2024年9月2日前場 [株]
本日前場の日経平均は62円13銭高の38709円88銭で終了しています。
39000円台を回復して高く始まりましたが、上げ幅を縮めました。
TOPIXは-0.07の2712.56で終了しています。
JPX日経400は始値 25063.92、前引 24866.67(-1.55)で
終了しています。
スタンダードTOP20 1168.95(- 8.24)
グロースCore 868.02(- 7.68)
上海は安く、香港は大幅安で推移しています。
2024年9月2日前場の日経平均 2024年9月2日11:30までの
日経平均先物
始値 39025円31銭( 9:00) 39110円( 8:45)
高値 39080円64銭( 9:03) 39140円( 8:45)
安値 38670円66銭(11:25) 38670円(11:25)
前引 38709円88銭(11:30) J-GATE開始で終日取引です。
※2011年2月14日よりJ-GATEが開始され、
先物は休み時間なしの9:00~15:15取引になりました。
(15:10~はプレ・クロージングで板寄せ後15:15終了)
従いまして前場の先物に関する記述は11:00までのものとなります。
2011年11月21日からは前場の現物取引時間延長により11:30までに
なりました。
2016年7月19日より日経平均先物の取引開始時間が8時45分になりました。
2016年7月19日よりマザーズ先物が始まりました。
2022年4月4日より東証2部指数とジャスダック指数が廃止、
スタンダードTOP20指数とグロースCore指数が新規採用されました。
2022年6月27日よりプライム、スタンダード、グロースの各指数が
リアルタイムの表示になりました。
2023年7月3日よりJPXプライム150指数の算出が始まりました。
2023年11月2日でマザーズの名称は終了し、
2023年11月6日より東証グロース市場250指数に変更されました。
史上最高値更新中
日経平均年初来高値 日経平均年初来安値
終値 42224円02銭 31458円42銭
(2024年7月11日) (2024年8月 5日)
ザラバ 42426円77銭 31156円12銭
(2024年7月11日) (2024年8月 5日)
日経平均2023年~2024年3月高値 日経平均2023年~2024年3月安値
終値 40888円43銭 25716円86銭
(2024年3月22日) (2023年1月 4日)
ザラバ 41087円75銭 25661円89銭
(2024年3月22日) (2023年1月 4日)
日経平均2023年高値 日経平均2023年安値
終値 33753円33銭 25716円86銭
( 7月 3日) ( 1月 4日)
ザラバ 33853円46銭 25661円89銭
(11月20日) ( 1月 4日)
日経平均2022年~2023年3月高値 日経平均2022年~2023年3月安値
終値 29332円16銭 24717円53銭
(2022年 1月 5日) (2022年 3月 9日)
ザラバ 29388円16銭 24681円74銭
(2022年 1月 5日) (2022年 3月 9日)
日経平均2022年高値 日経平均2022年安値
終値 29332円16銭 24717円53銭
(1月 5日) (3月 9日)
ザラバ 29388円16銭 24681円74銭
(1月 5日) (3月 9日)
日経平均2021年~2022年3月高値 日経平均2021年~2022年3月安値
終値 30670円10銭 24717円53銭
(2021年9月14日) (2022年3月 9日)
ザラバ 30795円78銭 24681円74銭
(2021年9月14日) (2022年3月 9日)
日経平均2021年高値 日経平均2021年安値
終値 30670円10銭 27013円25銭
(9月14日) (8月20日)
ザラバ 30795円78銭 26954円81銭
(9月14日) (8月20日)
日経平均2020年~2021年3月高値 日経平均2020年~2021年3月安値
終値 30467円75銭 16552円83銭
(2021年 2月16日) (2020年 3月19日)
ザラバ 30714円52銭 16358円19銭
(2021年 2月16日) (2020年 3月19日)
データ
2010年~2020年の日経平均
短期間での大きすぎるボラティリティは投資家のメンタルに悪影響を及ぼす。
(それが好き、楽しいという人もいるでしょうが)
2021年の30000円後の値動き(いずれもザラ場値)
2020年の急落の過程(コロナショック)
2021年乱高下、2020年コロナショック、1990年日経平均 データ室 参照
39000円台を回復して高く始まりましたが、上げ幅を縮めました。
TOPIXは-0.07の2712.56で終了しています。
JPX日経400は始値 25063.92、前引 24866.67(-1.55)で
終了しています。
スタンダードTOP20 1168.95(- 8.24)
グロースCore 868.02(- 7.68)
上海は安く、香港は大幅安で推移しています。
2024年9月2日前場の日経平均 2024年9月2日11:30までの
日経平均先物
始値 39025円31銭( 9:00) 39110円( 8:45)
高値 39080円64銭( 9:03) 39140円( 8:45)
安値 38670円66銭(11:25) 38670円(11:25)
前引 38709円88銭(11:30) J-GATE開始で終日取引です。
※2011年2月14日よりJ-GATEが開始され、
先物は休み時間なしの9:00~15:15取引になりました。
(15:10~はプレ・クロージングで板寄せ後15:15終了)
従いまして前場の先物に関する記述は11:00までのものとなります。
2011年11月21日からは前場の現物取引時間延長により11:30までに
なりました。
2016年7月19日より日経平均先物の取引開始時間が8時45分になりました。
2016年7月19日よりマザーズ先物が始まりました。
2022年4月4日より東証2部指数とジャスダック指数が廃止、
スタンダードTOP20指数とグロースCore指数が新規採用されました。
2022年6月27日よりプライム、スタンダード、グロースの各指数が
リアルタイムの表示になりました。
2023年7月3日よりJPXプライム150指数の算出が始まりました。
2023年11月2日でマザーズの名称は終了し、
2023年11月6日より東証グロース市場250指数に変更されました。
史上最高値更新中
日経平均年初来高値 日経平均年初来安値
終値 42224円02銭 31458円42銭
(2024年7月11日) (2024年8月 5日)
ザラバ 42426円77銭 31156円12銭
(2024年7月11日) (2024年8月 5日)
日経平均2023年~2024年3月高値 日経平均2023年~2024年3月安値
終値 40888円43銭 25716円86銭
(2024年3月22日) (2023年1月 4日)
ザラバ 41087円75銭 25661円89銭
(2024年3月22日) (2023年1月 4日)
日経平均2023年高値 日経平均2023年安値
終値 33753円33銭 25716円86銭
( 7月 3日) ( 1月 4日)
ザラバ 33853円46銭 25661円89銭
(11月20日) ( 1月 4日)
日経平均2022年~2023年3月高値 日経平均2022年~2023年3月安値
終値 29332円16銭 24717円53銭
(2022年 1月 5日) (2022年 3月 9日)
ザラバ 29388円16銭 24681円74銭
(2022年 1月 5日) (2022年 3月 9日)
日経平均2022年高値 日経平均2022年安値
終値 29332円16銭 24717円53銭
(1月 5日) (3月 9日)
ザラバ 29388円16銭 24681円74銭
(1月 5日) (3月 9日)
日経平均2021年~2022年3月高値 日経平均2021年~2022年3月安値
