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権利付き最終売買日 [株]

本日前場の日経平均は61円58銭安の8426円72銭で終了しています。
小高く始まりましたが、すぐに反落に転じ、小安い水準でもみ合いました。


本日(2009年3月25日)は日本市場は3月期末決算会社の権利付き最終売買日になります。
配当金、株式分割、株主優待など株主の権利を確定させるには本日中に株式を購入しなければいけません。
日本では3月決算銘柄が非常に多いので、特に重要な日になります。

現在は株券が電子化されており、保管振替機構での受け渡しになりますので、名義書き換えの手間は不要になりました。(タンス株の人を除く)

本日購入→受け渡し日 2009年3月30日・約定(購入)日の3営業日後

権利を確定させるには日にちの余裕(昔は株券の受け渡しがあったため)が必要とみなされ、決算月該当の銘柄(今月なら3月決算銘柄)は一日ずれます。
決算期末該当銘柄は最終営業日に受け渡しをしないと考えたほうがわかりやすいでしょう。
もっとも電子化された今では不必要な規定なのかもしれません。


3月期末会社とそれ以外の決算期の会社では明日に株式を購入(売却)した場合、
受け渡しの日にちが違うので注意が必要です。

2009年3月26日に購入(または売却)の場合の受け渡し日

3月決算会社…2009年4月1日

それ(3月)以外の決算会社…2009年3月31日

配当金をもらった3月決算企業を明日売却し、その代金で3月決算以外の企業を購入しようとした場合、売却代金(3月銘柄)の受領は4月1日、購入代金の支払日(3月決算以外の銘柄)は3月31日になり、決済不能に陥りますので、十分な注意が必要です。


追加文  2010年3月26日

この記事 「権利付き最終売買日」をご覧の方へ

2010年3月期末を例に取り上げますと
昨年(2009年)までは期末の4営業日前までの購入が必要でしたが、
今年(2010年)からは決算期末会社でも3営業日前で権利が得られるようになりました。

2010年3月を例にしてみますと
今年は3月31日の3営業日前・つまり3/30. 3/29. 3/26で3月26日(本日)でいいことになります。
昨年までは3月31日の4営業日前・つまり3/30. 3/29. 3/26. 3/25で3月25日(昨日)までに
購入しなければなりませんでした。



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Kフロー

>配当金をもらった3月決算企業を明日売却し、その代金で3月決算以外の企業を購入しようとした場合、売却代金(3月銘柄)の受領は4月1日、購入代金の支払日(3月決算以外の銘柄)は3月31日になり、決済不能に陥りますので、十分な注意が必要です。


私はこれで、以前、痛い目に会いました(^_^;)
結局、証券会社に「詫び状」を入れて、代金を立て替えてもらいました。

by Kフロー (2009-03-25 12:56) 

renbajinharuhi

こんにちは、Kフローさん。
上記の証券事故はデイトレードが盛んになってからは毎年のようにおこっているようで、証券会社のホームページなどでもこの時期になると注意書きが出ています。
たぶん今年(明日)も起きるでしょう。
by renbajinharuhi (2009-03-25 13:40) 

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