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今週の展望(2020年8月第3週) [株]

夏休みで閑散相場だが、決算発表の個別株は活況も

  2020年8月7日  2020年7月31日  2019年12月30日      
          
日経平均  22329円94銭  21710円00銭  23656円62銭 
TOPIX  1546.74    1496.06    1721.36    
東証2部   6466.30    6226.32    7265.29    
ジャスダック 3432.71    3365.07    3837.58   
マザーズ   1035.19     958.23     897.47
    

前週(2020年8月第2週)は前半堅調、後半軟調でしたが、週間では上昇しました。
個別でもボラティリティはいまだ大きく、メンタルが揺さぶられる展開が続いている
ことに変わりはありません。
日経平均は週間で619円94銭高で、すべての指数が上げました。
第1四半期業績が発表中ですが、それに合わせて発表される通期予想も含め
悪い数値が目立ちます。
政府は認めないでしょうが、コロナ第二波がやってきて危機的状態ですので、
慎重すぎるという事はありません。
ポジションを落とすことや休むことも真剣に検討してもよいでしょう。
チャート的には三角持ち合い気味で煮詰まり感があり、上下どちらかに離れそうな
気配でしたが、7月31日の629円安で下抜けた形になりました。
離れたほうに積極的につく(この場合売り)か、自分の投資方針を堅持するか、
休むか、選択の時期が続きそうです。
と先週書きましたが、結果的(チャート上)には騙しの形になりました。
75日線(21680円89銭・8月7日時点)が下値支持線になったと主張する人も
少なくないでしょう。
米株高は日本株にとってはプラスですが、米株上昇のプラス面は小さく、
米株下落は大きなマイナスになるでしょう。
警戒感が強いほど、その意に反するように上昇しますが、バブルはいつかはじけます。
問題はいつはじけるかですが、それは誰にも分らないところが、
相場の難しいところです。
一般的にはヒットアンドアウェイを繰り返すことで対応ですが、投資方針によって
さまざまな考えがあるでしょう。
23000円は重いと考える投資主体が多く、22000円台後半は利食い売りが強く
利食い優先、キャッシュポジション多め上記の戦略(ヒットアンドアウェイ)でしょう。
米中関係悪化も見逃せない警戒要因です。
日本株限定ならば、個別物色以外は強気要因はありません。
チャート上は弱気転換でしたが、上記の通り騙しになりました。
ただ業績面からは(個別を除けば)強気にはなれませんし、
外国人投資家は夏休みですので、ボリューム面は寂しいものになるでしょう。
ただSQの週でもありますし、薄商いの中の仕掛けで以外高(安)の可能性はあります。
今週は週初の月曜は山の日でお休みですので、まずは8月10日の米市場を確認して
からと言ったところでしょう。

投資家心理は短期派は動いていますが、高値追いはしたくない、
下げたら買いたいという買いたい弱気といえましたが、新規売りも出てきそうです。
危険と言える状態ながらもナスダック指数が史上最高値を更新しているのは強材料と
言えますが、裏を返せば限られた銘柄だけしか物色対象にならない限定相場と言えます。
買われるものはとんでもない高値まで買われるが、そうでないものは全く見向きも
されない二極相場と言えるでしょう。
買われる銘柄に乗っている投資家には簡単に儲かる相場と感じるでしょうが、
それ以外の多数の投資家には株価指数の水準の割には儲からない相場になっています。

うまく泳ぎ切れる人はいいでしょうが、うまくいく人がいるという事は失敗する人が
いるという事でもあり、メンタルには非常に良くないといえます。
もちろんチャレンジは自由ですが、穏やかな資産形成に向いている方法とは
言えません。
コロナ第二波でロックダウンや非常事態宣言でもあれば、売り方が勢いを増して
きそうですし、株高のリスク(儲けの機会損失)より値下がりリスクの関心が強く
なっています。
ここまでの上昇(戻り)が急すぎたため買いそびれた投資家も少なくなく、
ましてや理論重視で売り方に回っていた投資家は強制決済を含め買戻しを余儀なく
されていましたが、業績悪が続けば流れは逆転します。
日経平均で言えば20000円は高い。21000円は行き過ぎ。
22000円はバブル。と考え新規に売り建てた投資家は次々つかまって損失が
膨らんでいましたが、ここからは買い方が苦労する時期かもしれません。
23000円など狂っている(理論上)と思っていても実際の数値には逆らえません。
理論を無視した上昇がバブルなので仕方がありませんが、だからこそ投資方針が
大切になります。
バブルなのでついていかない。バブルでもなんでもついていく。そもそも先行きの
好転が確実(と思う)なのでバブルではない当たり前の上昇。
どう思いどう行動するかは自己責任で自由な世界なので、人それぞれでいいのですが、
利益機会の消失、参加することによる損失。すべて覚悟の上ならば自由です。
かつて最も大事なのは覚悟であると記事を書いたら一部の方に非難を受けましたが、
すべてがわかるわけではないので、投資するにしてもしないにしてもその結果を
受け止めるのは投資家自身なので覚悟はやはり大切です。