終値 30670円10銭 24717円53銭
(2021年9月14日) (2022年3月 9日)
ザラバ 30795円78銭 24681円74銭
(2021年9月14日) (2022年3月 9日)
日経平均2021年高値 日経平均2021年安値
終値 30670円10銭 27013円25銭
(9月14日) (8月20日)
ザラバ 30795円78銭 26954円81銭
(9月14日) (8月20日)
日経平均2020年~2021年3月高値 日経平均2020年~2021年3月安値
終値 30467円75銭 16552円83銭
(2021年 2月16日) (2020年 3月19日)
ザラバ 30714円52銭 16358円19銭
(2021年 2月16日) (2020年 3月19日)
データ
2010年~2020年の日経平均
短期間での大きすぎるボラティリティは投資家のメンタルに悪影響を及ぼす。
(それが好き、楽しいという人もいるでしょうが)
2021年の30000円後の値動き(いずれもザラ場値)
2020年の急落の過程(コロナショック)
2021年乱高下、2020年コロナショック、1990年日経平均 データ室 参照
今週の展望(2024年9月第1週) [株]
復活への期待
2024年8月30日 2024年8月23日 2023年12月29日
日経平均 38647円75銭 38364円27銭 33464円17銭
TOPIX 2712.63 2684.72 2366.39
スタンダードTOP20 1177.19 1174.07 1109.91
グロースCore 875.70 822.60 953.52
グロース250 669.01 640.52 706.41
スタンダードTOP20、グロースCoreの両指数は2022年4月4日から
(基準値1000・2022年4月1日終値)
2023年11月6日より
東証マザーズ指数の名称を東証グロース市場250指数に変更しました。
前週(2024年8月第5週)の日本株は落ち着きを取り戻しつつあります。
日経平均は週間で283円48銭高で、すべての指数が上げました。
FRB議長が9月利下げを強く示唆したことで米株は上昇し、ダウは史上最高値更新で
日本株にも恩恵を期待する人が多くなりそうで、円高によるさえない企業業績不安は
あるものの、8月月初3営業日の暴落の90%を取り戻した勢いはオーバーシュートを
呼び込む可能性が高く、想定外の高値を示現しそうです。
今週は9月6日に米雇用統計がありますが、利下げ前提なので、雇用統計が悪ければ
利下げ幅拡大期待につながる好材料視されそうです。
戻りのピッチが速すぎるので(もはや戻りではないという人もいます)市場参加者の
中には右往左往している人も少なくないでしょう。
益々投資方針とそれに見合う行動が大切になります。
個々人の懐勘定はそれぞれでしょうが、8月第2週に狼狽売りをした人以外は
大きな損失にはなっていないはずなので基調は強そうです。
もちろん安値で買えた人は利食い売りできますし、戻り売りも含めた売り方と
新規買いを含めた買い方のどちらに勢いがあるかを引き続き確認する週になります。
終了した24年3月期の企業業績は好業績でしたが、市場予想との乖離によって
悲喜こもごもでした。
業績の好悪はもちろんですが、株主還元に積極的な企業が好感されました。
市場予想を超えるポジティブサプライズが必要です。
重要な25年3月期の業績予想は減益予想でさえない数字になりました。
ただ、期初予想は慎重に出す日本企業の体質を鑑みると悲観一色とは言えませんが、
短期的には好感はされません。
第1四半期、第2四半期(中間決算)と進むごとに上方修正されれば問題ありませんが、
業績予想好調、特に株主還元に積極的な個別物色が中心になりそうです。
これから先の業績発表は単なる増益ではなく、市場予想より上か下かで株価の値動きに
影響を与える展開が続くでしょう。
さらに増配や自社株買いにも市場予想より~が影響を与える可能性もあり、
先読みが常の市場には織り込み済みと言う言葉が付いて回り、この市場予想と言う
不可解な数字にまたまた右往左往させられます。
このブログでは毎回書いていますが、時代のキーワード二極化はあらゆるところで
見られます。
給料でも上がるところと上がらないところで二極化しています。
今年は新NISAが始まりますので同じ株を同じ値段で売買しても新NISAの人は無税で
済むという差が発生します。
100万円儲けたら203150円の差になります。
今年はどこ(の国)にベットしたら二極化の勝ち組になるのでしょうか?
過去のコメント欄に書きましたが、二極化の勝ち組は株を持っている人、
負け組は株を持っていない人になりそうです。
これは世論調査で株価が史上最高値を付けたが豊かになった実感はないとの回答でも
証明されています。(日本は株を持っていない人のほうが多い)
25か月連続の実質賃金マイナスのデータがありましたが、26か月ぶりにプラスに
転じたのはかすかな好材料です。
私が提唱している投資の基準年5%が米国民が米国債を購入するという事ならば
ほぼノーリスクで達成できるので株式投資を控えるという選択もありましたが、
(もし行った人がいるなら5%確保かキャピタルゲインかのうれしい選択です)
それ以上のリターンが期待できると思えばリスクを取りたがるのが人間、
特に投資家と言う人種です。
もはやこのブログでは常套句のメンタルのなせる業です。
2024年8月30日時点での各移動平均線
5日移動平均線(上昇中) 38356円18銭
25日移動平均線(上昇中) 37124円13銭
75日移動平均線(横ばい) 38649円08銭
200日移動平均線(上昇中) 37359円01銭
25日平均線は上にあるように37124円13銭です。
8月23日時点ではこの値より遥かに上です。
一番上の75日線に接近したので、これを上回り続けられるのかに注目でしょう。
中期で見ると底は打ったものの強気転換まであと一歩、長期では長い下髭の形で
底値確認と言えそうです。
時間軸で見れば見方が違う局面なので投資方針が明確でないと
株価に振りまわされる局面です。
日本株は業績相場への移行に期待したいところですが、
進捗状況も含め25年3月期予想はさえません。
参考 ドルベース日経平均
ドルベースで見てみると
2015年12月30日は158ドル06セント
(日経平均19033円71銭・円ドル120円42銭)
2016年12月30日のドルベースは163ドル20セント
(日経平均19883円90銭・円ドル117円12銭)
2017年12月29日のドルベースは202ドル06セント
(日経平均22764円94銭・円ドル112円66銭)
2018年12月28日のドルベースは181ドル27セント
(日経平均20014円77銭・円ドル110円41銭)
2019年12月30日のドルベースは216ドル73セント
(日経平均23656円62銭・円ドル109円15銭)
2020年12月30日のドルベースは264ドル51セント
(日経平均27444円17銭・円ドル103円34銭)
2021年12月30日のドルベースは250ドル07セント
(日経平均28791円71銭・円ドル115円13銭)
2022年12月30日のドルベースは196ドル71セント
(日経平均26094円50銭・円ドル132円65銭)
2023年12月29日のドルベースは236ドル76セント
(日経平均33464円17銭・円ドル141円34銭)
2024年8月30日のドルベースは266ドル86セント
(日経平均38647円75銭・円ドル144円82銭)
週末ベース高値2021年2月19日 284ドル23セント
(日経平均30017円92銭・円ドル105円61銭)
直近(2024年8月30日)では週間で円ベースでは高く、
ドル・円ベースの円高の相乗効果も加わり上昇しました。
投資家のメンタルは非常に揺れ動くので、直近の大幅下落で含み益の減少や
含み損への転落、追証請求、強制決済などさんざんかもしれません。
ただ、8月第3週の大幅高で景色は変わってきました。
かつて記事のコメント欄にも書きましたが、投資資金は非常に憶病なので
頻繁に市場に出入りしたがりますが、適切なタイミングを計れる天才以外は
