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2019年10月7日前場 [株]

本日前場の日経平均は63円57銭安の21346円33銭で終了しています。 
小幅高で始まりましたが、反落に転じました。。
TOPIXは-2.92の1569.98で終了しています。
JPX日経400は始値 14097.77、前引 14046.20(-22.65)で終了しています。
上海は国慶節で休場(10月7日まで)、香港は重陽節で休場です。 



2019年10月7日前場の日経平均   2019年10月7日11:30までの
                         日経平均先物

始値 21445円73銭( 9:00)     21460円( 8:45)
高値 21475円28銭( 9:04)     21470円( 8:45)
安値 21328円26銭(10:22)     21320円(10:23)
前引 21346円33銭(11:30)    J-GATE開始で終日取引です。


※2011年2月14日よりJ-GATEが開始され、
先物は休み時間なしの9:00~15:15取引になりました。
(15:10~はプレ・クロージングで板寄せ後15:15終了)
 従いまして前場の先物に関する記述は11:00までのものとなります。
2011年11月21日からは前場の現物取引時間延長により11:30までに
なりました。

2016年7月19日より日経平均先物の取引開始時間が8時45分になりました。
2016年7月19日よりマザーズ先物が始まりました。


    日経平均年初来高値        日経平均年初来安値

終値  22307円58銭         19561円96銭
    (2019年 4月25日)     (2019年 1月 4日)

ザラバ 22362円92銭         19241円37銭
    (2019年 4月24日)     (2019年 1月 4日)



日経平均2018年~2019年3月高値 日経平均2018年~2019年3月安値

終値  24270円62銭         19155円74銭
    (2018年10月 2日)     (2018年12月25日)

ザラバ 24448円07銭         18948円58銭
    (2018年10月 2日)     (2018年12月26日)


   日経平均2018年高値        日経平均2018年安値

終値  24270円62銭          19155円74銭
     (10月 2日)           (12月25日)

ザラバ 24448円07銭          18948円58銭
     (10月 2日)           (12月26日)


日経平均2017年~2018年3月高値 日経平均2017年~2018年3月安値

終値  24124円15銭          18335円63銭
     (2018年 1月23日)     (2017年 4月14日)

ザラバ 24129円34銭          18224円68銭
     (2018年 1月23日)     (2017年 4月17日)


日経平均2016年~2017年3月高値 日経平均2016年~2017年3月安値

終値  19633円75銭          14952円02銭
    (2017年 3月13日)      (2016年 6月24日)

ザラバ 19668円01銭          14864円01銭
    (2017年 3月 2日)      (2016年 6月24日)


     日経平均2016年高値       日経平均2016年安値

終値  19494円53銭(12月20日) 14952円02銭( 6月24日)

ザラバ 19592円90銭(12月21日) 14864円01銭( 6月24日)


日経平均2015年~2016年3月高値 日経平均2015年~2016年3月安値

終値   20868円03銭        14952円61銭
    (2015年 6月24日)    (2016年 2月12日)

ザラバ  20952円71銭        14865円77銭
    (2015年 6月24日)    (2016年 2月12日)


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今週の展望(2019年10月第2週) [株]

    2019年10月4日  2019年9月27日 2018年12月28日      
          
日経平均  21410円20銭  21878円90銭  20014円77銭 
TOPIX  1572.90    1604.25    1494.09    
東証2部   6566.11    6470.69    6233.61    
ジャスダック 3379.93    3382.80    3210.13   
マザーズ    870.49     881.67     812.32

    
前週(2019年9月最終週~10月第1週))はISMショック、VIX指数の20越え
米株安などリスクオフ要因が多く下げました。
日経平均は週間で468円70銭安、東証2部を除くすべての指数も下げました。
個別株では終了した第1四半期業績発表や2020年3月期予想はさえない決算が多く、
この点からは市場全体は強気にはなれません。
今週の日本市場はSQもありますが、何より世界中が注目する米中通商協議があり、
その結果を受けて週明けに真っ先に影響を受けるであろう日本市場は10月14日は
体育の日で休場ですので、見送り気分が強くなりそうです。
売買高、売買代金も少なくなるので、SQ(スモールSQですが)に関する仕掛けが
あれば思わぬ値動きになる可能性は残されています。
これからも海外発のニュースに一喜一憂する展開はなくなりそうもありません。
投資は自己責任で自由なのは言うまでもありませんが、今週は休んでもいいくらいです。
(大きくポジションを持っている人はそうもいかないでしょうが)
米雇用統計の数値が良く、米株は上昇して帰ってきたことは好材料ですが、
上がれば上がるほど米中通商協議後は売りが出る可能性は高まります。