2021年3月期予想が正式に発表し終わるでは紆余曲折があるでしょう。
米中対立悪化が気になりますし、今週はより一層の慎重な対応が必要なのは
言うまでもありませんが、上記にもあるようにデイトレードを中心とした
短期筋(正確には目先筋)は引き続き小型個別株中心に暴れるでしょう。
秒・分単位のトレードが盛んですが、まさに値動きだけを見たギャンブルです。
もちろん参加自由で、面白いと思う人も多々いるでしょうが、勝つ人より負ける人が
多いのはいうまでもありません。
ギャンブルについていえば、根拠がないにもかかわらず自分だけは勝てると思って
参加することも特徴です。
ただ、もう下がるだろうと思う投資家をあざ笑うような上昇になっており、
まさに投資格言「もうはまだなり」になっています。
バブルは危険と背中合わせですが、無謀な手法でも利益を上げられる時期です。
いつ崩壊するか、いつ撤退するかが唯一の注意点ですが、多くの人が巻き込まれて
損失を出すのが過去の歴史です。

デイトレ、短期以外の投資家は休むという選択もありそう(薄商いの元)ですが、
家にいる人が多くなることによって小口の資金で株をする人が増えていますが、
リスクは高そうです。
だからこそ上記で述べた慎重な投資姿勢が肝心と言えます。
過剰流動性による金余りの株買いが優勢になるのか、業績不振・先行き見通し不明
米中対立再燃懸念、コロナ第二波懸念など数々の悪材料は存在していますので、
5月25日に残りの5都道県が解除になり、安心感が広がり復興期待で
上昇して好材料出尽くしでやれやれの売りが出るのかに注目です。
と書きましたが、前者(過剰流動性による金余りの株買い)になりました。
ただ、この勢いは発表が始まった業績悪化で水を差されましたし、種々の悪材料で
逆転模様です。

ただ、コロナウイルス危機は終息していないどころか第二波と言える状態です。
コロナウイルスに関しては第二波が株価の下落より早くやってきているといえます。
市場は楽観に包まれた極地(幸福感)は最も危険と言われていますので、
本格的コロナの第二波がきて再び緊急事態宣言が出れば大きな下げに見舞われます。

コロナウイルス問題が完全に解決すれば別ですが、慎重姿勢は崩せません。
発表された決算を見る限りではとても20000円を維持できる内容ではありませんが、
金余りの背景があるので、前回(16000円台)の水準までの下落はなさそうなものの
業績の良い個別株以外は原則的には強気にはなれません。
しかし、空前絶後の過剰流動性が背景にある中、コロナは永久に続かないと考える
投資主体は一部買いを入れ、もうそろそろ売りを手じまい(利食い買い)と考える
投資主体の買戻しはあるでしょう。
現在の22000円以上の株価は企業業績の理論ではとても説明できません。
ただ、株価は否定できないという前提でどこからか肯定できる数字を作り出して
解説が行われるのが常です。
現在はPBRを使うのが一番多いでしょう。
(純資産は赤字を出さない限り減らないので)
バブルになればこのPBRを用いた上限を超えるでしょう。
現時点での上限予想はPBR1.2倍が多くなっています。


米国株(ダウ)

2020年3月第2週の米市場(ダウ)の乱高下
5営業日すべてが1000ドル以上の上下、下げ幅はベスト3すべて勢ぞろい

3月 9日(月)2013ドル76セント安 史上 2位の下げ幅
3月10日(火)1167ドル14セント高 史上 4位の上げ幅
3月11日(水)1464ドル94セント安 史上 3位の下げ幅
3月12日(木)2352ドル60セント安 史上 1位の下げ幅
3月13日(金)1985ドル00セント高 史上 1位の上げ幅