市場に居続けるという選択肢もあります。
本当の危機は10年に一度くらいなので、目先で売り買いするよりバイ&ホールド
できる銘柄や指数を見つけるほうが安心して資産形成ができそうです。
緊急告知
2024年1月第2週は買い方は市場にいなければいけない1週間でした。
2024年3月第4週も買い方は市場にいなければいけない1週間でした。
2024年4月第3週は買い方は市場にいないほうが良い1週間でした。
2024年7月第1週は買い方は市場にいなければいけない1週間でした。
2024年7月第4週は買い方は市場にいないほうが良い1週間でした。
2024年7月最終週~8月第1週も市場にいないほうが良い1週間でした。
(まあ無理ですが)
8月5日に買いを入れた投資家は勝ち組の資質大です。
8月第3週は過去記事にもあるように稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない
と言える週でした。
市場で勝つ人は少数、勝ち続ける人はさらに少数と言われますが、
多くの人が負けるならば人と同じことをやっていたらダメ、人と違う事をすれば勝ちに
近づくともいえそうです。
とはいえ長期で見たときの投資の期待収益率はプラスなので一喜一憂しないことが大切
すなわちメンタルこそが投資において最も大切と言われるゆえんです。
FOMO(Fear Of Missing Out)日本語訳ならば見過ごしてしまうことの恐怖でしょうか。
投資では一番大切なのはメンタルとこのブログではくどいほど述べていますが、
上げ続ける相場を見ると乗り遅れては儲けそこなうという心理が働きます。
そうなればどこかで飛びつき買いをしやすくなります。
ましてや指数(ベンチマーク)との比較で成績が決まるプロは放置することはできません。
下げるまで待つ(休むも相場)は個人投資家には許されても市場が上昇していれば、
ベンチマークに負けてしまう模様眺めは許されません。
従って相場観に反しても上がり続ければどこかで買い参入という行為を取ります。
上がるから買う、買うから上がるの市場循環で想定外の上げが示現します。
もちろん下げ続ける場合もこの心理は(あるいは需要は)働きますので、
想定外の下げになります。
値ブレが大きくなりやすい一因(以上)です。
2024年1月第2週は上への値ブレの大きさを見せつけられました。
2024年3月第4週も上への値ブレの大きさを見せつけられました。
2024年4月第3週は下への値ブレの大きさを見せつけられました。
2024年7月第4週は下への値ブレの大きさを見せつけられました。
2024年8月第2週は史上最大の下げと上げの両方がみられました。
2024年8月第3週は上への値ブレの大きさを見せつけられました。
順張り派と逆張り派、投資期間も見れば様々ですが、それこそが正反対の意見の人が
いて市場で売買が成立するという事になります。
上げでも下げでも結果によって理由付けがなされ、どう解釈するのも自由ですが、
株価に振り回されることにはなるでしょう。
投資家は多種多様で、強気の人、弱気な人、順張りの人、逆張りの人、
投資期間に至っては数秒単位から数年単位(一生売らない)まで数限りない選択があり、
それこそが何時でも自由な売買ができる市場の厚みにつながり、
まさに多種多様な選択ができます。
どのような手段や選択にも利益機会のチャンスはありますが、反面損失の危険もあると
いうことです。
毎日市場を見ていると一部の個別株も含め目まぐるしさについていけません。
いかに目先筋中心に市場が動いているかがわかりますが、一喜一憂でメンタルが
揺さぶられるのは健全な資産運用にとっては良い事とは言えません。
目先筋中心の値動きは続きそうで、急速な値動き(上げでも下げでも)は続きそうです。
2023年3月9日終値からの5営業日で1612円54銭の下げは記憶に
残っている人もいるでしょう。
2023年5月15日~5月19日は5連騰、5日連続年初来高値更新
週間上昇幅は1420円05銭にも達しました。
日経平均は6月12日~6月16日の1週間で1440円91銭も上昇しました。
逆に6月19日~6月23日の1週間では924円54銭も下げました。
8月2日・8月3日の両日で1300円以上も下げました。
8月13日の週では1022円89銭も下げました。
8月27日の週では1086円34銭も上げました。
9月17日の週では4営業日ながら1130円88銭も下げました。
9月29日~10月4日の5営業日では1845円02銭も下げました。
10月10日~10月12日の3営業日では1499円99銭も上げました。
10月31日~11月6日の4営業日では2011円52銭も上げました。
2024年1月第2週は4営業日で2199円69銭も上げました。
2024年3月第4週は4営業日で2180円79銭も上げました。
2024年4月第3週は5営業日で2455円20銭も下げました。
2024年7月第4週は5営業日で2396円38銭も下げました。
2024年7月最終週~8月第1週は5営業日で1751円71銭下げたので
2週間、10営業日で4150円08銭も下げたことになります。
2024年8月第3週は4営業日で3037円67銭も上げました。
米中対立、中国景気悪化、米景気後退懸念、富裕層増税気運、ロシアの動向、中東情勢
など海外発の影響(株価含む)が日本市場を揺さぶる主役で、物価上昇が加わります。
何が起こるかわからない、いわゆる不透明さを市場は最も嫌いますが、
市場とは投資家(投資主体)の集合体にほかなりません。
世界は一つで近くなった現在では「遠くの戦争は買い」と言った投資格言は過去の遺物
なのかもしれませんし、外国人投資家に支配されている日本市場は第2のアメリカ市場と
いう見方もあります。
値動きが一方向に大きいので目先筋、短期筋中心に下がれば売りが続きやすくなります。
空売りの存在を指摘する人もいるでしょうが、一定水準以下の空売りは株価が
下がっているという投資家の不安に付け込み利益獲得を目指す存在です。
まさにこの8月5日までの3週間はカラ売り躍動期間でした。
投資で一番大切なのはメンタルと言われる所以(このブログでは毎回書いている)です。
原油価格(ガソリンや灯油)や食料の価格上昇は日本でも見られます。
現金はインフレに弱いとするならば株を売って現金化するという行為は
合理的でしょうか。
キャッシュイズキングと言われたのも利上げ継続、株価下落の恐怖が言わせている
一時的(年単位でもありえますが)ブームのようなものでした。
もっとも多くの人は合理的な行動はしない(するとは限らない)ので
利益獲得のチャンスはあるのですが。
投資スタンスや資金配分など個人個人の差は大きいですが、
相場はオーバーシュートします。(これもメンタルのなしうる仕業)
時代のキーワードは二極化ですが、企業業績も二極化しています。
個別株も上がるものとそうでないものが二極化しています。
株価が大きく下げると(大きく上げても)理由探しをしますが、
私見では過剰流動性が存在する中、外国人売りが続き、先物売買で一方向に動くと
それに追随する商い(特に機械売買=順張りのアルゴ)がその動きを加速することが
要因だと考えます。
それに短期(目先)の投資家も追随することが一層拍車をかけます。
もちろんFOMOもあります。
8月5日の暴落はこれに加えて狼狽売り(売らないともっと下がる恐怖の心理)や
信用取引の追証投げや強制決済もありました。
やはり株価の動きが投資家心理(メンタル)に対し最大の影響を与えますし、
一方向に動き出せば上げも下げもペースが速いうえ、想定外の値動きもあり、
多くの投資家はついていけないかもしれません。
米中対立や地政学リスクはたびたび市場を揺り動かすでしょう。
(そのほうが都合の良い市場参加者もいます)
株価が言わせた結果論ならば、ボラティリティが大きく、不安とアルゴリズム売買や
FOMOが一方向に拍車をかけるのが現在の市場と割り切るしかありません。
通常株価は上がるときは買う人と売る人の力が拮抗しつつもやや買い方の力がやや強くて
緩やかに上昇(利食い売りをこなしながら上昇)しますが、下がるときは買い方が
