SSブログ

今週の展望(2012年4月最終週~5月第1週) [株]

       2012年4月27日 2012年4月20日 2012年4月13日 2011年12月30日     
          
日経平均   9520円89銭   9561円36銭  9637円99銭   8455円35銭
TOPIX     804.27      811.94      815.48      728.61
東証2部   2411.51     2399.04     2393.90     2111.43  
ジャスダック 1390.36     1382.62     1374.72     1180.05  
マザーズ    391.62      391.02      385.10      396.21                                                                            

先週の日経平均は週間で40円47銭の下落になりました。
イベントの多い週で様子見気分が強く、特に週末の日銀金融政策決定会合が注目されていました。
その日銀の追加緩和策が発表された直後は急伸しましたが、週末・月末、さらには日本が連休を
控えていることから格好の売り場を提供した形になり、急落しました。
ただ、日経平均とTOPIX以外の株価指数は週間でプラスで、主力株とそれ以外は
対照的な値動きになっています。
ただし、日経平均の値動きが一部の銘柄の影響が大きいようにジャスダック指数も同様の銘柄が
あります。

昨年末からの上昇幅は1065円54銭(12.06%)で、いまだ堅調な数値を維持していますが、
投資家のメンタルを見れば「上記の数値が該当するのはアホルダーだけだよ」との声が
聞こえてきそうです。
どうしても直近の値動きの印象が強く、それに左右されるのがメンタルです。
また2~3月までにいったん利益確定をしても、4月に購入した銘柄が含み損を抱えていれば、
気分が良くない(トータルでプラスでも)でしょう。
リスクオン、リスクオフは投資主体のメンタルによる場合がかなりあるので、
現在の心境は安くなったら買いたいより、戻ったら売りたいになっているようです。
(ただし多数がどうなるかはこのブログにお越しの皆様ならご存知でしょう)


ヨーロッパ情勢はスペインが不安視されています。
また株価の上昇エンジンの円安の進行が停滞しています。
原油高の進行は強い警戒要因といえるでしょう。
さらに中国情勢が懸念要因になっています。
と何週かにわたって述べてきましたが、基本的にこれらに変化はありません。
(もっとも織り込まれたと考える人はいます)


           日経平均年初来の高値       日経平均年初来の安値

終値     10255円15銭(2012年 3月27日) 8378円36銭(2012年 1月16日)      
ザラバ    10255円15銭(2012年 3月27日) 8349円33銭(2012年 1月 6日)


           日経平均昨年来の高値       日経平均昨年来の安値

終値     10857円53銭(2011年 2月21日) 8165円18銭(2011年11月25日)      
ザラバ    10891円60銭(2011年 2月17日) 8135円79銭(2011年11月25日)


4月27日時点での各移動平均線
 25日移動平均線(下落中) 9728円11銭
 75日移動平均線(上昇中) 9451円58銭

2月第4週には13週線と26週線のゴールデンクロスが示現しました。
これは一般的には中期上昇サインといわれています。

ただ、この中期上昇サインは教科書的に言えば終了した形になりました。
先週終値9520円89銭で13週移動平均線(9627円71銭)を割り込んで
おり(移動平均線自体は上昇中ですが)、短期間に回復しなかったからです。
短期的には株価は25日線を下回り、25日線自体も下向きに転じたままなので弱気継続ですが、
25日線との下方かい離を考えれば、そろそろリバウンドを考える人もいるでしょう。

日本株の割安感は喪失し、出遅れ感も修正されたためか、新年度入りからはさえない動きが
続いています。
中長期の上昇トレンドは教科書的には慎重姿勢で、短期で見た場合は撤退が主流でしょう。
9800円以上(特に10000円以上)で購入した人は戻り売りを考えており、上昇圧力になります。
ただ、これから発表される決算には注目が必要です。
見るべき数値は2013年3月期予想ですが、日本の会社が途中での下方修正を嫌っていることを
考えれば慎重な見通し(低めの業績予想)を出すことは考えられます。

ここまでの水準で購入していない人は明らかに出遅れですが、かといって買いを入れるよりは
見送りや戻り売りを考える人が多いでしょう。

ここからの買いは絶対的安い水準の買いではなく、上昇を考える人の買いですが、
短期の場合、買いを入れるより戻り売りと考える人が多いでしょう。

安値買いの人は買いの出番はありません。(行動は利食い売り、もしくは休み)
あくまで上昇期待の人の買いです。
短期の人は戻り売り(目標は25日移動平均線)になります。
勢い重視の人はかなり慎重になりそうで、見送りでしょう。
典型的なバイ&ホールド・悪く言えばアホールドの人はホールドでしょう。
(アホルダーはここでは売りません)

今週は2日しか立ち合い日がありません。
模様眺めの中、閑散相場が続きそうです。
個別銘柄の売買や先物主導の値動きはあるかもしれませんが、開店休業状態と考えます。

海外市場は通常通り動いていますので、いつもと同じだと考えるのは当然ですが、
このブログの推奨通り動いている人ならば(いるわけないか)キャッシュをたっぷり持って
休暇を楽しんでいることでしょう。


もちろん投資は自己責任でお願いします。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。