週間トータル 2679ドル16セント安


2020年3月第3週の米市場の値動き

3月16日(月)2997ドル10セント安 史上 1位の下げ幅
3月17日(火)1048ドル86セント高
3月18日(水)1338ドル46セント安 史上 5位の下げ幅
3月19日(木) 188ドル27セント高
3月20日(金) 913ドル21セント安

週間トータル 4011ドル64セント安
第2週をはるかに上回る下げ幅になっています。
3月第2週と第3週での合計の下げ幅は6690ドル80セントにもなっています。


2020年3月第4週の米市場の値動き

3月23日(月) 582ドル05セント安
3月24日(火)2112ドル98セント高 史上 1位の上げ幅
3月25日(水) 495ドル64セント高
3月26日(木)1351ドル62セント高 史上 3位の上げ幅
3月27日(金) 915ドル39セント安

週間トータル 2462ドル80セント高


2020年3月最終週~4月第1週の米市場の値動き

3月30日(月) 690ドル70セント高 
3月31日(火) 410ドル32セント安 
4月 1日(水) 973ドル65セント安 
4月 2日(木) 469ドル93セント高 
4月 3日(金) 360ドル91セント安

週間トータル  584ドル25セント安


2020年4月第2週の米市場の値動き

4月 6日(月) 1627ドル46セント高
4月 7日(火)   26ドル13セント安
4月 8日(水)  779ドル71セント高
4月 9日(木)  285ドル80セント高

週間トータル  2666ドル84セント高 


2020年4月第3週の米市場の値動き 

4月13日(月) 328ドル60セント安
4月14日(火) 558ドル99セント高
4月15日(水) 445ドル41セント安
4月16日(木)  33ドル33セント高
4月17日(金) 704ドル81セント高

週間トータル 522ドル12セント高


2020年4月第4週の米市場の値動き

4月20日(月) 592ドル05セント安
4月21日(火) 631ドル56セント安
4月22日(水) 456ドル94セント高
4月23日(木)  39ドル44セント高
4月24日(金) 260ドル01セント高 

週間トータル 467ドル22セント安


2020年4月最終週~5月第1週の米市場の値動き

4月27日(月) 358ドル51セント高
4月28日(火)  32ドル23セント安
4月29日(水) 532ドル31セント高
4月30日(木) 288ドル14セント安
5月 1日(金) 622ドル03セント安

週間トータル  51ドル58セント安
週末の木・金で910ドル17セント下げました。


2020年5月第2週の米市場の値動き

5月 4日(月)  26ドル07セント高
5月 5日(火) 133ドル33セント高
5月 6日(水) 218ドル45セント安
5月 7日(木) 211ドル25セント高
5月 8日(金) 455ドル43セント高

週間トータル 607ドル63セント高


2020年5月第3週の米市場の値動き

5月11日(月) 109ドル33セント安
5月12日(火) 457ドル21セント安
5月13日(水) 516ドル81セント安
5月14日(木) 377ドル37セント高
5月15日(金)  60ドル08セント高  

週間トータル 645ドル90セント安


2020年5月第4週の米市場の値動き

5月18日(月) 911ドル95セント高
5月19日(火) 390ドル51セント安
5月20日(水) 369ドル04セント高
5月21日(木) 101ドル78セント安
5月22日(金)   8ドル96セント安

週間トータル 779ドル74セント高


2020年5月第5週の米市場の値動き

5月25日(月) 休場
5月26日(火) 529ドル95セント高
5月27日(水) 553ドル16セント高
5月28日(木) 147ドル63セント安
5月29日(金)  17ドル53セント安

週間トータル 917ドル95セント高


2020年6月第1週の米市場の値動き

6月 1日(月)  91ドル91セント高
6月 2日(火) 267ドル63セント高
6月 3日(水) 527ドル24セント高
6月 4日(水)  11ドル93セント高
6月 5日(金) 829ドル16セント高

週間トータル 1727ドル87セント高


2020年6月第2週の米市場の値動き

6月 8日(月) 461ドル46セント高
6月 9日(火) 300ドル14セント安
6月10日(水) 282ドル31セント安
6月11日(木)1861ドル82セント安 史上4位の下げ幅
6月12日(金) 477ドル37セント高

週間トータル 1505ドル44セント安


2020年6月第3週の米市場の値動き

6月15日(月) 157ドル62セント高
6月16日(火) 526ドル82セント高
6月17日(水) 170ドル37セント安
6月18日(木)  39ドル51セント安
6月19日(金) 208ドル64セント安