引っ込み売り方が勢いづくので下落スピードは速くなります。
現時点では上げでも下げでも急激すぎる印象ですが、それもメンタルに揺さぶられる
人間(+アルゴ)が作り出す市場と言うものなのでしょう。
2021年GDPは2022年11月27日の記事をご覧ください。
2022年5月18日発表の2022年1~3月期GDPは年率換算-1.0%でした。
1~3月GDP改定値は年率マイナス0.5%と上昇修正されたもののマイナスのままです。
2022年第2四半期GDP1次速報値は実質GDP成長率は前期比+0.5%、
前期比年率+2.2%になりました。
2022年第3四半期GDPは前期比マイナス0.3%(年率マイナス1.2%)と
まだら模様です。
2022年第4四半期の実質GDPの成長率は0.2%(年率0.6%)となりました。
2023年 第1四半期の実質GDPの成長率は0.4%(年率1.6%)となりました。
2023年第2四半期は年率6%の成長と高い水準になりました。
11月15日発表の2023年第3四半期GDP速報値は年率マイナス2.1%でした。
2023年第4四半期GDPは年率マイナス0.4%でした。
米ならば景気後退の定義に当てはまります。
3月11日発表の改定値ではプラス0.4%に上方修正されましたので
景気後退の定義からは外れました。
GDP改定値1~3月年率1.8%減、前期比0.5%減
2024年4~6月期0.8%増・年率3.1%
投資は自己責任で自由な世界なので、どう思いどう行動するかは人それぞれで
いいのですが、利益機会の消失、参加することによる損失。覚悟の上ならば自由です。
かつて最も大事なのは覚悟であると記事を書いたら一部の方に非難を受けましたが、
すべてがわかるわけではない(特に未来)ので、投資するにしてもしないにしても
その結果を受け止めるのは投資家自身なので覚悟はやはり大切です。
最も顕著な例はドルコスト平均法によるインデックスの長期投資で、経済は成長する
その中での優秀な上場企業はそれ以上に価値が上がる(当然株価も)上下のブレは
短期間では大きくても長期で見れば年5%程度の期待収益率に収れんすると信じて
覚悟を決めて投資し続けるという事です。
乱高下にもついていった投資家、唖然として見送っていた投資家、
淡々としていた投資家など様々あるでしょうし、結果もさまざまでしょうが、
自己責任で自由な世界では結果を受け止めて進むだけです。
米中対立悪化が気になりますし、慎重な対応が必要なのは言うまでもありませんが、
上記にもあるようにデイトレードを中心とした短期筋(正確には目先筋)は
引き続き直近IPOや小型個別株中心に暴れるでしょう。
それが市場全体に波及する可能性も高まってきました。
と言うより直近では指数(日経平均)の値動きのほうが派手です。
秒・分単位のトレードが盛んですが、まさに値動きだけを見たギャンブルです。
もちろん参加自由で、面白いと思う人も多々いるでしょうが、勝つ人より負ける人が
多いのはいうまでもありません。
ギャンブルについていえば、根拠がない(期待収益率がマイナス)にもかかわらず
自分だけは勝てると思って参加することも特徴です。
日銀は2024年3月19日発表の金融政策決定会合でマイナス金利解除、YCC撤廃、
ETF・REIT買い入れ終了を発表しました。
ただ国債に関しては無制限買い入れを実施し続けています。
(金利水準上限は0.25%から0.5%になりました)
7月28日の日銀金融政策決定会合ではYCC上限が1%に引き上げられました。
10月の日銀金融政策決定会合ではYCC上限1%メドに変更?されました。
12月の日銀金融政策決定会合では大規模緩和維持でした。
2024年1月の日銀金融政策決定会合でも大規模緩和維持でした。
2024年3月の日銀金融政策決定会合の発表後でも緩和姿勢は継続です。
2024年4月の日銀金融政策決定会合の発表後でも現状維持、追加利上げなしで
緩和姿勢は継続です。
2024年6月の日銀金融政策決定会合では7月の国債買い入れ額減額の方針が
示されました。(金額は経済状況次第なので不明)
2024年7月は0.25%への利上げと国債買い入れ額引き下げの
両方の政策変更がありました。
米国株(ダウ)
ダウは直近の2024年5月17日に史上最高値を更新し、
終値でも40000ドルに乗せました。
2024年7月26日に再び40000ドルで終了した後の微調整を経ての再上昇です。
2024年8月30日には41563円08セントの史上最高値を付けています。
これからも史上最高値を更新する可能性は大です。
ナスダックとS&P500も史上最高値更新に挑戦中です。
以下は過去記録です。
2020年3月第2週~2020年11月第3週のダウの推移
毎日の株価変動は通常の記事でご覧ください。
2020年最高値更新以降
米株3指数史上最高値とその後の安値 そして復活
日本株(日経平均)
毎日の株価変動は通常の記事でご覧ください。
株価が何によって動くかはこのブログの読者ならば言うまでもありませんね。
企業業績、金利、景気、などのファンダメンタル、金融・財政などの政策
チャートの形状をはじめとしたテクニカル、それらを織り込んでの需給など
どれも一理ありますが、最終的には欲と恐怖によって左右される投資家心理です。
まだ上がるという欲(他人が儲けているのだから自分も儲けたい)
まだ下がるという恐怖(今売らないとまだまだ下がる。これ以上損したくない)
さらにシステム売買やFOMOが一方向への拡大要因を後押しします。
だからこそ理論を無視した上昇や下落(オーバーシュート)が起きるのです。
この人間心理(投資家心理)が下げるときの狼狽売り、上がるときの飛びつき買いに
つながるのです。
ともかく上げでも下げでも急速過ぎるという感想です。
特にそれが短期間、極端な場合は1日のうちの上げ下げで現れます。
ザラ場の史上最高値を更新した3月7日は高値と安値の差が953円71銭にも
及びました。
8月第2週は過去記事にあるように5営業日連続の日中値幅が1000円以上の
大荒れでした。
過去の歴史
ご覧になりたい方は
人間心理はパニックに陥ると冷静な判断はできなくなります。
短期的には数々の好悪材料が市場を揺さぶりますが、長期で見ればどうなのでしょう。
長い目で見れば期待収益率に近くなると私は思うので、投資は続けます。
2021年3月期の業績は発表の通り好調でした。
2022年3月期も順調でした。(予想との乖離という問題は存在するが)
2023年3月期は(予想との乖離という問題は相変わらず存在するが)堅調でした。
2024年3月期も(予想との乖離という問題は相変わらず存在するが)堅調でした。
2025年3月期の期初予想は減益ですが、進展を確認したいところです。
では5年後は?10年後は?
誰にもわかりません。わかる(と思う)人は考え行動していることでしょう。
投資の時間軸によって全く正反対の考え・行動になることは当然です。
未来はわかりません。
この前提を信じられる人は長期投資を続けましょう。(期待収益率がプラスなので)
これが覚悟という事です。
私自身は株式市場に居続ける方針を取っています。
唯一の例外は1990年終盤くらいでしょうか。
現在市場参加者は投資主体によって考え方や行動が違うようですが
企業業績から見れば(業績好調が続けば)適正水準という意見もあります。
ただ、PER16倍超は割高水準と言う意見も散見されます。
大切かつ必要なことはメンタルの崩壊と資金の枯渇を起こさないことです。
狼狽して投げ売りをすることと買いたいのにお金がないという事を避ければ
必ず利益をもたらしてくれるのが投資です。
特に大幅安の時こそチャンスです。
2020年の下げはリーマンショック以来12年ぶりのチャンスでした。
本当の長期投資家ならばそう感じて、買っていたことでしょう。
2021年年初来安値更新の時は新規買いの人にとってはぞこまでの下げを他者が
肩代わりしてくれたという事です。
2024年8月月初に狼狽売りをした投資家は悔やんでいるでしょうが、
まさに上記の禁忌を実証した形です。
企業業績(2025年3月期予想)が好調そうならばメンタルが揺れない範囲で
買い場探しになります。
株は安く買って高く売るならば、今は高いですか?安いですか?
