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今週の展望(2018年9月第3週) [株]

      2018年9月7日 2018年8月31日 2017年12月29日      
          
日経平均  22307円06銭  22865円15銭  22764円94銭 
TOPIX  1684.31    1735.35    1817.56    
東証2部   7073.53    7261.48    7275.86    
ジャスダック 3733.61    3823.35    3950.46   
マザーズ   1008.62    1049.13    1231.99     

先週(9月第2週)は関空の被害に代表される台風21号や北海道地震の天災、
日米貿易戦争悪化懸念などで見送り感が強い中、売り先行となり週間の5日間
すべて下げ(トータルで6日続落)ました。
日経平均は558円09銭安と下落し、他の指数もすべて下落しました。
8月28日と8月30日に6月12日以来の23000円をザラバで記録しましたが、
この水準になると利食い売りが出て上値が重くなりました。
ボックス(22000円~23000円)内の値動きが継続中で、
今回は下値(22000円)トライの様相です。
政治リスクはトランプ政権が知的財産権の侵害を理由に中国産の半導体や
化学品など279品目160億ドル相当に25%の関税を上乗せする制裁の
第2弾を発動し、中国も即座に同規模の報復関税で応じるなど貿易戦争が激化している
ことに加え、トランプ米大統領は2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税を
発動させるとのニュースもあり、警戒は怠れません。
日米間の貿易戦争悪化懸念も油断はできません。
さらに新興国の通貨危機も鎮静化したとは言えません。
米金利、米株価、原油価格のゆくえなど警戒すべき点もあります。
OPEC終了後の原油価格は急上昇した後、70ドルを下回っています。
これらに関する情報に一喜一憂する展開はまだ続きそうです。
短期的には米中、日米貿易戦争懸念の先行き、新興国への懸念等政治リスク次第です。
それに加え、これからは日米とも業績の先行きの変化が注目でしょう。
外国人は直近では5週間ぶりで買い越しです。
終了した2019年第1四半期決算ははまずまずですが、通期上方修正や
為替の前提修正には慎重な姿勢が大半です。
米雇用統計は賃金が上昇し、米利上げが続くとの見方が多くなっています。

5月21日と6月12日に付けた23000円を久々に付けましたが、
絶好の利食い売りのタイミングとみる投資家も多く、いまだボックス内と考えたほうが
良いでしょう。
株価は三角持ち合いを描いて収斂しつつあり、上下どちらに離れてから動こうと
考えている投資主体も少なくないでしょう。
閑散のなかで下落しましたが、日米や米中関連の悪いニュースや
新興国の不安が消えない中、ボックス上限近くまで行った株価は下限を見に行くでしょう。
9月はアノマリーではさえないことが多いですが、どう動くかを確かめたいところです。

米ダウの場合、史上最高値から2月8日までの下げは額では2756ドル25セント、
率では10.35%の下げです。
下げ率が10%を超えるとベア相場入りといわれますので、どうなるか注目するべき
局面といえましたが、2月23日までの戻り幅は1449ドル53セントで、
率にして52.5%で半値戻りを達成しました。
その後は戻り一服で下げており、2月26日~3月2日は
771ドル93セント下げました。
3月5日~3月9日は797ドル68セント高でした。
3月12日~3月16日は389ドル23セント安でした。
3月19日~3月23日は1413ドル31セント安で年初来安値を更新しました。
米中貿易戦争懸念で再び荒れています。
3月26日~の週は569ドル91セント高でした。
4月2日~4月6日は170ドル35セント安でした。
4月9日~4月13日は427ドル38セント高でした。
4月16日~4月20日は102ドル80セント高でした。
4月23日~4月27日は151ドル75セント安でした。
4月30日~5月4日は48ドル68セント安でした。
5月7日~5月11日は568ドル66セント高でした。
5月14日~5月18日は116ドル08セント安でした。
5月21日~5月25日は38ドル60セント高でした。
5月28日~6月1日は116ドル88セント安でした。
6月4日~6月8日は681ドル32セント高でした。
6月11日~6月15日は226ドル05セント安でした。
6月18日~6月22日は509ドル59セント安でした。
6月25日~6月29日は309ドル48セント安でした。
7月2日~7月6日は185ドル07セント高でした。
7月9日~7月13日は562ドル93セント高でした。
7月16日~7月20日は38ドル71セント高でした。
7月23日~7月27日は392ドル94セント高でした。
7月30日~8月3日は11ドル52セント高でした。
8月6日~8月10日は149ドル44セント安でした。
8月13日~8月17日は356ドル18セント高でした。
8月20日~8月24日は121ドル03セント高でした。
8月27日~8月31日は174ドル47セント高でした。
9月3日~9月7日は48ドル28セント安でした。