昨年や今年の下落に平然としている(もしくは楽しいと感じている)投資家がいたら
お金の余裕(キャッシュポジションが高い=大方利食いしている)
心の余裕(投資方針が明確=上げ下げに一喜一憂しないやり方)
いずれにしても素晴らしい投資家といえます。

米中対立や欧州各国問題、景気後退懸念など不安材料はいまだ存在しますが、
解決の糸口が見えて来たので株価には好材料ですが、日本市場は弱気と慎重が多く、
買戻し中心で積極的な新規買いは入りづらそうです。
チャート的には25日移動平均線は上向きを維持していますが、株価はその下にあるので
警戒場面です。
75日移動平均線の上にあるので弱気転換にはなりませんが、
上記にあるように様子見で調整気分でしょう。

20110円76銭の安値を下回るか、21000円を付けるかのどちらが先かで
前者ならば底値探り、後者ならば戻りを試す展開になります。
と書きましたが、21000円突破したので戻りを試す局面になりました。
さらに上昇して22000円を突破して年初来高値に接近しました。
しかし抜けきれないことで弱気派、慎重派が増え、悪材料も重なって下げました。
ダブルインバース(1357)の純資産が増加していることは弱気・慎重な
投資家が多い証拠の一つといえます。

大きなイベント後は売りが主流になりつつありますが、高値圏にあっていつでも
利食いができる米市場は売りのきっかけ探しということなのでしょう。
短期投資家は売り買い対立、長期投資家は持続、トレンドフォローワーは様子見が
投資方針に沿った時期ですが、まだまだ海外発のニュースに上下させられるでしょう。
いよいよ米中通商協議ですが、交渉が必ずしもうまくいかない可能性や
そこまでに大幅高した場合は好材料出尽くしで調整の可能性も頭に入れておくべき
でしょう。

昨年の24000円突破、年初来高値更新、約27年ぶりの高値がこれ以上ない
売りタイミングとみた投資家は多く、高値警戒感の投資主体が買いを見送ったことと
相まって売り先行の流れになりました。
その流れの中で、米株下落を発端とする世界同時株安での景気後退懸念場面では
リスクオフに投資家が傾くのもやむを得ないでしょう。
現時点では米中対立が最大の関心事でしょう。
乱高下あり、想定外の下落ありですが、
短期視点の方はハラハラドキドキ、長期視点の方はたまにある値動きと思い、
超長期視点の方はやるべきことをただ行うだけでしょう。
波乱要因は多々ありますので、荒い値動きは続きそうです。
ただ、日経平均19200円はPBR=1の水準であり、
日本を代表する225銘柄が解散価値にまで売り込まれた水準になります。
また高値からの20%値下がりは弱気相場入りという格言?からすると
高値からの20%下げは19416円49銭です。(終値ベース)
ザラバ高値でみると19558円45銭です。
こう考えると理論的には19500円以下は絶好の買い水準です。
これ以上の安値があるとしたら意図的な売り崩しか業績の大幅悪化しかありません。
ただ、理論を無視した投資家の恐怖による投げ売りの行動が、
しばしば理論を無視した想定外の安値をもたらすことがあるのも市場の歴史です。
終了した2019年3月決算を見ると業績下方修正が明確になり、
これを織り込み2020年3月期の予想が始まりましたが、例年通り慎重な見通しが
多くなりました。

思わぬ値下がりや含み損で周章狼狽している方もおられるでしょうが、
そういう時こそ自分の投資方針を振り返ってみることが大切になります。
わからない、わかりにくい時は手を出さないという選択肢もあります。