高いと答える人はカラ売りという手法もあります。ベアファンドもあります。
プットオプションの買い、コールオプションの売りもあります。
これらを買いポジションのリスクヘッジに使う人もいるでしょう。
34年ぶりの史上最高値更新で上がると思う人は買うでしょうが、飛びつき買いをして
下がれば歴史的な高値掴みになる可能性はあります。
上に記したように含み損に耐えられなくなって狼狽売りをすることと買いたいのに
お金がないという事態さえ起こさなければ何年後か先にあなたにリターンを
もたらしてくれるでしょう。
念のために付け加えますが、個人投資家には何もしない自由、いわゆる休むも相場という
選択肢があります。
短兵急に利益獲得を目指す人は株価の値動きで勝負すべきでしょう。
買いでも売りでもありですが、急速な上げの後は急速な下げ(利食い売り含む)も
ありえることは承知していなければなりません。
最も気長な人は利回りで考えて一生売らなくても年~%のインカムがあるならば
毎日(以上)株価を見なくてもいいやという水準で買いましょう。
現在は各国利上げ中で忘れ去られましたが、「金利の死」という言葉さえありました。
(日本は金利の死が続いています・利上げしても0%台の金利は死です)
もちろん株は減配、無配、倒産などのリスクはありますが、安全高利回りは
投資の世界にはありません(あればだれもがそれを選択する)ので、
繰り返しますが、狼狽売りと資金枯渇をもたらさない手法を取りましょう。
日本を代表し、世界にも通用する企業の株が利回り4%以上になっていました。
それらの会社が社債を発行すれば(している企業もあります)ジャンク債並みの
格付けでしょうか?答えは否です。
もちろん業績悪による一時的な減配や無配はあるかもしれませんが、
2021年3月期で無配でも本当の優良企業はそのような事態は長く続きません。
特に日本企業は諸外国と比べ安定配当の傾向(賛否両論)がありますので
本当の優良企業は簡単に無配や減配にはなりにくいのです。
逆説的に見れば2021年3月期に無配や減配にならなかった企業は安定優良企業と
言えそうです。
投資など必要ない(裕福で一生生活に困らない)ならば申し分ありません。
そのような人はこのブログなど読んでいないでしょう。
投資に大切なもの
1.メンタル
2.マネーマネジメント
3.メソッド
とするならばまさに1.と2.は常に試される問題で
1.が狼狽しないです。
2.が資金枯渇を起こさないことで
さらに3.において長期的視点を持つことの大切さを知る良い機会になります。
手法別
デイトレード タイミング選択の腕の見せ所。巧拙が顕著に出るでしょう。
短期 個別に売りで勝負と買いで勝負の使い分け。
中期 個別銘柄か指数か。
長期 ホールドが前提で、追加の新規買いはお勧めしません。
インデックス投資 やるべきことを淡々とやるだけ
乱高下があっても淡々としていられれば
インデックス投資家の鑑です。
私的には 勤労者の平均年収を配当金で得られたらいいな~
国外には不安要因満載です。(中東問題と米中関係緊張、米ロ関係悪化が代表)
個別株では上げも下げも急速過ぎてついていけない投資家も少なからずいるでしょう。
最近では日経平均のような指数でも1日1%以上の上下が頻繁にあります。
(時には2~3%以上も)
日本市場に最大の影響を及ぼす外国人投資家は3週間ぶりの売り越しです。
直近8週間で4週間の買い越しと4週間の売り越しです。
注記 投資主体別売買動向は毎週第4営業日午後3時に資料を掲載します
(通常は木曜日、祝日等非営業日がある場合はその分後ろ倒し)
直近の外国人売買動向から見れば日本株リバウンドの大きな理由になりそうです。
ただ、余りにも急すぎる値動きに投資家心理は揺さぶられるでしょう。
米中対立激化、地政学リスクなどリスクオフ要因が多い中で海外投資家は
リスク資産全般から資金を減らす状態でしたが、悪材料を織り込んでいく過程で
避難先という意味も含め日本株に投資していた部分もあります。
必然か偶然か世界的著名投資家ウォーレンバフェット氏が
日本株追加買いの検討の発表と歩調を合わせるような日本株買いです。
バフェット氏(バークシャーハザウェイ)の円建て債券発行はさらなる日本株買いへの
期待になっています。
ただ、バークシャーハザウェイの買いはスイス保険大手チャブと発表されました。
25年3月の期初予想は減益でしたが、当初は慎重でも上方修正が現実となり
好業績が維持されれば、業績相場の様相を呈しても不思議ではありません。
日本株全体が上げ続けるには、外国人買いが継続する必要があります。
外国人の継続的な売り越しがあれば下落は続きそうです。
今週発表の投資主体別売買動向(7月第3週分)で4週ぶりの売り越しになっていれば
先週の1000円を超す下げの要因は外国人だったといえそうです。
と書きましたが事実になりました。
7月第4週の結果を見る限りでは8月1日発表の投資主体別売買動向の外国人は
大幅売り越しになっているはずです。→その通りでした。
7月最終週~8月第1週も大幅売り越しになっているでしょう。→なりました。
8月第2週も売り越しでしょう。→現物買い越し、先物売り越しでした。
8月第3週は買い越しでしょう。→そうなりました。
投資方針次第ですが、中国経済停滞懸念や米景気後退、金融機関不安などの
材料は投資家と市場をたびたび揺さぶるでしょう。
日本は経済重視にかじを切りましたが、現時点での最注目は米利下げが何時始まるか
年内何回かという事でしょう。→9月開始が事実上決定しました。
最大のキーポイントは、自分自身の欲と恐怖の葛藤の中での折り合いをつける
自分自身との戦いです。
と同時に投資スタイルを確立できているか、それに応じた売買を冷静に行えるかを
試される期間が続きそうです。
もちろん投資は自己責任でお願いします。
このブログを最初からご覧になりたい方は
なぜ株式投資か
2024年8月30日 2024年8月23日 2023年12月29日
日経平均 38647円75銭 38364円27銭 33464円17銭
TOPIX 2712.63 2684.72 2366.39
スタンダードTOP20 1177.19 1174.07 1109.91
グロースCore 875.70 822.60 953.52
グロース250 669.01 640.52 706.41
スタンダードTOP20、グロースCoreの両指数は2022年4月4日から
(基準値1000・2022年4月1日終値)
2023年11月6日より
東証マザーズ指数の名称を東証グロース市場250指数に変更しました。
前週(2024年8月第5週)の日本株は落ち着きを取り戻しつつあります。
日経平均は週間で283円48銭高で、すべての指数が上げました。
FRB議長が9月利下げを強く示唆したことで米株は上昇し、ダウは史上最高値更新で
日本株にも恩恵を期待する人が多くなりそうで、円高によるさえない企業業績不安は
あるものの、8月月初3営業日の暴落の90%を取り戻した勢いはオーバーシュートを
呼び込む可能性が高く、想定外の高値を示現しそうです。
今週は9月6日に米雇用統計がありますが、利下げ前提なので、雇用統計が悪ければ
利下げ幅拡大期待につながる好材料視されそうです。
戻りのピッチが速すぎるので(もはや戻りではないという人もいます)市場参加者の
中には右往左往している人も少なくないでしょう。
益々投資方針とそれに見合う行動が大切になります。
個々人の懐勘定はそれぞれでしょうが、8月第2週に狼狽売りをした人以外は
大きな損失にはなっていないはずなので基調は強そうです。
もちろん安値で買えた人は利食い売りできますし、戻り売りも含めた売り方と
新規買いを含めた買い方のどちらに勢いがあるかを引き続き確認する週になります。
終了した24年3月期の企業業績は好業績でしたが、市場予想との乖離によって
悲喜こもごもでした。
業績の好悪はもちろんですが、株主還元に積極的な企業が好感されました。
市場予想を超えるポジティブサプライズが必要です。
重要な25年3月期の業績予想は減益予想でさえない数字になりました。
ただ、期初予想は慎重に出す日本企業の体質を鑑みると悲観一色とは言えませんが、
短期的には好感はされません。
第1四半期、第2四半期(中間決算)と進むごとに上方修正されれば問題ありませんが、
業績予想好調、特に株主還元に積極的な個別物色が中心になりそうです。
これから先の業績発表は単なる増益ではなく、市場予想より上か下かで株価の値動きに
影響を与える展開が続くでしょう。
さらに増配や自社株買いにも市場予想より~が影響を与える可能性もあり、
先読みが常の市場には織り込み済みと言う言葉が付いて回り、この市場予想と言う
不可解な数字にまたまた右往左往させられます。
このブログでは毎回書いていますが、時代のキーワード二極化はあらゆるところで
見られます。
給料でも上がるところと上がらないところで二極化しています。
今年は新NISAが始まりますので同じ株を同じ値段で売買しても新NISAの人は無税で
済むという差が発生します。
100万円儲けたら203150円の差になります。
今年はどこ(の国)にベットしたら二極化の勝ち組になるのでしょうか?