一方日経平均は高値から2月14日ザラバ安値までの下げ幅は3179円19銭、
率にして13.17%で、米株より大きくなっています。
日数等が違うので一概に比較はできませんが、ザラバ安値から942円63銭、
率にして29.6%しか戻っていません。
しかも2月26日~3月2日で711円14銭下げて再び2月14日の安値に接近
しました。
3月5日~3月9日は287円56銭上げました。
3月12日~3月16日は207円31銭高です。
3月19日~3月23日は1058円65銭安で年初来安値を更新しました。
3月26日~3月30日は836円44銭高でした。
4月2日~4月6日は113円22銭高でした。
4月9日~4月13日は211円22銭高でした。
4月16日~4月20日は383円50銭高でした。
4月23日~4月27日は305円63銭高でした。
5月1日~5月2日は4円91銭高でした。
5月7日~5月11日は285円70銭高でした。
5月14日~5月18日は171円88銭高でした。
5月21日~5月25日は479円57銭安と9週ぶりに下げました。
5月28日~6月1日は279円44銭安と2週連続で下げました。
6月4日~6月8日は523円15銭高でした。
6月11日~6月15日は157円25銭高でした。
6月18日~6月22日は334円9銭安でした。
6月25日~6月29日は212円32銭安でした。
7月2日~7月6日は516円37銭安でした。
7月9日~7月13日は809円21銭高でした。
7月17日~7月20日は100円53銭高でした。
7月23日~7月27日は14円87銭高でした。
7月30日~8月3日は187円57銭安でした。
8月6日~8月10日は227円10銭安でした。
8月13日~8月17日は27円70銭安でした。
8月20日~8月24日は331円39銭高でした。
8月27日~8月31日は311円43銭高でした。
9月3日~9月7日は上記の通り558円09銭安でした
米市場(ダウ)は昨年末を上回り、日経平均は昨年末を下回っています。

ドルベースでみると日経平均200ドル達成後に急落はありましたが、
円高の中の株高で2017年11月24日の終値ベースで200ドルを超えましたが、
現時点(2018年9月7日)では200ドルを上回っておりますが、
昨年末からは僅かながらも評価損の状態になりました。
今年の下落で周章狼狽している方もおられるでしょうが、
そういう時こそ自分の投資方針を振り返ってみることが大切になります。
わからない、わかりにくい時は手を出さないという選択肢もあります。

外国人は5週間ぶりの買い越しです。
何らかのきっかけで市場参加者が一斉に売ってくる可能性は
株価が上昇すればするほど高くなります。
今回は米賃金上昇→インフレ亢進→利上げ促進の連想がきっかけといえそうですが、
株価水準の高さがそれに追い打ちをかけた形でしょう。
さらに米中貿易戦争懸念を始めたとした政治問題が山積しています。

相場格言にあるように
もうはまだなり(もう下がらないと思っていてもまだ下がる)
まだはもうなり(まだ下がると思っていたらもう下がらない)
といずれとも取れますが、
投資家が弱気一辺倒になれば株価は下げ止まります。
慎重な人が多ですが、総弱気とまでは言えません。

株価の方向性がでることが最大の売買要因(特にトレンド重視派)になりえますので、
方向性が出たと考えればその方向(上げでも下げでも)に思わぬ大きな値動きになる
ことは頭に入れておくべきでしょう。
ただ、2019年3月期業績に関しては輸出株中心に暗雲が立ち込めてきました。
円安が進行すれば業績上方修正の声も出てくるのが通常ですが、
貿易自体にブレーキがかかるとなれば話は別です。