週間トータル 265ドル92セント高


2020年6月第4週の米市場の値動き

6月22日(月) 153ドル50セント高
6月23日(火) 131ドル14セント高
6月24日(水) 710ドル16セント安
6月25日(木) 299ドル66セント高
6月26日(金) 730ドル05セント安

週間トータル 855ドル91セント安


2020年6月最終週~7月第1週の米市場の値動き

6月29日(月) 580ドル25セント高
6月30日(火) 217ドル08セント高
7月 1日(水)  77ドル91セント安
7月 2日(木)  92ドル39セント高
7月 3日(金) 休場

週間トータル 811ドル81セント高


2020年7月第2週の米市場の値動き

7月 6日(月) 459ドル67セント高
7月 7日(火) 396ドル85セント安
7月 8日(水) 177ドル10セント高
7月 9日(木) 361ドル19セント安
7月10日(金) 369ドル21セント高

週間トータル 247ドル94セント高


2020年7月第3週の米市場の値動き

7月13日(月)  10ドル50セント高
7月14日(火) 556ドル79セント高
7月15日(水) 227ドル51セント高
7月16日(木) 135ドル39セント安
7月17日(金)  62ドル76セント安 

週間トータル 596ドル65セント高


2020年7月第4週の米市場の値動き

7月20日(月)   8ドル92セント高
7月21日(火) 159ドル53セント高
7月22日(水) 165ドル44セント高
7月23日(木) 353ドル51セント安 
7月24日(金) 182ドル44セント安   

週間トータル 202ドル06セント安


2020年7月最終週の米市場の値動き

7月27日(月) 114ドル88セント高
7月28日(火) 205ドル49セント安
7月29日(水) 160ドル29セント高
7月30日(木) 225ドル92セント安  
7月31日(金) 114ドル67セント高    

週間トータル 41ドル57セント安


2020年8月第2週の米市場の値動き

8月 3日(月) 236ドル08セント高
8月 4日(火) 164ドル07セント高 
8月 5日(水) 373ドル05セント高
8月 6日(木) 185ドル46セント高  
8月 7日(金)  46ドル50セント高    

週間トータル1005ドル16セント高

ダウは史上最高値の7.2%程度下(8月7日時点)ですが、ナスダック指数は
市場最高値を更新し、11100台を記録しました。
S&P500指数は史上最高値の1.1%程度下(8月7日時点)で、
今週にも史上最高値を更新しそうな勢いです。
ただ、歴史的暴落の後の戻りを見ると(最高値→最安値→戻り高値)
しかし、患者数を見る限り先行きに不安を感じている投資主体が
かなり増えている気がします。(コロナ第二波への不安)

2020年2月最終週の大幅下げで市場の模様は一変し、
弱気を通り越してパニックになっていました。
注目はどこで下げ止まるか、いつ下げ止まるかという事でしたが、
これ以上の悪材料(コロナ第二波含む)が出ない限りは株価は過剰流動性との
綱引きですが、業績悪が注目材料になってきました。
V字回復の期待は裏切られそうです。

コロナウイルス肺炎が終息する(または終息の気配が見える)までは
楽観は禁物で慎重な対応が必要ですが、見切り発車で早く仕込むとする投資主体も
います。
米市場は日本市場以上に過剰流動性の存在(もちろん日本以上にお金がじゃぶじゃぶ)
日本以上にコロナに対して楽観視(州によっては日常に戻そうとしている)
しているという事によります。
さらに業績が予想以上という企業が多く、先行きに対する強気が多くなってきました。
日本以上に上昇力は強いので、コロナ再燃がない限りは強含みです。
もはやこんなことをいう人は米市場ではかなりの少数派で無視されるでしょうし、
適正ではありませんが、コロナで死ぬより、貧乏で死ぬほうが嫌だという事でしょう。



日本株(日経平均)

2020年3月第2週の日経平均

2020年 3月 9日 1050円99銭安
2020年 3月10日  168円36銭高
2020年 3月11日  451円06銭安
2020年 3月12日  856円43銭安
2020円 3月13日 1128円58銭安

週間トータル 3318円70銭安
この週間下落幅はリーマンショック真っただ中の2008年10月第2週の
2651円71銭安を上回る記録です。
2008年10月 3日 10938円14銭
2008年10月10日  8276円43銭


2020年3月第3週の日経平均

2020年 3月16日(月) 929円01銭安
2020年 3月17日(火)   9円49銭高
2020年 3月18日(水) 284円98銭安
2020年 3月19日(木) 173円72銭安