過去のコメント欄に書きましたが、二極化の勝ち組は株を持っている人、
負け組は株を持っていない人になりそうです。
これは世論調査で株価が史上最高値を付けたが豊かになった実感はないとの回答でも
証明されています。(日本は株を持っていない人のほうが多い)
25か月連続の実質賃金マイナスのデータがありましたが、26か月ぶりにプラスに
転じたのはかすかな好材料です。
私が提唱している投資の基準年5%が米国民が米国債を購入するという事ならば
ほぼノーリスクで達成できるので株式投資を控えるという選択もありましたが、
(もし行った人がいるなら5%確保かキャピタルゲインかのうれしい選択です)
それ以上のリターンが期待できると思えばリスクを取りたがるのが人間、
特に投資家と言う人種です。
もはやこのブログでは常套句のメンタルのなせる業です。
2024年8月30日時点での各移動平均線
5日移動平均線(上昇中) 38356円18銭
25日移動平均線(上昇中) 37124円13銭
75日移動平均線(横ばい) 38649円08銭
200日移動平均線(上昇中) 37359円01銭
25日平均線は上にあるように37124円13銭です。
8月23日時点ではこの値より遥かに上です。
一番上の75日線に接近したので、これを上回り続けられるのかに注目でしょう。
中期で見ると底は打ったものの強気転換まであと一歩、長期では長い下髭の形で
底値確認と言えそうです。
時間軸で見れば見方が違う局面なので投資方針が明確でないと
株価に振りまわされる局面です。
日本株は業績相場への移行に期待したいところですが、
進捗状況も含め25年3月期予想はさえません。
参考 ドルベース日経平均
ドルベースで見てみると
2015年12月30日は158ドル06セント
(日経平均19033円71銭・円ドル120円42銭)
2016年12月30日のドルベースは163ドル20セント
(日経平均19883円90銭・円ドル117円12銭)
2017年12月29日のドルベースは202ドル06セント
(日経平均22764円94銭・円ドル112円66銭)
2018年12月28日のドルベースは181ドル27セント
(日経平均20014円77銭・円ドル110円41銭)
2019年12月30日のドルベースは216ドル73セント
(日経平均23656円62銭・円ドル109円15銭)
2020年12月30日のドルベースは264ドル51セント
(日経平均27444円17銭・円ドル103円34銭)
2021年12月30日のドルベースは250ドル07セント
(日経平均28791円71銭・円ドル115円13銭)
2022年12月30日のドルベースは196ドル71セント
(日経平均26094円50銭・円ドル132円65銭)
2023年12月29日のドルベースは236ドル76セント
(日経平均33464円17銭・円ドル141円34銭)
2024年8月30日のドルベースは266ドル86セント
(日経平均38647円75銭・円ドル144円82銭)
週末ベース高値2021年2月19日 284ドル23セント
(日経平均30017円92銭・円ドル105円61銭)
直近(2024年8月30日)では週間で円ベースでは高く、
ドル・円ベースの円高の相乗効果も加わり上昇しました。
投資家のメンタルは非常に揺れ動くので、直近の大幅下落で含み益の減少や
含み損への転落、追証請求、強制決済などさんざんかもしれません。
ただ、8月第3週の大幅高で景色は変わってきました。
かつて記事のコメント欄にも書きましたが、投資資金は非常に憶病なので
頻繁に市場に出入りしたがりますが、適切なタイミングを計れる天才以外は
市場に居続けるという選択肢もあります。
本当の危機は10年に一度くらいなので、目先で売り買いするよりバイ&ホールド
できる銘柄や指数を見つけるほうが安心して資産形成ができそうです。
緊急告知
2024年1月第2週は買い方は市場にいなければいけない1週間でした。
2024年3月第4週も買い方は市場にいなければいけない1週間でした。
2024年4月第3週は買い方は市場にいないほうが良い1週間でした。
2024年7月第1週は買い方は市場にいなければいけない1週間でした。
2024年7月第4週は買い方は市場にいないほうが良い1週間でした。
2024年7月最終週~8月第1週も市場にいないほうが良い1週間でした。
(まあ無理ですが)
8月5日に買いを入れた投資家は勝ち組の資質大です。
8月第3週は過去記事にもあるように稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければならない
と言える週でした。
市場で勝つ人は少数、勝ち続ける人はさらに少数と言われますが、
多くの人が負けるならば人と同じことをやっていたらダメ、人と違う事をすれば勝ちに
近づくともいえそうです。
とはいえ長期で見たときの投資の期待収益率はプラスなので一喜一憂しないことが大切
すなわちメンタルこそが投資において最も大切と言われるゆえんです。
FOMO(Fear Of Missing Out)日本語訳ならば見過ごしてしまうことの恐怖でしょうか。
投資では一番大切なのはメンタルとこのブログではくどいほど述べていますが、
上げ続ける相場を見ると乗り遅れては儲けそこなうという心理が働きます。
そうなればどこかで飛びつき買いをしやすくなります。
ましてや指数(ベンチマーク)との比較で成績が決まるプロは放置することはできません。
下げるまで待つ(休むも相場)は個人投資家には許されても市場が上昇していれば、
ベンチマークに負けてしまう模様眺めは許されません。
従って相場観に反しても上がり続ければどこかで買い参入という行為を取ります。
上がるから買う、買うから上がるの市場循環で想定外の上げが示現します。
もちろん下げ続ける場合もこの心理は(あるいは需要は)働きますので、
想定外の下げになります。
値ブレが大きくなりやすい一因(以上)です。
2024年1月第2週は上への値ブレの大きさを見せつけられました。
2024年3月第4週も上への値ブレの大きさを見せつけられました。
2024年4月第3週は下への値ブレの大きさを見せつけられました。
2024年7月第4週は下への値ブレの大きさを見せつけられました。
2024年8月第2週は史上最大の下げと上げの両方がみられました。
2024年8月第3週は上への値ブレの大きさを見せつけられました。
順張り派と逆張り派、投資期間も見れば様々ですが、それこそが正反対の意見の人が
いて市場で売買が成立するという事になります。
上げでも下げでも結果によって理由付けがなされ、どう解釈するのも自由ですが、
株価に振り回されることにはなるでしょう。
投資家は多種多様で、強気の人、弱気な人、順張りの人、逆張りの人、
投資期間に至っては数秒単位から数年単位(一生売らない)まで数限りない選択があり、
それこそが何時でも自由な売買ができる市場の厚みにつながり、
まさに多種多様な選択ができます。
どのような手段や選択にも利益機会のチャンスはありますが、反面損失の危険もあると
いうことです。
毎日市場を見ていると一部の個別株も含め目まぐるしさについていけません。
いかに目先筋中心に市場が動いているかがわかりますが、一喜一憂でメンタルが
揺さぶられるのは健全な資産運用にとっては良い事とは言えません。
目先筋中心の値動きは続きそうで、急速な値動き(上げでも下げでも)は続きそうです。
2023年3月9日終値からの5営業日で1612円54銭の下げは記憶に
残っている人もいるでしょう。
2023年5月15日~5月19日は5連騰、5日連続年初来高値更新
週間上昇幅は1420円05銭にも達しました。
日経平均は6月12日~6月16日の1週間で1440円91銭も上昇しました。
逆に6月19日~6月23日の1週間では924円54銭も下げました。
8月2日・8月3日の両日で1300円以上も下げました。
8月13日の週では1022円89銭も下げました。
8月27日の週では1086円34銭も上げました。
9月17日の週では4営業日ながら1130円88銭も下げました。
9月29日~10月4日の5営業日では1845円02銭も下げました。
10月10日~10月12日の3営業日では1499円99銭も上げました。
10月31日~11月6日の4営業日では2011円52銭も上げました。
2024年1月第2週は4営業日で2199円69銭も上げました。
2024年3月第4週は4営業日で2180円79銭も上げました。
2024年4月第3週は5営業日で2455円20銭も下げました。
2024年7月第4週は5営業日で2396円38銭も下げました。
2024年7月最終週~8月第1週は5営業日で1751円71銭下げたので
2週間、10営業日で4150円08銭も下げたことになります。
2024年8月第3週は4営業日で3037円67銭も上げました。
米中対立、中国景気悪化、米景気後退懸念、富裕層増税気運、ロシアの動向、中東情勢
など海外発の影響(株価含む)が日本市場を揺さぶる主役で、物価上昇が加わります。
何が起こるかわからない、いわゆる不透明さを市場は最も嫌いますが、
市場とは投資家(投資主体)の集合体にほかなりません。
世界は一つで近くなった現在では「遠くの戦争は買い」と言った投資格言は過去の遺物