日本株が下がったり、上がらない最大要因は外国人売りです。
ここ(外国人売り)が継続的買いに転換したときは期待が持たれます。
円安転換、外国人買い越しは明らかな強気要因です。
これらが続くかどうかが、これからの方向性を決めますが、
直近では5週間ぶりの買い越しです。

現在は短期的には慎重、中長期的には強気な位置にあります。
各種(5日~200日)移動平均線を下抜いたので短期的に弱気と言いたいところ
ですが、25日~200日の各種移動平均線が全て22400円台にあり
強烈な持ち合い相場と考えられ、仕掛けにくいところでしょう。
これからの方向性は米中貿易戦争懸念のゆくえが目先の最注目で、続いて米株と為替、
それらが落ち着けば日米金融政策や為替変動を受けた2019年3月期企業業績の
予想や修正と現実のギャップに対する市場の反応で決まるでしょう。

日本株全体が上げるには、外国人買いが継続する必要があります。
外国人が継続的な買い越しになるかが、上昇トレンドへのカギを握っています。
ただドルベースでみると
2017年12月29日のドルベースは202ドル06セント
(日経平均22764円94銭・円ドル112円66銭)
2018年9月7日時点
201ドル41セント(日経平均22307円06銭・円ドル110円75銭)
とわずかながら評価損発生の状態になっています。
2016年12月30日のドルベースは163ドル20セント
(日経平均19883円90銭・円ドル117円12銭)
ちなみに2015年12月30日は
158ドル06セント(日経平均19033円71銭・円ドル120円42銭)

日本企業は慎重な見通しを出し、のちに上方修正をする事が多いですが
想定為替レートも慎重な企業が多くなっており、2019年3月期予想も
このパターンで、全体の株価には好材料になりそうもありません。
日本株には追い風といえませんが、業績面は個別株によってまちまちの影響を
与えるでしょう。
ただ、株価は先読みで織り込んでいますので市場予想以上か以下かに加えて
それまでの株価の値動きによってさまざまに上下動します。
業績が予想以上に良くてもそれを織り込んで株価が大幅上昇していれば好材料出尽くし
業績が予想以上に悪くてもそれを織り込んで株価が大幅下落していれば悪材料出尽くし
という場面もありえます。
2019年3月期は105円程度が前提なので為替の変動で利益水準に
影響が出るでしょう。
現時点では想定為替レートより円安で業績には追い風ですが、貿易戦争警戒で
第1四半期発表での通期業績上方修正は今のところほとんどありません。

投資家全体で見ればいつ利食い(戻り)売りを出すかと考えている人が多数ですが、
今回の上げに乗り遅れた(特に国内勢)人も多く、安くなれば買いたい人もいます。
外国人売買の動向(特に先物主導)が、株価指数の行方に大きな影響を与えます。

株価が下落するほど投資家のセンチメントが悪くなり、弱気が増えるので、
思わぬ下げ幅になる可能性もありますが、投資家心理は揺り動かされるので
投資方針が一層大切になります。

個別株の中には振れ幅が大きいものもあり、過剰なレバレッジや信用取引を
行った方は想定外の価格変動による思わぬ結果をもたらされる可能性があります。
特に新興市場のバイオ関連株やネット関連株、ゲーム関連株の値動きは
IPOとともに個人投資家の参戦で大きくなっています。

もはや株高は国策と言ったらオーバーでしょうが、預金はゼロ金利、国債さえも
買いづらくなった今、資産運用をするとすれば株式か外貨が選択肢になるでしょう。
ただ、休むも相場との投資格言をかみしめることも必要な時期はあります。


    日経平均2018年高値       日経平均2018年安値

終値  24124円15銭         20617円86銭
    (2018年 1月23日)     (2018年 3月23日)

ザラバ 24129円34銭         20347円49銭
    (2018年 1月23日)     (2018年 3月26日)


日経平均2017年~2018年3月高値 日経平均2017年~2018年3月安値

終値  24124円15銭         18335円63銭
    (2018年 1月23日)     (2017年 4月14日)

ザラバ 24129円34銭         18224円68銭
    (2018年 1月23日)     (2017年 4月17日)



    日経平均2017年高値       日経平均2017年安値

終値  22939円18銭         18335円63銭
    (2017年12月25日)     (2017年 4月14日)