週間トータル 1378円22銭安
3月第2週と第3週での合計の下げ幅は4696円92銭にもなっています。


2020年3月第4週の日経平均

2020年 3月23日(月) 334円95銭高
2020年 3月24日(火)1204円57銭高
2020年 3月25日(水)1454円28銭高
2020年 3月26日(木) 882円03銭安
2020年 3月27日(金) 724円83銭高

週間トータル 2836円60銭高
第2週と第3週の下げ幅の60.3%を取り返した形です。


2020年3月最終週~4月第1週の日経平均

2020年 3月30日(月) 304円46銭安
2020年 3月31日(火) 167円96銭安
2020年 4月 1日(水) 851円60銭安
2020年 4月 2日(木) 246円69銭安
2020年 4月 3日(金)   1円47銭高

週間トータル 1569円24銭安


2020年4月第2週の日経平均

2020年 4月 6日(月) 756円11銭高
2020年 4月 7日(火) 373円88銭高
2020年 4月 8日(水) 403円06銭高
2020年 4月 9日(木)   7円47銭安
2020年 4月10日(金) 152円73銭高

週間トータル 1678円31銭高


2020年4月第3週の日経平均

2020年 4月13日(月) 455円10銭安
2020年 4月14日(火) 595円41銭高
2020年 4月15日(水)  88円72銭安
2020年 4月16日(木) 259円89銭安
2020年 4月17日(金) 607円06銭高

週間トータル 398円76銭高
週間ベースでは落ち着いてきたように見えます。


2020年4月第4週の日経平均

2020年 4月20日(月) 228円14銭安
2020年 4月21日(火) 388円34銭安
2020年 4月22日(水) 143円83銭安
2020年 4月23日(木) 291円49銭高
2020年 4月24日(金) 167円44銭安

週間トータル 635円26銭安


2020年4月最終週~5月第1週の日経平均

2020年 4月27日(月) 521円22銭高
2020年 4月28日(火)  12円03銭安
2020年 4月30日(木) 422円50銭高
2020年 5月 1日(金) 574円34銭安

週間トータル 357円35銭高


2020年5月第2週の日経平均

2020年 5月 7日(木)  55円42銭高
2020年 5月 8日(金) 504円32銭高

週間トータル 559円74銭高


2020年5月第3週の日経平均

2020年 5月11日(月) 211円57銭高 
2020年 5月12日(火)  24円18銭安 
2020年 5月13日(水)  99円43銭安 
2020年 5月14日(木) 352円27銭安 
2020年 5月15日(金) 122円69銭高

週間トータル 141円62銭安


2020年5月第4週の日経平均

2020年 5月18日(月)  96円26銭高 
2020年 5月19日(火) 299円72銭高   
2020年 5月20日(水) 161円70銭高   
2020年 5月21日(木)  42円84銭安 
2020年 5月22日(金) 164円15銭安 

週間トータル 350円69銭高


2020年5月第5週の日経平均

2020年5月25日(月) 353円49銭高
2020年5月26日(火) 529円52銭高
2020年5月27日(水) 148円06銭高
2020年5月28日(木) 497円08銭高
2020年5月29日(金)  38円42銭安

週間トータル 1489円73銭高


2020年6月第1週の日経平均

2020年6月 1日(月) 184円50銭高
2020年6月 2日(火) 263円22銭高
2020年6月 3日(水) 288円15銭高
2020年6月 4日(木)  81円98銭高
2020年6月 5日(金) 167円99銭高

週間トータル 985円84銭高


2020年6月第2週の日経平均

2020年6月 8日(月) 314円37銭高
2020年6月 9日(火)  87円07銭安
2020年6月10日(水)  33円92銭高
2020年6月11日(木) 652円04銭安
2020年6月12日(金) 167円43銭安

週間トータル 558円25銭安


2020年6月第3週の日経平均

2020年6月15日(月) 774円53銭安
2020年6月16日(火)1051円26銭高
2020年6月17日(水) 126円45銭安
2020年6月18日(木) 100円30銭安 
2020年6月19日(金) 122円33銭高

週間トータル 173円31銭高 


2020年6月第4週の日経平均

2020年6月22日(月)  41円52銭安
2020年6月23日(火) 111円78銭高
2020年6月24日(水)  14円73銭安
2020年6月25日(木) 274円53銭安  
2020年6月26日(金) 252円29銭高 

週間トータル 33円29銭高 


2020年6月最終週~7月第1週週の日経平均

2020年6月29日(月) 517円04銭安
2020年6月30日(火) 293円10銭高
2020年7月 1日(水) 166円41銭安
2020年7月 2日(木)  24円23銭高   
2020年7月 3日(金) 160円52銭高 