日米間や米中間の関係悪化懸念はいまだあり、ヨーロッパ各国の懸念も
解決したとは言えませんので楽観は禁物です。
米金利、米株価、原油価格のゆくえなど警戒すべき点だらけとも言えます。
原油価格は現在は底入れからの反発上昇局面で一時65ドルを回復した後、
調整していましたが、サウジ攻撃で波乱要因になりましたが、
落ち着きを取り戻し、攻撃以前の価格に戻りました。
米株はFOMCのマーケットフレンドリーが好感されて3指数全てが史上最高値を更新
するなど好調で、利下げ、株高への期待が大きかったのですが、
噂(利下げ期待)で買い、事実(利下げ発表)で売るという相場格言通りの形に
なりました。
利下げが好材料出尽くしとなり、トランプの対中追加関税発言が追い打ちの悪材料に
なりました。
これからは政治リスクとともに日米とも業績の先行きの変化が注目でしょう。
外国人は直近では3週連続で売り越しです。
5月以降は2週間以上連続の買い越しがないことからは買戻し以外の新規買いは
少なさそうに見えます。

何らかのきっかけで市場参加者が一斉に売ってくる可能性は
株価が上昇すればするほど高くなります。
とこのブログでは書いてきましたが、昨年は米金利高がきっかけでした。
今年は米中通商激化がきっかけでした。
次はFOMCの利下げ発表の好材料出尽くしでした。
直近ではISM製造業指数の予想外の悪化でしょう。
米中通商協議が次のきっかけになりそうですが、株価が下げている状態なので、
期待以上のものが出れば上への可能性もあり得ます。
米中、日米貿易戦争懸念を始めたとした政治問題が山積していますし、
景気後退懸念も存在しているなど不安要因山積です。
投資家の心理が冷えていますので、景気後退や企業業績悪化が現実化すれば
さらなる下げはあり得ます。

相場格言にあるように
もうはまだなり(もう下がらないと思っていてもまだ下がる)
まだはもうなり(まだ下がると思っていたらもう下がらない)
といずれとも取れますが、
投資家が強気一辺倒になれば株価は上げ止まります。
日本市場は慎重と弱気が多数派と言っていいでしょう。
この点からは上昇しそうです。

株価の方向性がでることが最大の売買要因(特にトレンド重視派)になりえますので、
方向性が出たと考えればその方向(上げでも下げでも)に思わぬ大きな値動きになる
ことは、今回もそうだったように頭に入れておくべきでしょう。
ただ、2020年3月予想は慎重なものが多くなっています。
企業業績悪化、景気後退の懸念が現実化しつつあります。
前半弱気、後半回復のシナリオが多いようですが、10月の消費税増税で日本に
関してはこの多数派のシナリオは楽観的過ぎるかもしれません。
さらに円高は日本株の重しになります。

日本株が下がったり、上がらない最大要因は外国人売りです。
ここ(外国人売り)が継続的買いに転換したときは期待が持たれます。
円安転換、外国人買い越しは明らかな強気要因です。
これらがあるかどうかが、これからの方向性を決めますが、
外国人は直近では売り越しです。
8週連続売り越し、1週だけ買い越しで再び2週間連続売り越し、
1週間だけの買い越しで、5週連続売り越しと売り越し傾向が強く、
その後の1週買い越しで、3週連続の売り越しで外国人は日本株投資に積極的とは
いえません。

現在は短期的には微妙、中長期的にも微妙な位置にあります。
米中通商協議次第で上にも下にもいく可能性があります。
リバウンド狙いの投資家もいる中、投資方針次第では買いの選択肢しかないと
いう人もいるでしょう。
これからの方向性は米中対立、日米貿易戦争懸念のゆくえが目先の最注目で、
続いて米株と為替、原油、それらが落ち着けば日米金融政策や為替変動を受けた
2020年3月期予想と変化を織り込みに行くでしょう。

日本株全体が上げるには、外国人買いが継続する必要があります。
外国人が継続的な買い越しになるかが、上昇トレンドへのカギを握っています。
ドルベースでみてると
2015年12月30日は158ドル06セント
(日経平均19033円71銭・円ドル120円42銭)

2016年12月30日のドルベースは163ドル20セント
(日経平均19883円90銭・円ドル117円12銭)

2017年12月29日のドルベースは202ドル06セント
(日経平均22764円94銭・円ドル112円66銭)

2018年12月28日のドルベースは181ドル27セント
(日経平均20014円77銭・円ドル110円41銭)

2019年10月4日のドルベースは200ドル50セント
(日経平均21410円20銭・円ドル106円78銭)