なのかもしれませんし、外国人投資家に支配されている日本市場は第2のアメリカ市場と
いう見方もあります。
値動きが一方向に大きいので目先筋、短期筋中心に下がれば売りが続きやすくなります。
空売りの存在を指摘する人もいるでしょうが、一定水準以下の空売りは株価が
下がっているという投資家の不安に付け込み利益獲得を目指す存在です。
まさにこの8月5日までの3週間はカラ売り躍動期間でした。
投資で一番大切なのはメンタルと言われる所以(このブログでは毎回書いている)です。
原油価格(ガソリンや灯油)や食料の価格上昇は日本でも見られます。
現金はインフレに弱いとするならば株を売って現金化するという行為は
合理的でしょうか。
キャッシュイズキングと言われたのも利上げ継続、株価下落の恐怖が言わせている
一時的(年単位でもありえますが)ブームのようなものでした。
もっとも多くの人は合理的な行動はしない(するとは限らない)ので
利益獲得のチャンスはあるのですが。
投資スタンスや資金配分など個人個人の差は大きいですが、
相場はオーバーシュートします。(これもメンタルのなしうる仕業)
時代のキーワードは二極化ですが、企業業績も二極化しています。
個別株も上がるものとそうでないものが二極化しています。
株価が大きく下げると(大きく上げても)理由探しをしますが、
私見では過剰流動性が存在する中、外国人売りが続き、先物売買で一方向に動くと
それに追随する商い(特に機械売買=順張りのアルゴ)がその動きを加速することが
要因だと考えます。
それに短期(目先)の投資家も追随することが一層拍車をかけます。
もちろんFOMOもあります。
8月5日の暴落はこれに加えて狼狽売り(売らないともっと下がる恐怖の心理)や
信用取引の追証投げや強制決済もありました。
やはり株価の動きが投資家心理(メンタル)に対し最大の影響を与えますし、
一方向に動き出せば上げも下げもペースが速いうえ、想定外の値動きもあり、
多くの投資家はついていけないかもしれません。
米中対立や地政学リスクはたびたび市場を揺り動かすでしょう。
(そのほうが都合の良い市場参加者もいます)
株価が言わせた結果論ならば、ボラティリティが大きく、不安とアルゴリズム売買や
FOMOが一方向に拍車をかけるのが現在の市場と割り切るしかありません。
通常株価は上がるときは買う人と売る人の力が拮抗しつつもやや買い方の力がやや強くて
緩やかに上昇(利食い売りをこなしながら上昇)しますが、下がるときは買い方が
引っ込み売り方が勢いづくので下落スピードは速くなります。
現時点では上げでも下げでも急激すぎる印象ですが、それもメンタルに揺さぶられる
人間(+アルゴ)が作り出す市場と言うものなのでしょう。
2021年GDPは2022年11月27日の記事をご覧ください。
2022年5月18日発表の2022年1~3月期GDPは年率換算-1.0%でした。
1~3月GDP改定値は年率マイナス0.5%と上昇修正されたもののマイナスのままです。
2022年第2四半期GDP1次速報値は実質GDP成長率は前期比+0.5%、
前期比年率+2.2%になりました。
2022年第3四半期GDPは前期比マイナス0.3%(年率マイナス1.2%)と
まだら模様です。
2022年第4四半期の実質GDPの成長率は0.2%(年率0.6%)となりました。
2023年 第1四半期の実質GDPの成長率は0.4%(年率1.6%)となりました。
2023年第2四半期は年率6%の成長と高い水準になりました。
11月15日発表の2023年第3四半期GDP速報値は年率マイナス2.1%でした。
2023年第4四半期GDPは年率マイナス0.4%でした。
米ならば景気後退の定義に当てはまります。
3月11日発表の改定値ではプラス0.4%に上方修正されましたので
景気後退の定義からは外れました。
GDP改定値1~3月年率1.8%減、前期比0.5%減
2024年4~6月期0.8%増・年率3.1%
投資は自己責任で自由な世界なので、どう思いどう行動するかは人それぞれで
いいのですが、利益機会の消失、参加することによる損失。覚悟の上ならば自由です。
かつて最も大事なのは覚悟であると記事を書いたら一部の方に非難を受けましたが、
すべてがわかるわけではない(特に未来)ので、投資するにしてもしないにしても
その結果を受け止めるのは投資家自身なので覚悟はやはり大切です。
最も顕著な例はドルコスト平均法によるインデックスの長期投資で、経済は成長する
その中での優秀な上場企業はそれ以上に価値が上がる(当然株価も)上下のブレは
短期間では大きくても長期で見れば年5%程度の期待収益率に収れんすると信じて
覚悟を決めて投資し続けるという事です。
乱高下にもついていった投資家、唖然として見送っていた投資家、
淡々としていた投資家など様々あるでしょうし、結果もさまざまでしょうが、
自己責任で自由な世界では結果を受け止めて進むだけです。
米中対立悪化が気になりますし、慎重な対応が必要なのは言うまでもありませんが、
上記にもあるようにデイトレードを中心とした短期筋(正確には目先筋)は
引き続き直近IPOや小型個別株中心に暴れるでしょう。
それが市場全体に波及する可能性も高まってきました。
と言うより直近では指数(日経平均)の値動きのほうが派手です。
秒・分単位のトレードが盛んですが、まさに値動きだけを見たギャンブルです。
もちろん参加自由で、面白いと思う人も多々いるでしょうが、勝つ人より負ける人が
多いのはいうまでもありません。
ギャンブルについていえば、根拠がない(期待収益率がマイナス)にもかかわらず
自分だけは勝てると思って参加することも特徴です。
日銀は2024年3月19日発表の金融政策決定会合でマイナス金利解除、YCC撤廃、
ETF・REIT買い入れ終了を発表しました。
ただ国債に関しては無制限買い入れを実施し続けています。
(金利水準上限は0.25%から0.5%になりました)
7月28日の日銀金融政策決定会合ではYCC上限が1%に引き上げられました。
10月の日銀金融政策決定会合ではYCC上限1%メドに変更?されました。
12月の日銀金融政策決定会合では大規模緩和維持でした。
2024年1月の日銀金融政策決定会合でも大規模緩和維持でした。
2024年3月の日銀金融政策決定会合の発表後でも緩和姿勢は継続です。
2024年4月の日銀金融政策決定会合の発表後でも現状維持、追加利上げなしで
緩和姿勢は継続です。
2024年6月の日銀金融政策決定会合では7月の国債買い入れ額減額の方針が
示されました。(金額は経済状況次第なので不明)
2024年7月は0.25%への利上げと国債買い入れ額引き下げの
両方の政策変更がありました。
米国株(ダウ)
ダウは直近の2024年5月17日に史上最高値を更新し、
終値でも40000ドルに乗せました。
2024年7月26日に再び40000ドルで終了した後の微調整を経ての再上昇です。
2024年8月30日には41563円08セントの史上最高値を付けています。
これからも史上最高値を更新する可能性は大です。
ナスダックとS&P500も史上最高値更新に挑戦中です。
以下は過去記録です。
2020年3月第2週~2020年11月第3週のダウの推移
毎日の株価変動は通常の記事でご覧ください。
2020年最高値更新以降
米株3指数史上最高値とその後の安値 そして復活
日本株(日経平均)
毎日の株価変動は通常の記事でご覧ください。
株価が何によって動くかはこのブログの読者ならば言うまでもありませんね。
企業業績、金利、景気、などのファンダメンタル、金融・財政などの政策
チャートの形状をはじめとしたテクニカル、それらを織り込んでの需給など
どれも一理ありますが、最終的には欲と恐怖によって左右される投資家心理です。
まだ上がるという欲(他人が儲けているのだから自分も儲けたい)
まだ下がるという恐怖(今売らないとまだまだ下がる。これ以上損したくない)
さらにシステム売買やFOMOが一方向への拡大要因を後押しします。
だからこそ理論を無視した上昇や下落(オーバーシュート)が起きるのです。
この人間心理(投資家心理)が下げるときの狼狽売り、上がるときの飛びつき買いに
つながるのです。
ともかく上げでも下げでも急速過ぎるという感想です。
特にそれが短期間、極端な場合は1日のうちの上げ下げで現れます。
ザラ場の史上最高値を更新した3月7日は高値と安値の差が953円71銭にも
及びました。
8月第2週は過去記事にあるように5営業日連続の日中値幅が1000円以上の
大荒れでした。
過去の歴史
ご覧になりたい方は
人間心理はパニックに陥ると冷静な判断はできなくなります。
短期的には数々の好悪材料が市場を揺さぶりますが、長期で見ればどうなのでしょう。
長い目で見れば期待収益率に近くなると私は思うので、投資は続けます。
2021年3月期の業績は発表の通り好調でした。
2022年3月期も順調でした。(予想との乖離という問題は存在するが)
2023年3月期は(予想との乖離という問題は相変わらず存在するが)堅調でした。
2024年3月期も(予想との乖離という問題は相変わらず存在するが)堅調でした。
2025年3月期の期初予想は減益ですが、進展を確認したいところです。
では5年後は?10年後は?
