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今週の展望(2012年8月第3週) [株]

多くの感動をありがとう ロンドン五輪閉幕

最終日は男子レスリングフリースタイル66kg級で米満達弘がソウル大会以来24年ぶりに
男子レスリング界に金メダルをもたらしました。
ロンドン五輪メダリスト

最終結果 メダル獲得数38個(金7・銀14・銅17)はアテネ大会の37個を更新し、
獲得メダル数の最高記録を更新しました。


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今週の展望(201年8月第3週)


       2012年8月10日 2012年8月3日 2012年7月27日 2011年12月30日     
          
日経平均   8891円44銭   8555円11銭   8566円64銭   8455円35銭
TOPIX     746.79      723.94      726.44      728.61
東証2部   2229.64     2223.36     2230.99     2111.43  
ジャスダック 1283.92     1289.37     1305.76     1180.05  
マザーズ    324.87      322.74      326.62      396.21                                                                            

先週の日経平均は週間で336円33銭の上昇になりました。
8月3日の米雇用統計で非農業部門就業者数が予想を大きく上回って増加し、
海外市場が大きく上昇したこと、為替での円高一服が好感され大きく上昇しました。
株価指数ではジャスダック指数以外のすべてが上昇しました。

日本市場は外部要因頼みの展開です。
一方海外ではユーロ圏のLTRO3、アメリカのQE3という切り札が残されていますので、
状態が悪化すれば追加金融緩和への期待が大きくなります。


昨年末からの上昇幅は436円09銭ですが、もはやこの数値に意味はなく、
再三の調整局面で投資家の懐具合はかなり悪化しています。
6月4日が安値になっており、その後の調整でも下回りませんでしたが、
よほどタイミングの良い売買か、上がり続けて入る良い銘柄(たとえばソフトバンク)を選択して
いない限りは含み損になっているでしょう。
概ね主力株軟調の流れの中で、中小型株の中には堅調に推移しているものもありますので、
銘柄選択により成否の格差が大きくなっているでしょう。

どうしても直近の値動きの印象が強く、それに左右されるのがメンタルです。
含み損があれば気分が良くない(トータルでプラスでも)のは当然ですが、
安値買いのチャンスを生かした人は気分も損益も改善したはずです。
リスクオン、リスクオフは投資主体のメンタルによる場合がかなりあるので、
現在の心境は見送りが基本で戻ったら保有株を売りたいが多数ではないでしょうか。


ユーロ圏の問題は基本的に何も解決していませんので、これからも市場を揺さぶりますが、
8月3日の米雇用統計の改善が好材料になっています。
株価の上昇エンジンの円安・海外株高の継続に期待したいところです。
あとは中国情勢が懸念要因になっています。
3大市場の代表的な株価指数で6月、7月と連続して下落を見せています。
ヨーロッパ→中国→資源国の連鎖不安が現実にならないことを望むばかりです。


           日経平均年初来の高値       日経平均年初来の安値

終値     10255円15銭(2012年 3月27日) 8295円63銭(2012年 6月 4日)      
ザラバ    10255円15銭(2012年 3月27日) 8238円96銭(2012年 6月 4日)


           日経平均昨年来の高値       日経平均昨年来の安値

終値     10857円53銭(2011年 2月21日) 8165円18銭(2011年11月25日)      
ザラバ    10891円60銭(2011年 2月17日) 8135円79銭(2011年11月25日)


8月3日時点での各移動平均線
 25日移動平均線(下落中) 8714円04銭
 75日移動平均線(下落中) 8790円80銭

2月第4週には13週線と26週線のゴールデンクロスが示現しました。
これは一般的には中期上昇サインといわれています。
ただ、この中期上昇サインは完全に消滅しました。
ただ、直近の調整局面で6月4日の安値を割り込まなかったことにより、
6月4日の8295円63銭、その後が下値切り上げ型のダブルボトム形成と指摘する向きも
あります。
また8月第2週で25日移動平均線を上回りましたので(移動平均線自体は下向き)株価の調整が
この位置で止まるのかどうかを見極めたいところです。

2013年3月期予想が実現するならば割安感がありますが、業績下方修正を発表する銘柄が多く、
当初の業績予想をうのみにしている人は大幅に減少し、業績の先行きに不安が出ています。
そのこともあり、売買高、売買代金を見る限り、閑散相場といえます。

どこで買うかは個人個人の考え方や手法によりますが、日本株に関しての中長期での
強気派は減少しています。


現在の市場は恐怖や疑心暗鬼がまだまだありますので、下がるとの意見や
上がってもショートカバー中心で上値は知れているという考えが多数派でしょう。
さらに8月という株価が上がりにくい季節的アノマリー、外国人の売り越し基調、
日本人投資家の心理(弱気)などを考えれば、日本株のサマーラリーは期待薄でしょう。

日本株の上昇(戻り)は7月4日の高値は9136円02銭で、再びここまでの戻りを期待している
人が多いでしょう。
25日移動平均線自体が下向きのため、これが上向きに転じるまでは戻り売り、
もしくは様子見が多そうです。
今週の戻りの最初のメドは心理的節目の9000円でしょう。

安値買いの人は仕込みは終了しているでしょう。
すでに利食い売りを出したか、利食い売りをいつ出すかを考慮中でしょう。
短期の人は買いにチャンスがありますが、一方売り方にもチャンスがあり、
強弱感の対立もあり得ます。
典型的なバイ&ホールド・悪く言えばアホールドの人は何もすることはなく、ホールドのみです。

このブログの推奨通り動いている人ならば(いるわけないか)2回目の安値拾いを完了して
上昇を楽しみに待っている段階か、利食い売りを出したでしょう。
キャッシュもたっぷり残っていることでしょう。


投資家の行動は心理に左右されます。
株は安くなったら買い、高くなったら売ればいいと言いますが、高いか安いかの基準はなんでしょう。
明確な基準があればそれに従って売買していることでしょう。
多くの投資家は理論ではなく、高くなりそう・安くなりそうという思い込み(感情)で売買します。
もちろん自由ですが、安くなったら買い、高くなったら売りという基準をもって売買していないことは
明確です。

現在はトレンドフォローが主流です(もちろん一つの有力な手法です)が、
これはある程度上がったら買い、ある程度下がったら売りという手法で、
安いところを買い、高いところを売る事とは違う方法です。
トレンドフォローの人は25日移動平均線を上回ってきてはいるものの、
25日線自体が下向きのため買いの仕掛けを躊躇している感じです。
むしろ25日線を割り込んだら弱気でとりたいといったところでしょうか。

日本株は弱気派が優勢で、外国人の売り越し、企業業績の悪化、円高など弱気材料に
事欠きません。
企業業績が事前予想より悪ければ株価の下落は当然といえますが、
意図的な売り崩しによって利益獲得を狙う投資主体の存在があります。
現在日本株は悪材料に敏感、好材料に鈍感になっています。
したがって押し目買いスタンスより、戻り売りスタンスに依然分がある展開と考えます。


もちろん投資は自己責任でお願いします。


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