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今週の展望(2012年4月第4週) [株]

       2012年4月20日 2012年4月13日 2012年4月6日 2011年12月30日     
          
日経平均   9561円36銭  9637円99銭   9688円45銭   8455円35銭
TOPIX     811.94      815.48      825.71      728.61
東証2部   2399.04     2393.90     2404.11     2111.43  
ジャスダック 1382.62     1374.72     1369.92     1180.05  
マザーズ    391.02      385.10      384.89      396.21                                                                            

先週の日経平均は週間で76円63銭の下落になりました。
4月18日(水)には今年3番目の上げ幅を記録しましたが、他の4営業日が下落となり、
週間ではマイナスになりました。
ただ、日経平均とTOPIX以外の株価指数はプラスで、対照的になっています。

昨年末からの上昇幅は1106円01銭(13.08%)で、いまだ堅調な数値を維持していますが、
投資家のメンタルは弱気に転じ、短期では高値掴みの投資家も散見されます。
投資主体別売買動向をみると高値掴みの個人投資家がおり、戻り売り圧力になります。

過剰流動性による資金が日本株を押し上げてきましたが、変化が見えます。
ヨーロッパ情勢はスペインが不安視されています。
また株価の上昇エンジンの円安の進行が停滞しています。
原油高の進行は強い警戒要因といえるでしょう。
さらに中国情勢が懸念要因になっています。

           日経平均年初来の高値       日経平均年初来の安値

終値     10255円15銭(2012年 3月27日) 8378円36銭(2012年 1月16日)      
ザラバ    10255円15銭(2012年 3月27日) 8349円33銭(2012年 1月 6日)


           日経平均昨年来の高値       日経平均昨年来の安値

終値     10857円53銭(2011年 2月21日) 8165円18銭(2011年11月25日)      
ザラバ    10891円60銭(2011年 2月17日) 8135円79銭(2011年11月25日)


4月20日時点での各移動平均線
 25日移動平均線(下落中) 9841円83銭
 75日移動平均線(上昇中) 9377円99銭

2月第4週には13週線と26週線のゴールデンクロスが示現しました。
これは一般的には中期上昇サインといわれています。

ただ、先週終値9561円36銭で13週移動平均線(9574円71銭)を
わずかとはいえ割り込んでおり(移動平均線自体は上昇中)、短期間に回復しないと
中期の上昇トレンドも崩れたと言われるでしょう。
短期的には株価は25日線を下回り、25日線自体も下向きに転じたままなので弱気継続でしょう。

今年に入り、常に買い越していた外国人の売買動向に変化が見えつつあります。
したがって警戒が必要になります。

日本株の割安感は喪失し、出遅れ感も修正されたためか、新年度入りからはさえない動きが
続いています。
中長期の上昇トレンドは教科書的には慎重姿勢で、短期で見た場合は撤退が主流でしょう。
9800円以上(特に10000円以上)で購入した人は戻り売りを考えており、上昇圧力になります。

ここまでの水準で購入していない人は明らかに出遅れですが、買いを入れるよりは
見送りや戻り売りを考える人が多いでしょう。

ここからの買いは絶対的安い水準の買いではなく、上昇を考える人の買いですが、
短期の場合、買いを入れるより戻り売りと考える人が多いでしょう。

安値買いの人は買いの出番はありません。(行動は利食い売り、もしくは休み)
あくまで上昇期待の人の買いです。
短期の人は戻り売り(目標は25日移動平均線)になります。
勢い重視の人はかなり慎重になりそうで、見送りでしょう。
典型的なバイ&ホールド・悪く言えばアホールドの人は方針が問われる場面でしょう。
(利食いかホールドか)

今週は重要イベント(FOMCや日銀金融政策決定会合など)が多く、
決算発表を見極めたい投資主体、ゴールデンウイークの前の週という日程など
模様眺めを促す要因だらけに見えます。

模様眺めの中、閑散相場が続きそうです。
個別銘柄の売買や先物主導の値動きはあるかもしれませんが、開店休業状態と考えます。

4月27日の日銀金融政策決定会合で追加の緩和策が出るという前提で相場は形成されています。
従って追加緩和が出なければ大幅安、緩和策が予想通りならば好材料出尽くしになる
可能性大です。(想定以上の緩和策が出れば別ですが)
無難な選択ならば今週中にポジションを自分が考える最低限(金額や率は人それぞれ)まで
落とすことが考えられます。

もちろん投資は自己責任でお願いします。


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