週間トータル 205円60銭安


7月第2週週の日経平均

2020年7月 6日(月) 407円96銭高
2020年7月 7日(火)  99円75銭安
2020年7月 8日(水) 176円04銭安
2020年7月 9日(木)  90円64銭高   
2020年7月10日(金) 238円48銭安

週間トータル 15円67銭安


7月第3週週の日経平均

2020年7月13日(月) 493円93銭高
2020年7月14日(火) 197円73銭安
2020年7月15日(水) 358円49銭高
2020年7月16日(木) 175円14銭安  
2020年7月17日(金)  73円94銭安

週間トータル405円61銭高


7月第4週週の日経平均

2020年7月20日(月)  21円06銭高
2020年7月21日(火) 166円94銭高
2020年7月22日(水) 132円61銭安
2020年7月23日(木) 海の日で休場   
2020年7月24日(金) スポーツの日で休場  

週間トータル 55円91銭高


7月最終週の日経平均

2020年7月27日(月)  35円76銭安
2020年7月28日(火)  58円47銭安
2020年7月29日(水) 260円27銭安
2020年7月30日(木)  57円88銭安  
2020年7月31日(金) 629円23銭安   

週間トータル1041円61銭安


8月第2週の日経平均

2020年8月 3日(月) 485円38銭高
2020年8月 4日(火) 378円28銭高
2020年8月 5日(水)  58円81銭安
2020年8月 6日(木)  96円70銭安  
2020年8月 7日(金)  88円21銭安   

週間トータル619円94銭高


株価が何によって動くかはこのブログの読者ならば言うまでもありませんね。
企業業績、金利、景気、などのファンダメンタル、金融・財政などの政策
チャートの形状をはじめとしたテクニカル、それらを織り込んでの需給など
どれも一理ありますが、最終的には欲と恐怖によって左右される投資家心理です。
まだ上がるという欲(他人が儲けているのだから自分も儲けたい)
まだ下がるという恐怖(今売らないとまだまだ下がる。これ以上損したくない)
さらにシステム売買が一方向への拡大要因を後押しします。
だからこそ理論を無視した上昇や下落(オーバーシュート)が起きるのです。
この人間心理(投資家心理)が下げるときの狼狽売り、上がるときの飛びつき買いに
つながるのです。
特にマザ-ズ市場の一部銘柄にその傾向が顕著でしたが、株式市場全体にその傾向が
伝わっています。
まだ下がるかもしれない。毎日下がる恐怖。
売るから下がる、下がるから売るの循環。
さらにたまっていた買い方(特に信用買い)の投げによる(強制)決済の売り。
下手に新規の買い方にでもなろうものなら下げの燃料(強制決済の投げ)に
されそうです。

この段階になると予測はほぼ無意味です。(理論が通じないので)
予測が仕事の人はもっともらしく聞こえる理論?で様々な数値を出しますが、
仕事ですので無言は許されないというつらい立場でのことを理解してあげましょう。

過去の歴史
多分ここまで上がる(戻す)と聞く耳を持つ人はいないでしょうが
それでもあえて歴史に尋ねると12年前のリーマンショックでは
大雑把に言うと何でも半額セールでした。
つまり
ダウならば高値の半分29551ドル42セント→14775ドル71セント
以下ナスダック 9817.18→4908.59
S&P500 3386.15→1693.07
日経平均 24083円51銭→12041円75銭 です。
とんでもない数値ですが、かつての歴史上の事実です。
さらに投資格言では高値から半値八掛け2割引が底値と言われます。
高値から32%の水準です。
考えたくもないし、そんな計算したくもないという方がほとんどですので
数値は割愛します。

過去の暴落の歴史
日経平均(終値ベース)
バブル崩壊
1989年12月29日 38915円87銭(史上最高値)
1992年 8月18日 14309円41銭 高値の36.7%の水準

ITバブル崩壊
2000年 4月12日 20833円21銭
2003年 4月28日  7607円88銭 高値の36.3%の水準

リーマンショック※ the financial crisis of 2007–2008
2007年 7月 9日 18261円98銭
2009年 3月10日  7054円98銭 高値の38.6%の水準
※リーマンショック自体は2008年9月15日
前営業日の日経平均は12214円98銭