日本企業は慎重な見通しを出し、のちに上方修正をする事が多いですが
想定為替レートも慎重な企業があり、2020年3月期予想は
慎重な見通しが優勢で全体の株価には好材料になりそうもありません。
日本株には追い風といえませんが、業績面は個別株によってまちまちの影響を
与えるでしょう。
ただ、株価は先読みで織り込んでいますので市場予想以上か以下かに加えて
それまでの株価の値動きによってさまざまに上下動します。
業績が予想以上に良くてもそれを織り込んで株価が大幅上昇していれば好材料出尽くし
業績が予想以上に悪くてもそれを織り込んで株価が大幅下落していれば悪材料出尽くし
という場面もありえます。
2020年3月期は110円程度が前提なので為替の変動で利益水準に
影響が出るでしょう。
現時点では想定為替レートより円高で業績には向かい風で、日経平均レベルでの
利益予想では減少傾向の予想です。
ただ、これらを織りこみ、個別ではサプライズがあっても
これからは3か月ごとの四半期決算と2020年3月期予想が話題の中心でしょう。
今月末から始まる中間決算を見てからという人も少なくないでしょう。

投資家全体で見ればいつ戻り売りや利食い売りを出すかと考えている人が多数ですが、
高値更新の過程の上げに乗り遅れた人や(特に国内勢)
下げ過程で逃げ遅れた人も多く、市場は慎重が支配しています。
外国人売買の動向(特に先物主導)が、株価指数の行方に大きな影響を与えます。

株価が下落するほど投資家のセンチメントが悪くなり、弱気が増えるので、
思わぬ下げ幅になる可能性もありますが、投資家心理は揺り動かされるので
投資方針が一層大切になります。

個別株の中には振れ幅が大きいものもあり、過剰なレバレッジや信用取引を
行った方は想定外の価格変動による思わぬ結果をもたらされる可能性があります。
特に新興市場のバイオ関連株やネット関連株、ゲーム関連株の値動きは
IPOとともに個人投資家の参戦で大きくなっています。

もはや株高は国策と言ったらオーバーでしょうが、預金はゼロ金利、国債さえも
買いづらくなった今、資産運用をするとすれば株式か外貨が選択肢になるでしょう。
ただ、休むも相場との投資格言をかみしめることも必要な時期はあります。
今週に限ってはその休むが必要といえます。


    日経平均年初来高値       日経平均年初来安値

終値  22307円58銭         19561円96銭
    (2019年 4月25日)     (2019年 1月 4日)

ザラバ 22362円92銭         19241円37銭
    (2019年 4月24日)     (2019年 1月 4日)




日経平均2018年~2019年3月高値 日経平均2018年~2019年3月安値

終値  24270円62銭         19155円74銭
    (2018年10月 2日)     (2018年12月25日)

ザラバ 24448円07銭         18948円58銭
    (2018年10月 2日)     (2018年12月26日)


    日経平均2018年高値       日経平均2018年安値

終値  24270円62銭         19155円74銭
    (2018年10月 2日)     (2018年12月25日)

ザラバ 24448円07銭         18948円58銭
    (2018年10月 2日)     (2018年12月26日)


日経平均2017年~2018年3月高値 日経平均2017年~2018年3月安値

終値  24124円15銭         18335円63銭
    (2018年 1月23日)     (2017年 4月14日)

ザラバ 24129円34銭         18224円68銭
    (2018年 1月23日)     (2017年 4月17日)


    日経平均2017年高値       日経平均2017年安値

終値  22939円18銭         18335円63銭
    (2017年12月25日)     (2017年 4月14日)

ザラバ 23382円15銭         18224円68銭
    (2017年11月 9日)     (2017年 4月17日)


日経平均2016年~2017年3月高値 日経平均2016年~2017年3月安値

終値  19633円75銭          14952円02銭
     (2017年 3月13日)     (2016年6月24日)

ザラバ 19668円01銭          14864円01銭
     (2017年 3月 2日)     (2016年6月24日)


     日経平均2016年高値         日経平均2016年安値

終値  19494円53銭(12月20日) 14952円02銭( 6月24日)

ザラバ 19592円90銭(12月21日) 14864円01銭( 6月24日)


日経平均2015年~2016年3月高値 日経平均2015年~2016年3月安値

終値  20868円03銭         14952円61銭    
   (2015年 6月24日)     (2016年 2月12日)

ザラバ 20952円71銭         14865円77銭
   (2015年 6月24日)     (2016年 2月12日)