ザラバ 23382円15銭         18224円68銭
    (2017年11月 9日)     (2017年 4月17日)


2016年~2017年3月日経平均高値 2016年~2017年3月日経平均安値

終値  19633円75銭          14952円02銭
     (2017年 3月13日)     (2016年6月24日)

ザラバ 19668円01銭          14864円01銭
     (2017年 3月 2日)     (2016年6月24日)



     日経平均2016年高値         日経平均2016年安値

終値  19494円53銭(12月20日) 14952円02銭( 6月24日)

ザラバ 19592円90銭(12月21日) 14864円01銭( 6月24日)



日経平均2015年~2016年3月高値 日経平均2015年~2016年3月安値

終値  20868円03銭         14952円61銭    
   (2015年 6月24日)     (2016年 2月12日)

ザラバ 20952円71銭         14865円77銭
   (2015年 6月24日)     (2016年 2月12日)



日経平均2014年~2015年3月高値  日経平均2014年~2015年3月安値

終値  19754円36銭        13910円16銭     
   (2015年 3月23日)    (2014年 4月14日)

ザラバ 19778円60銭        13885円11銭
   (2015年 3月23日)    (2014年 4月11日)


     日経平均2013年の高値        日経平均2013年の安値

終値  16291円31銭(12月30日) 10486円99銭( 1月23日)      
ザラバ 16320円22銭(12月30日) 10398円61銭( 1月 9日)



2018年9月7日時点での各移動平均線(円未満切り捨て)

  5日移動平均線(下落中) 22556円  
 25日移動平均線(下落中) 22494円
  75日移動平均線(下落中) 22452円


世界景気回復と株高への期待があり、投資家心理は良好でしたが、
今年の株安で変化の兆しも見えます。
銘柄間の格差は大きくなっています。
輸出株中心に円高に反転すれば業績下方修正の懸念もあります。
半面円安が進行すれば業績上方修正もあり得ます。
OPECの減産継続合意のニュースは織り込み済みで、原油価格の下値を
支えそうですが、ここに変化があれば、価格変動は大きくなるでしょう。
エネルギー価格の変化が企業業績や日本経済にどのような影響を及ぼすか
注視したいところです。

現在では日本株は需給(特に外国人売買)、米株価、原油価格、為替相場、
業績動向(特に個別株)が注目要因で、地政学リスクが相場のかく乱要因です。
米経済の動向と政策が一段と大切になりました。
トランプ大統領は警戒要因でしょう。
現時点では貿易戦争懸念が最大の関心事ですが、新興国不安というもう一つの
不安材料が増えました。


2016年
1月は大発会から6日続落で大幅安と最悪のスタートのうえ、
昨年来安値を更新しました。
2月も昨年来安値を再び更新するなど下落の展開が続いていました。
3月は堅調に始まり、戻りを見せました。
4月は初日から大幅安で始まり、軟調でしたが、急速に切りかえして
プラスに転じていましたが、最終日に日銀の追加緩和見送りでひっくり返されました。
5月は下げて始まりましたが、プラスに転じました。
6月は大幅安でした。
7月は戻して始まり、ボックス下限の15000円に再び近づきましたが、
その後は反発して、大幅上昇で終了しました。
8月は軟調にスタートし、切り返して値動きが小さくなった後、イエレン講演後は
高くなりました。
9月は模様眺めの中で軟調で、盛り返す場面もありましたが、月間では下げました。
10月は堅調でした。
11月はトランプ(クリントン)ショックで始まりましたが上げて、
年初来高値をうかがう勢いでした。
12月は1月の年初来高値を更新し、さらに上昇しました。

2017年
1月は大発会から大幅高で昨年来高値を更新しましたが、伸び悩んでいます。
2月はさえないスタートで、切り返しましたが、上値が重くなっています。
3月は上昇して、昨年来高値を更新していますが、その後は一服状態で、
月間では日経平均は小幅安になりました。
4月は年初来安値を更新しましたが、月間ではプラスになりました。
5月は堅調に始まり、年初来高値を更新しましたが、その後は一服です。
6月は早々に年初来高値更新、1年6か月ぶりの20000円回復です。
7月は小型株中心で日経平均は方向感が出ませんでした。
8月はもみ合いから下抜けしました。
9月は地政学リスクで下げた後、切り返しから年初来高値を更新しました。
10月は年初来高値を更新して約21年ぶりの高値を付けました。
11月はさらに年初来高値更新、バブル崩壊後の戻り高値を超えました。
12月は堅調にスタートしましたが、23000円が頭を押さえています。