この歴史に残る3大暴落の平均値の高値の37.2%まで下げるならば
日経平均では8959円06銭になります。

人間心理はパニックに陥ると冷静な判断はできなくなります。
金融危機が起きて株が下がってもどうせ株を持っていないのだから関係ないとの
声がありますが、株は景気や経済の通信簿であり、実生活に密接なつながりが
あります。
資産効果、逆資産効果は言うまでもなく、あなたが将来貰うであろう年金にも
株は入っています。
誤解を恐れずに言うなら株の大きな上下は年金額をも動かしかねません。
ただ、そうはいっても直接危機感は感じなかったでしょう。
バブル崩壊、ITバブル崩壊、アジア通貨危機、ロシア危機、チャイナショック、
リーマンショック、ブレグジットなど各種危機も日常生活に支障を感じることは
多くはなかったでしょう。
ところが今回はすべての人が日常生活に支障が出るという事態に陥っています。
全国の学校閉鎖、一部商品の欠品、何より生命・健康への直接被害の恐れなど
パニックになる要因満載で投資どころではないでしょう。
さらに下げを正当化する理屈が後押しします。
企業が好業績を発表してもどうせ次の期は悪くなるので売りのチャンス
景気対策をしても病気がなくなるわけではないので無意味 等が例です。
ある意味事実ですが、未来永劫続くのでしょうか。
そうならば株をすべて売って二度と投資はしないことです。
私はそうは思いませんので、投資は続けます。
2021年3月期の業績は悪化する可能性は確定的でしょう。
では2022年は?2023年は?5年後は?10年後は?
誰にもわかりません。わかる(と思う)人は考え行動していることでしょう。

未来はわかりません。
この前提を信じられる人は投資を続けましょう。(期待収益率がプラスなので)
いつ下げ止まるか、いくらまで下がるかはわかりませんというより、もはや
多くの投資家はどこまで上げる(戻す)かしか考えていません。
慎重や弱気な投資家がある程度いるまでは上がりますが、市場が総強気になれば
危険です。
大切かつ必要なことはメンタルの崩壊と資金の枯渇を起こさないことです。
狼狽して投げ売りをすることと買いたいのにお金がないという事を避ければ
必ず利益をもたらしてくれるのが投資です。
特に大幅安の時こそチャンスです。
リーマンショック以来12年ぶりのチャンスでした。
本当の長期投資家ならばそう感じて、買っていたことでしょう。
株は安く買って高く売るならば、今は高いですか?安いですか?
高いと答える人はカラ売りという手法もあります。ベアファンドもあります。
プットオプションの買い、コールオプションの売りもあります。
安いと思うならば買いましょう。
まだまだ下がると思う人は買いを遅くすればいいだけで、上に記したように
含み損に耐えられなくなって狼狽売りをすることと買いたいのにお金がないと
いう事態さえ起こさなければ何年後か先にあなたにリターンを
もたらしてくれるでしょう。

コロナウイルス肺炎で5月18日発表の2020年1月~3月期もGDPが
予想通りマイナスになりましたので、2四半期連続のマイナスは景気後退との定義に
準じれば、日本は景気後退になりますので、政策等がなければ深刻な事態も考慮
すべき局面になります。
遅ればせながら景気のピークは2018年10月との公式発表がありました。

短兵急に利益獲得を目指す人は株価の値動きで勝負すべきでしょう。
買いでも売りでもありですが、急速な下げの後は急速な上げもあることは
承知していなければなりません。
最も気長な人は利回りで考えて一生売らなくても年~%のインカムがあるならば
毎日(以上)株価を見なくてもいいやという水準で買いましょう。
すでにジャンク債以外の債券は年1%以上の利回りは得られません。
「金利の死」という言葉さえ出てきました。
もちろん株は減配、無配、倒産などのリスクはありますが、安全高利回りは
投資の世界にはありません(あればだれもがそれを選択する)ので、
繰り返しますが、狼狽売りと資金枯渇をもたらさない手法を取りましょう。

日本を代表し、世界にも通用する企業の株が利回り4%以上になっています。
それらの会社が社債を発行すれば(している企業もあります)ジャンク債並みの
格付けでしょうか?答えは否です。
もちろん業績悪による一時的な減配や無配はあるかもしれませんが、
仮に2021年3月期まで1年間無配でも本当の優良企業はそのような事態は
長く続きません。
特に日本企業は諸外国と比べ安定配当の傾向(賛否両論)がありますので
本当の優良企業は簡単に無配や減配にはなりにくいのです。