日経平均2014年~2015年3月高値  日経平均2014年~2015年3月安値

終値  19754円36銭        13910円16銭     
   (2015年 3月23日)    (2014年 4月14日)

ザラバ 19778円60銭        13885円11銭
   (2015年 3月23日)    (2014年 4月11日)


     日経平均2013年の高値        日経平均2013年の安値

終値  16291円31銭(12月30日) 10486円99銭( 1月23日)      
ザラバ 16320円22銭(12月30日) 10398円61銭( 1月 9日)



2019年10月4日時点での各移動平均線(円未満切り捨て)

  5日移動平均線(下落中) 21634円  
 25日移動平均線(上昇中) 21508円
  75日移動平均線(上昇中) 21280円


世界景気回復と株高への期待があり、投資家心理は良好でしたが、
昨年の株安で明らかな変調ですし、景気後退懸念が出てきました。
ただ、各国の景気対策への期待との綱引きです。
24000円で目標達成感も垣間見えますし、市場から撤退(一時的含む)した
方もいるでしょう。
銘柄間の格差は特に大きくなっています。
個別銘柄主体の方は明暗が分かれているでしょう。
輸出株中心に円高に反転すれば業績下方修正の懸念もあります。
半面円安が進行すれば業績上方修正もあり得ます。
OPECの減産継続合意のニュースは織り込み済みで、景気悪化懸念が高まれば
原油価格の上昇圧力は弱いでしょう。
ただ、産油国には波乱要因があります。(イランやサウジアラビア)
サウジ石油施設攻撃で波乱要因増大です。
エネルギー価格の変化が企業業績や日本経済にどのような影響を及ぼすか
注視したいところです。

現在では日本株は需給(特に外国人売買)、米株価、原油価格、為替相場、
業績動向(特に個別株)が注目要因で、地政学リスクが相場のかく乱要因です。
米経済の動向と政策が一段と大切になりました。
トランプ大統領は警戒要因でしょう。
現時点では貿易戦争が最大の関心事ですが、企業業績悪化、景気後退懸念の
不安材料が増えました。


2016年
1月は大発会から6日続落で大幅安と最悪のスタートのうえ、
昨年来安値を更新しました。
2月も昨年来安値を再び更新するなど下落の展開が続いていました。
3月は堅調に始まり、戻りを見せました。
4月は初日から大幅安で始まり、軟調でしたが、急速に切りかえして
プラスに転じていましたが、最終日に日銀の追加緩和見送りでひっくり返されました。
5月は下げて始まりましたが、プラスに転じました。
6月は大幅安でした。
7月は戻して始まり、ボックス下限の15000円に再び近づきましたが、
その後は反発して、大幅上昇で終了しました。
8月は軟調にスタートし、切り返して値動きが小さくなった後、イエレン講演後は
高くなりました。
9月は模様眺めの中で軟調で、盛り返す場面もありましたが、月間では下げました。
10月は堅調でした。
11月はトランプ(クリントン)ショックで始まりましたが上げて、
年初来高値をうかがう勢いでした。
12月は1月の年初来高値を更新し、さらに上昇しました。

2017年
1月は大発会から大幅高で昨年来高値を更新しましたが、伸び悩んでいます。
2月はさえないスタートで、切り返しましたが、上値が重くなっています。
3月は上昇して、昨年来高値を更新していますが、その後は一服状態で、
月間では日経平均は小幅安になりました。
4月は年初来安値を更新しましたが、月間ではプラスになりました。
5月は堅調に始まり、年初来高値を更新しましたが、その後は一服です。
6月は早々に年初来高値更新、1年6か月ぶりの20000円回復です。
7月は小型株中心で日経平均は方向感が出ませんでした。
8月はもみ合いから下抜けしました。
9月は地政学リスクで下げた後、切り返しから年初来高値を更新しました。
10月は年初来高値を更新して約21年ぶりの高値を付けました。
11月はさらに年初来高値更新、バブル崩壊後の戻り高値を超えました。
12月は堅調にスタートしましたが、23000円が頭を押さえています。

