはいっても直接危機感は感じなかったでしょう。
バブル崩壊、ITバブル崩壊、アジア通貨危機、ロシア危機、チャイナショック、
リーマンショック、ブレグジットなど各種危機も日常生活に支障を感じることは
多くはなかったでしょう。
ところが今回はすべての人が日常生活に支障が出るという事態に陥っています。
全国の学校閉鎖、一部商品の欠品、何より生命・健康への直接被害の恐れなど
パニックになる要因満載で投資どころではないでしょう。
さらに下げを正当化する理屈が後押しします。
企業が好業績を発表してもどうせ次の期は悪くなるので売りのチャンス
景気対策をしても病気がなくなるわけではないので無意味 等が例です。
ある意味事実ですが、未来永劫続くのでしょうか。
そうならば株をすべて売って二度と投資はしないことです。
私はそうは思いませんので、投資は続けます。
2021年3月期の業績は悪化する可能性は大きいでしょう。
では2022年は?2023年は?5年後は?10年後は?
誰にもわかりません。わかる(と思う)人は考え行動していることでしょう。

未来はわかりません。
この前提を信じられる人は投資を続けましょう。(期待収益率がプラスなので)
いつ下げ止まるか、いくらまで下がるかはわかりません。
大切かつ必要なことはメンタルの崩壊と資金の枯渇を起こさないことです。
狼狽して投げ売りをすることと買いたいのにお金がないという事を避ければ
必ず利益をもたらしてくれるのが投資です。
特に大幅安の時こそチャンスです。
リーマンショック以来12年ぶりのチャンスです。
本当の長期投資家ならばそう感じていることでしょう。
株は安く買って高く売るならば、今は高いですか?安いですか?
高いと答える人はカラ売りという手法もあります。ベアファンドもあります。
プットオプションの買い、コールオプションの売りもあります。
安いと思うならば買いましょう。
まだまだ下がると思う人は買いを遅くすればいいだけで、上に記したように
含み損に耐えられなくなって狼狽売りをすることと買いたいのにお金がないと
いう事態さえ起こさなければ何年後か先にあなたにリターンを
もたらしてくれるでしょう。

コロナウイルス肺炎で2020年1月~3月期もGDPがマイナスになれば
2四半期連続のマイナスは景気後退との定義に準じれば、日本は景気後退に
なりますので、政策等がなければ深刻な事態も考慮すべき局面になります。
株価的にはすでに深刻(解散価値を割り込んでいるので)と言えます。

短兵急に利益獲得を目指す人は売り方で勝負すべきでしょう。
もちろん急速な下げの後はリバウンドがあるのでその時に狼狽しないことが肝心です。
最も気長な人は利回りで考えて一生売らなくても年~%のインカムがあるならば
毎日(以上)株価を見なくてもいいやという水準で買いましょう。
すでにジャンク債以外の債券は年1%以上の利回りは得られません。
もちろん株は減配、無配、倒産などのリスクはありますが、安全高利回りは
投資の世界にはありません(あればだれもがそれを選択する)ので、
繰り返しますが、狼狽売りと資金枯渇をもたらさない手法を取りましょう。

日本を代表し、世界にも通用する企業の株が利回り4%以上になっています。
それらの会社が社債を発行すれば(している企業もあります)ジャンク債並みの
格付けでしょうか?答えは否です。
もちろん業績悪による一時的な減配や無配はあるかもしれませんが、
仮に1年間無配でも本当の優良企業はそのような事態は長く続きません。
特に日本企業は諸外国と比べ安定配当の傾向(賛否両論)がありますので
優良企業は簡単に無配や減配にはなりにくいのです。

投資など必要ない(裕福で一生生活に困らない)ならば申し分ありません。
そのような人はこのブログなど読んでいないでしょう。

投資に大切なもの
1.メンタル
2.マネーマネジメント
3.メソッド
とするならばまさに1.と2.が本格的に試される時期で
1.が狼狽しない
2.が資金枯渇を起こさないことで
さらに3.において長期的視点を持つことの大切さを知る良い機会になります。


手法別
デイトレード   腕の見せ所が続きます
短期       基本売りで勝負、リバウンド狙い(買い)ならば腕の見せ所
中期       様子見と買い場探し
長期       すでにある程度は買っていることでしょう。
インデックス投資 やるべきことを淡々とやるだけ

私的には     配当金生活を達成できたらいいな~

明確に下げ止まるには
1.新型コロナウイルスの治療薬ができる。
すべてが逆回転を始めて暴騰するでしょう。
その点では世界のどこの会社かわかりませんが、次の相場の柱は製薬が有望です。

2.新型コロナウイルスが終息する。(WHOや各国政府の発表)
終息後では大底は買えませんが、それでも買いは遅かれで十分でしょう。

3.新型コロナウイルスの終息の気配が見える。
なかなか微妙ですが、底値買いを狙うのならば、ある程度の見切りは必要。
無理はしないほうが無難。

現在は1.の治療薬の期待で上げている状態と言えます。
米ギリアド・サイエンシズ社のレムデシビルが第1候補です。


チャート上は完全に壊れて(下げトレンド)おり5年移動平均線を下回っています。
5年移動平均線20254円94銭

2020年5月8日時点での各移動平均線(円未満切り捨て)

  5日移動平均線(上昇中) 19887円  
 25日移動平均線(上昇中) 19270円
  75日移動平均線(下落中) 20829円
200日移動平均線(下落中) 21723円

移動平均線で見る限りでは短期リバウンド局面です。
長期では下落局面です。
但しバブル発生ならばしばらく上昇が続くでしょう。

日本市場に最大の影響を及ぼす外国人投資家は2週間連続の売り越しです。
8週連続売り越し、1週買い越し、再び2週連続売り越し
とても強気転換とは言えません。

日本株全体が上げるには、外国人買いが継続する必要があります。
外国人が継続的な買い越しになるかが、上昇トレンドへのカギを握っています。
ドルベースでみてると
2015年12月30日は158ドル06セント
(日経平均19033円71銭・円ドル120円42銭)

2016年12月30日のドルベースは163ドル20セント
(日経平均19883円90銭・円ドル117円12銭)

2017年12月29日のドルベースは202ドル06セント
(日経平均22764円94銭・円ドル112円66銭)

2018年12月28日のドルベースは181ドル27セント
(日経平均20014円77銭・円ドル110円41銭)

2019年12月30日のドルベースは216ドル73セント
(日経平均23656円62銭・円ドル109円15銭)

2020年5月8日のドルベースは189ドル68セント
(日経平均20179円09銭・円ドル106円38銭)

日経平均は2020年3月19日時点では2016年11月以来の
安値水準(円ベース)ですが、ドルベースでは151ドル62セントと
上記の2015年末の水準すら下回っていました。



最大のキーポイントは、自分自身の欲と恐怖の葛藤の中での折り合いをつける
自分自身との戦いです。

と同時に投資スタイルを確立できているか、それに応じた売買を冷静に行えるかを
試される期間が続きそうです。

もちろん投資は自己責任でお願いします。


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