投資など必要ない(裕福で一生生活に困らない)ならば申し分ありません。
そのような人はこのブログなど読んでいないでしょう。

投資に大切なもの
1.メンタル
2.マネーマネジメント
3.メソッド
とするならばまさに1.と2.が本格的に試される時期で
1.が狼狽しないでしたが、楽観しすぎないに変わりました。
2.が資金枯渇を起こさないことで
さらに3.において長期的視点を持つことの大切さを知る良い機会になります。


手法別
デイトレード   腕の見せ所が続きます。
短期       個別に売りで勝負と買いで勝負の使い分け。腕の見せ所。
中期       買い場又は売り場探し。
長期       すでに買い終えていることでしょう。ここでの買いはない。
インデックス投資 やるべきことを淡々とやるだけ

私的には     配当金生活を達成できたらいいな~

明確に下げ止まるには
1.新型コロナウイルスの治療薬又はワクチンができる。
すべてが逆回転を始めて暴騰するでしょう。
その点では世界のどこの会社かわかりませんが、次の相場の柱は製薬が有望です。

2.新型コロナウイルスが終息する。(WHOや各国政府の発表)
終息後では大底は買えませんが、それでも買いは遅かれで十分でしょう。

3.新型コロナウイルスの終息の気配が見える。
なかなか微妙ですが、底値買いを狙うのならば、ある程度の見切りは必要。
無理はしないほうが無難。

現在はいずれワクチンや治療薬ができるとの前提でコロナとの共存との考えが
主流になりつつ、経済重視で過剰流動性による資金供給
なんといっても投資家心理に訴える株価の上昇が投資家心理の好転に
つながっていましたが、この部分(投資家心理)には影が差してきました。
コロナの動向と企業業績には注意を払うべきです。

チャート上は完全に壊れて(下げトレンド)おり5年移動平均線を下回って
いましたが、5年移動平均線20259円72銭を大きく上回り、
多くの人が注目している200日移動平均線(5月末・21657円58銭)をも
上回りました。
200日移動平均線は約1年間の買い方の平均買いコストなので強気転換と
みる人もいます。
この200日線(7月31日時点・21954円07銭)を割り込まない限り
押し目買いに利ありと言えそうでしたが、この水準を割り込んだので弱気転換です。
買い方の最後の砦は75日線の21480円74銭(7月31日時点)です。
直近では下げ転換は騙しの形になりましたが、慎重さは持ち続けるべきでしょう。
8月7日時点での200日移動平均線は21978円38銭ですので、
22000円が強気と弱気の攻防ラインです。


2020年8月7日時点での各移動平均線

  5日移動平均線(上昇中) 22406円40銭  
 25日移動平均線(上昇中) 22521円17銭
  75日移動平均線(上昇中) 21680円89銭
200日移動平均線(上昇中) 21978円38銭

移動平均線で見る限りでは短期では弱気維持です。
長期では強気継続です。


日本市場に最大の影響を及ぼす外国人投資家は2週間ぶりの売り越しです。
8週連続売り越し、1週買い越し、再び5週連続売り越し、その後は買い越し、
売り越しが交互に4週間続き、4週連続売り越しで、買い越し、売り越しが交互に
4週間続いています。
外国人は慎重と言えそうです。

日本株全体が上げるには、外国人買いが継続する必要があります。
外国人が継続的な買い越しになるかが、上昇トレンドへのカギを握っています。
ドルベースでみてると
2015年12月30日は158ドル06セント
(日経平均19033円71銭・円ドル120円42銭)

2016年12月30日のドルベースは163ドル20セント
(日経平均19883円90銭・円ドル117円12銭)

2017年12月29日のドルベースは202ドル06セント
(日経平均22764円94銭・円ドル112円66銭)

2018年12月28日のドルベースは181ドル27セント
(日経平均20014円77銭・円ドル110円41銭)

2019年12月30日のドルベースは216ドル73セント
(日経平均23656円62銭・円ドル109円15銭)

2020年8月7日のドルベースは214ドル43セント
(日経平均22329円94銭・円ドル105円61銭)

日経平均は2020年3月19日時点では2016年11月以来の
安値水準(円ベース)ですが、ドルベースでは151ドル62セントと
上記の2015年末の水準すら下回っていました。



最大のキーポイントは、自分自身の欲と恐怖の葛藤の中での折り合いをつける
自分自身との戦いです。

と同時に投資スタイルを確立できているか、それに応じた売買を冷静に行えるかを
試される期間が続きそうです。

もちろん投資は自己責任でお願いします。


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