2018年
1月は大発会から大幅高で始まり23000円を突破して続伸し、
24000円を超える場面もありました。
2月は下げ局面になっています。
3月は下げで始まり、戻す国面もありましたが、再び下げて年初来安値を更新しました。
4月は反発しています。
5月は一時23000円を回復しましたが、その後はさえませんでした。
6月は上げ(戻して)あと下げており、22000円~23000円のボックスです。
7月は下げて始まりましたが、反発に転じました。
8月は下げていましたが、月間では上昇しました。
9月は下げて始まりました。

どうしても直近の値動きの印象が強く、それに左右されるのがメンタルです。
リスクオン、リスクオフは投資主体のメンタルによる場合がかなりあります。

企業業績をはじめ、数々の分析がなされるでしょうが、
上がるから買う・買うから上がるの展開の原動力は人の恐怖と欲とのバランスの上に
立脚しているだけで、理論的分析が通用しない相場形成がなされます。
従って下がるから売る・売るから下がるの展開になった時も同様の可能性があります。

安値買いの人で昨年と今年の新高値の過程で利食い売りを出したかたは
現金ポジションが高くなっている方もおられることと思いますが、
前回の22000円割れを買えた人はさっそく含み益になったことでしょう。
見逃した人はチャンスを待ちましょう。
短期の人はボックス下抜け期待の売りと利食い買戻しが交錯しそうです。
ここからの指数の空売りは日銀買いがあることを考えれば躊躇せざるを得ません。
典型的なバイ&ホールドの人は何もせずにホールドか利益確定でしょうが、
さらなるホールドか利食い売りかは投資方針次第と言えます。

投資家の行動は心理に左右されます。
株は安くなったら買い、高くなったら売ればいいと言いますが、
高いか安いかの基準はなんでしょう。
明確な基準があればそれに従って売買していることでしょう。
多くの投資家は理論ではなく、高くなりそう・安くなりそうという思い込み(感情)で
売買します。
もちろん自由ですが、安くなったら買い、高くなったら売りという基準をもって
売買していないことは明確です。

現在はトレンドフォローが主流です(もちろん一つの有力な手法です)が、
これはある程度上がったら買い、ある程度下がったら売りという手法で、
安いところを買い、高いところを売る事とは違う方法です。
トレンドフォロワーならばここは売りか様子見の選択でしょう。
彼らが積極的になれば売買高、売買代金が増加しますので活況を呈すでしょう。

外国からのニュースや要人の発言に一喜一憂させられる可能性は依然あります。
トランプ大統領の発言や政策には振り回されることになるでしょう。
直近の鉄鋼、アルミの関税発言などはまさにそれといえるでしょう。
さらに対中制裁関税を発表するなど懸念は高まっています。
相場変動の原動力の4大要因(外国人売買と原油価格と為替と企業業績)には注目です。
地政学リスク関連ニュースからは特に目が離せません。
北朝鮮リスクは市場は忘れたようですが、日本に最も近いリスクであることを
忘れてはいけません。
米朝首脳会談実施で北朝鮮リスクは棚上げでしたが、油断ができません。

個別ではボラティリティが大きいものもあり、1日の間に乱高下もあり得ますので、
デイトレーダーにはチャンスが大きい反面、ピンチを招くこともあるでしょう。
売り方、買い方、どちらにもチャンスがあるように見えます。
短期は買い・売りともにありそうで行動が分かれそうです。
日銀買いがあるので指数の空売りは危険性は高いといえます。
中長期の投資家は利食い売りの誘惑との闘いでしょうか。