誰にもわかりません。わかる(と思う)人は考え行動していることでしょう。
投資の時間軸によって全く正反対の考え・行動になることは当然です。
未来はわかりません。
この前提を信じられる人は長期投資を続けましょう。(期待収益率がプラスなので)
これが覚悟という事です。
私自身は株式市場に居続ける方針を取っています。
唯一の例外は1990年終盤くらいでしょうか。
現在市場参加者は投資主体によって考え方や行動が違うようですが
企業業績から見れば(業績好調が続けば)適正水準という意見もあります。
ただ、PER16倍超は割高水準と言う意見も散見されます。
大切かつ必要なことはメンタルの崩壊と資金の枯渇を起こさないことです。
狼狽して投げ売りをすることと買いたいのにお金がないという事を避ければ
必ず利益をもたらしてくれるのが投資です。
特に大幅安の時こそチャンスです。
2020年の下げはリーマンショック以来12年ぶりのチャンスでした。
本当の長期投資家ならばそう感じて、買っていたことでしょう。
2021年年初来安値更新の時は新規買いの人にとってはぞこまでの下げを他者が
肩代わりしてくれたという事です。
2024年8月月初に狼狽売りをした投資家は悔やんでいるでしょうが、
まさに上記の禁忌を実証した形です。
企業業績(2025年3月期予想)が好調そうならばメンタルが揺れない範囲で
買い場探しになります。
株は安く買って高く売るならば、今は高いですか?安いですか?
高いと答える人はカラ売りという手法もあります。ベアファンドもあります。
プットオプションの買い、コールオプションの売りもあります。
これらを買いポジションのリスクヘッジに使う人もいるでしょう。
34年ぶりの史上最高値更新で上がると思う人は買うでしょうが、飛びつき買いをして
下がれば歴史的な高値掴みになる可能性はあります。
上に記したように含み損に耐えられなくなって狼狽売りをすることと買いたいのに
お金がないという事態さえ起こさなければ何年後か先にあなたにリターンを
もたらしてくれるでしょう。
念のために付け加えますが、個人投資家には何もしない自由、いわゆる休むも相場という
選択肢があります。
短兵急に利益獲得を目指す人は株価の値動きで勝負すべきでしょう。
買いでも売りでもありですが、急速な上げの後は急速な下げ(利食い売り含む)も
ありえることは承知していなければなりません。
最も気長な人は利回りで考えて一生売らなくても年~%のインカムがあるならば
毎日(以上)株価を見なくてもいいやという水準で買いましょう。
現在は各国利上げ中で忘れ去られましたが、「金利の死」という言葉さえありました。
(日本は金利の死が続いています・利上げしても0%台の金利は死です)
もちろん株は減配、無配、倒産などのリスクはありますが、安全高利回りは
投資の世界にはありません(あればだれもがそれを選択する)ので、
繰り返しますが、狼狽売りと資金枯渇をもたらさない手法を取りましょう。
日本を代表し、世界にも通用する企業の株が利回り4%以上になっていました。
それらの会社が社債を発行すれば(している企業もあります)ジャンク債並みの
格付けでしょうか?答えは否です。
もちろん業績悪による一時的な減配や無配はあるかもしれませんが、
2021年3月期で無配でも本当の優良企業はそのような事態は長く続きません。
特に日本企業は諸外国と比べ安定配当の傾向(賛否両論)がありますので
本当の優良企業は簡単に無配や減配にはなりにくいのです。
逆説的に見れば2021年3月期に無配や減配にならなかった企業は安定優良企業と
言えそうです。
投資など必要ない(裕福で一生生活に困らない)ならば申し分ありません。
そのような人はこのブログなど読んでいないでしょう。
投資に大切なもの
1.メンタル
2.マネーマネジメント
3.メソッド
とするならばまさに1.と2.は常に試される問題で
1.が狼狽しないです。
2.が資金枯渇を起こさないことで
さらに3.において長期的視点を持つことの大切さを知る良い機会になります。
手法別
デイトレード タイミング選択の腕の見せ所。巧拙が顕著に出るでしょう。
短期 個別に売りで勝負と買いで勝負の使い分け。
中期 個別銘柄か指数か。
長期 ホールドが前提で、追加の新規買いはお勧めしません。
インデックス投資 やるべきことを淡々とやるだけ
乱高下があっても淡々としていられれば
インデックス投資家の鑑です。
私的には 勤労者の平均年収を配当金で得られたらいいな~
国外には不安要因満載です。(中東問題と米中関係緊張、米ロ関係悪化が代表)
個別株では上げも下げも急速過ぎてついていけない投資家も少なからずいるでしょう。
最近では日経平均のような指数でも1日1%以上の上下が頻繁にあります。
(時には2~3%以上も)
日本市場に最大の影響を及ぼす外国人投資家は3週間ぶりの売り越しです。
直近8週間で4週間の買い越しと4週間の売り越しです。
注記 投資主体別売買動向は毎週第4営業日午後3時に資料を掲載します
(通常は木曜日、祝日等非営業日がある場合はその分後ろ倒し)
直近の外国人売買動向から見れば日本株リバウンドの大きな理由になりそうです。
ただ、余りにも急すぎる値動きに投資家心理は揺さぶられるでしょう。
米中対立激化、地政学リスクなどリスクオフ要因が多い中で海外投資家は
リスク資産全般から資金を減らす状態でしたが、悪材料を織り込んでいく過程で
避難先という意味も含め日本株に投資していた部分もあります。
必然か偶然か世界的著名投資家ウォーレンバフェット氏が
日本株追加買いの検討の発表と歩調を合わせるような日本株買いです。
バフェット氏(バークシャーハザウェイ)の円建て債券発行はさらなる日本株買いへの
期待になっています。
ただ、バークシャーハザウェイの買いはスイス保険大手チャブと発表されました。
25年3月の期初予想は減益でしたが、当初は慎重でも上方修正が現実となり
好業績が維持されれば、業績相場の様相を呈しても不思議ではありません。
日本株全体が上げ続けるには、外国人買いが継続する必要があります。
外国人の継続的な売り越しがあれば下落は続きそうです。
今週発表の投資主体別売買動向(7月第3週分)で4週ぶりの売り越しになっていれば
先週の1000円を超す下げの要因は外国人だったといえそうです。
と書きましたが事実になりました。
7月第4週の結果を見る限りでは8月1日発表の投資主体別売買動向の外国人は
大幅売り越しになっているはずです。→その通りでした。
7月最終週~8月第1週も大幅売り越しになっているでしょう。→なりました。
8月第2週も売り越しでしょう。→現物買い越し、先物売り越しでした。
8月第3週は買い越しでしょう。→そうなりました。
投資方針次第ですが、中国経済停滞懸念や米景気後退、金融機関不安などの
材料は投資家と市場をたびたび揺さぶるでしょう。
日本は経済重視にかじを切りましたが、現時点での最注目は米利下げが何時始まるか
年内何回かという事でしょう。→9月開始が事実上決定しました。
最大のキーポイントは、自分自身の欲と恐怖の葛藤の中での折り合いをつける
自分自身との戦いです。
と同時に投資スタイルを確立できているか、それに応じた売買を冷静に行えるかを
試される期間が続きそうです。
もちろん投資は自己責任でお願いします。
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なぜ株式投資か