長期は利食いと持続のはざまで揺れ動くでしょう。
超長期(2年以上)でも利益確定を考えてもよい局面です。
下げが騙しの格好になった(26週線を割り込んだが、回復した=2度)うえ
20000円突破、年初来高値更新があったので保有できた人は持続でした。
三度26週線を割り込みましたが、52週線を割り込まなかったことも超長期派には
持続要因でしたが、52週線を割り込んだので約26年ぶりの高値のあとで
あったこと考えれば利食い売りを出しても不思議ではありません。
直近(9月7日)では13週線を下回ったものの、26週線、52週線は
上回っています。
どこで利食いするか、持続するかなどの投資方針が大切になります。

米景気は回復途上にありますので、米株高は支援要因です。
当面は貿易戦争懸念が関心のまとで、米株と原油と為替の行方など
海外からのニュースから目が離せません。
日本株は外国人の売買動向と、売買高や売買代金が増加するかが注目です。
個別株勝負は現時点での主流でしょうが、レバをかけた指数売買もありです。
と言うより現在指数売買は非常に活発です。(代表は1570や1357)
インデックス投資家は淡々と買い続けるでしょう。

最大のキーポイントは、自分自身の欲と恐怖の葛藤の中での折り合いをつける
自分自身との戦いです。

と同時に投資スタイルを確立できているか、それに応じた売買を冷静に行えるかを
試される期間が続きそうです。


もちろん投資は自己責任でお願いします。



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サンフランシスコ人

「トランプ大統領は警戒要因でしょう...」

http://www.cnbc.com/2018/09/07/trump-talks-about-trade-talks-with-japan.html

Trump: Japan 'knows it's a big deal' if it can't reach trade deal with the US

President Donald Trump says the U.S. has started talks with Japan on a trade deal.
Japan knows it will be a "big deal" if it cannot reach an agreement with the U.S., the president says.

Published 12:37 PM ET Fri, 7 Sept 2018 Updated 1:06 PM ET Fri, 7 Sept 2018

by サンフランシスコ人 (2018-09-09 03:22) 

サンフランシスコ人

オバマ前大統領がトランプを痛烈批判....

http://www.newyorker.com/news/daily-comment/in-illinois-obama-hits-the-midterm-campaign-trail-and-trump
by サンフランシスコ人 (2018-09-09 06:08) 

wine

おはようございます。
メール送りました。(^^)
by wine (2018-09-09 10:25) 

renbajinharuhi

サンフランシスコ人さん。
トランプ大統領は常に物議を醸していますね。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2018-09-09 20:13) 

renbajinharuhi

こんばんは、wineさん。
メールをありがとうございます。(^^)
by renbajinharuhi (2018-09-09 20:14) 

サンフランシスコ人

9/9 インベスターズ・ビジネス・デイリーの上昇予想....買い時の4銘柄?

http://www.investors.com/research/wwe-stock-ibd-50-stocks-buy-zones/

World Wrestling Entertainment (WWE), Medpace (MEDP), PRA Health Sciences (PRAH) and Momo (MOMO). Highly rated Globant (GLOB) is showing interesting chart action as well.
by サンフランシスコ人 (2018-09-10 02:55) 

サンフランシスコ人

数え間違い....買い時の5銘柄です....

World Wrestling Entertainment (WWE)

http://renbajin.blog.so-net.ne.jp/2018-07-15

「プロレスがニューヨーク証券取引所を救う??? ......by サンフランシスコ人 (2018-07-16 04:57) 」

http://www.heraldstandard.com/sports/columnists/bill_hughes/wwe-to-promote-three-big-shows-at-once/article_41265d25-6dd9-55fa-9a25-4642bd332bdb.html

WWE to promote three big shows at once
By Bill Hughes For the Herald-Standard 13 hrs ago

by サンフランシスコ人 (2018-09-10 03:08) 

サンフランシスコ人

「日本株が下がったり、上がらない最大要因は外国人売りです。
ここ(外国人売り)が継続的買いに転換したときは期待が持たれます....」

Profits Jump at Japanese Companies, but Foreign Investors Don’t Bite

Despite record profits, the Japanese stock market still isn’t finding traction with mainstream equity investors from abroad

Sept. 9, 2018 1:00 p.m. ET

http://www.wsj.com/articles/profits-jump-at-japanese-companies-but-foreign-investors-dont-bite-1536512401
by サンフランシスコ人 (2018-09-10 03:44) 

サンフランシスコ人

「日米貿易戦争悪化懸念などで見送り感が強い中、売り先行となり週間の5日間すべて下げ(トータルで6日続落)ました....」

http://renbajin.blog.so-net.ne.jp/2016-10-10

ヒラリーちゃんが大統領になって欲しかった!
by サンフランシスコ人 (2018-09-10 05:07) 

renbajinharuhi

おはようございます、サンフランシスコ人さん。
全体安の時に上げる銘柄を持っていたいですね。

>ヒラリーちゃんが大統領になって欲しかった!
そう思っている人は少なくないでしょう。

数々の情報をありがとうございます。

by renbajinharuhi (2018-09-10 09:52) 

サンフランシスコ人

「全体安の時に上げる銘柄を持っていたいですね....」

大坂なおみに関連した会社の株???????
by サンフランシスコ人 (2018-09-11 01:02) 

サンフランシスコ人

「>ヒラリーちゃんが大統領になって欲しかった!
そう思っている人は少なくないでしょう...」

http://sanfrancisco.cbslocal.com/2018/09/10/nancy-pelosi-as-long-as-trump-is-here-im-here/

Nancy Pelosi: As Long As Trump Is Here, ‘I’m Here’
September 10, 2018 at 7:15 am
by サンフランシスコ人 (2018-09-11 01:41) 

サンフランシスコ人

「大坂なおみに関連した会社の株??????? ...」

http://toyokeizai.net/articles/-/237039

大仰天...東洋経済のウェブサイトにも.....


by サンフランシスコ人 (2018-09-11 05:13) 

renbajinharuhi

短期筋は鵜の目鷹の目で何か材料やテーマになりそうなものがないかと探しますからね。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2018-09-11 06:47) 

サンフランシスコ人

「米中、日米貿易戦争懸念の先行き、新興国への懸念等政治リスク次第..」

http://www.cnbc.com/2018/09/11/stress-testing-the-trade-war-possible-bear-market-in-stocks-looms-for-us.html

"The most negative of the scenarios entails a bear market in stocks for the U.S. and several other countries."

Published 18 Mins Ago

by サンフランシスコ人 (2018-09-12 03:39) 

renbajinharuhi

政治が経済の足を引っ張るようなことはやめてほしいものです。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2018-09-12 06:30) 

サンフランシスコ人

「大坂なおみに関連した会社の株???????..」

大坂なおみフィーバーは経済にも ヨネックスや日清の株価が沸騰

http://www.zakzak.co.jp/spo/news/180910/spo1809100014-n1.html
by サンフランシスコ人 (2018-09-13 01:37) 

renbajinharuhi

日本人初の快挙ですから注目はしばらく続くでしょう。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2018-09-13 06:24) 

サンフランシスコ人

昨夜、サンフランシスコのバレンシア・ストリートの日本料理店は、9月の平日なのに全店非常に混んでいました.....大坂なおみはサンフランシスコの経済にも大貢献!
by サンフランシスコ人 (2018-09-14 05:30) 

 サンフランシスコ人

「大坂なおみに関連した会社の株???????」

Naomi Osaka strikes it rich with Nissan deal after her controversial U.S. Open win

http://www.washingtonpost.com/news/early-lead/wp/2018/09/13/naomi-osaka-strikes-it-rich-with-nissan-deal-after-her-controversial-u-s-open-win/?noredirect=on&utm_term=.906d3977d767
by サンフランシスコ人 (2018-09-14 08:08) 

renbajinharuhi

思わぬ経済効果ですね。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2018-09-14 08:28) 

サンフランシスコ人

もちろん、ニューヨークで発行している日本語新聞に

http://www.nyseikatsu.com/editions/694/html5/index.html

大きく出ました.......


by サンフランシスコ人 (2018-09-15 02:43) 

サンフランシスコ人

「思わぬ経済効果ですね...」

http://www.fnn.jp/posts/00363010HDK

金メダル級?!経済効果“ナオミクス” 着用の時計も即完売
by サンフランシスコ人 (2018-09-15 02:57) 

renbajinharuhi

テニス4大大会優勝はオリンピックのテニス金メダルと同等の価値があるでしょうから当然なのかもしれませんね。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2018-09-15 06:45) 

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