2018年
1月は大発会から大幅高で始まり23000円を突破して続伸し、
24000円を超える場面もありました。
2月は下げ局面になっています。
3月は下げで始まり、戻す国面もありましたが、再び下げて年初来安値を更新しました。
4月は反発しています。
5月は一時23000円を回復しましたが、その後はさえませんでした。
6月は上げ(戻して)あと下げており、22000円~23000円のボックスです。
7月は下げて始まりましたが、反発に転じました。
8月は下げていましたが、月間では上昇しました。
9月は下げて始まりましたが、切り返して上げています。
10月は年初来高値更新、約27年ぶりの高値で始まりましたが、その後は大幅安です。
11月は乱高下でしたが、終盤の6連騰で月間ではプラスでした。
12月は下げて年初来安値を更新しています。

2019年
1月は大発会は大幅安でしたが、戻りを見せています。
2月は小動きで始まりましたが、下げの後、上げに転じました。
3月は上げて始まり、下げに転じるなど上下動していましたが、小幅安でした。
4月は上げて年初来高値を更新しました。
5月は下げました。
6月は反発で始まり、上げました。
7月は上げで始まり、伸び悩む場面もありましたが、再び上げています。
8月は下げました。
9月は上げました。
10月は下げて始まりました。

どうしても直近の値動きの印象が強く、それに左右されるのがメンタルです。
リスクオン、リスクオフは投資主体のメンタルによる場合がかなりあります。

企業業績をはじめ、数々の分析がなされるでしょうが、
上がるから買う・買うから上がるの展開の原動力は人の恐怖と欲とのバランスの上に
立脚しているだけで、理論的分析が通用しない相場形成がなされます。
従って下がるから売る・売るから下がるの展開になった時も同様の可能性があります。
プログラム売買は一方向への流れを加速させます。

安値買いの人で昨年の新高値や今年の年初来高値の過程で利食い売りを出した
かたは現金ポジションが高くなっている方もおられることと思いますが、
買いには早すぎるのでポジションがない人は投資方針に準じれば
つらい場面(上がるのを見送る)も覚悟でしょう。
ポジションを持てた人は利食い売りのタイミングを探しましょう。
短期の人は新規買いと利食い売りが交錯するでしょうが、今週に限っては見送りも
ありです。
ここからの指数の空売りは日銀買いがあることを考えれば躊躇せざるを得ません。
景気底割れがあるとみるならば売りで仕掛ける人がいてもおかしくありません。
典型的なバイ&ホールドの人は何もせずにホールドか利益確定でしょうが、
さらなるホールドか利食い売りかは投資方針次第と言えます。
市場参加者は多種多様なので、投資方針次第でいかなる行動もあり得ます。

投資家の行動は心理に左右されます。
株は安くなったら買い、高くなったら売ればいいと言いますが、
高いか安いかの基準はなんでしょう。
明確な基準があればそれに従って売買していることでしょう。
多くの投資家は理論ではなく、高くなりそう・安くなりそうという思い込み(感情)で
売買します。
もちろん自由ですが、安くなったら買い、高くなったら売りという基準をもって
売買していないことは明確です。

現在はトレンドフォローが主流です(もちろん一つの有力な手法です)が、
これはある程度上がったら買い、ある程度下がったら売りという手法で、
安いところを買い、高いところを売る事とは違う方法です。
トレンドフォロワーならば米中通商協議後の動きにつきたいので様子見、見送りです。
彼らが積極的になれば売買高、売買代金が増加しますので活況を呈すでしょう。

外国からのニュースや要人の発言に一喜一憂させられる可能性は高いといえます。
トランプ大統領の発言や政策には振り回されることになるでしょう。
関税発言などはまさにそれといえるでしょう。
相場変動の原動力の4大要因(外国人売買と原油価格と為替と企業業績)には注目です。
地政学リスク関連ニュースからは特に目が離せません。
北朝鮮リスクは市場は忘れたようですが、日本に最も近いリスクであることを
忘れてはいけません。
サプライズの米朝首脳会談が実現したことにより北朝鮮リスクはしばらく棚上げですが、
日本にとっては実質的なメリットはありません。
情報戦もありますので、注意は必要ながらも気にし過ぎはしないほうが良いでしょう。
日本は対米、対中はもちろんですが、ロシアとの交渉の行方ですが北方領土返還の
道筋は全く見えません。
新たに日韓関係悪化もありますが、日本が譲るべきではありません。

個別ではボラティリティが大きいものもあり、1日の間に乱高下もあり得ますので、
デイトレーダーにはチャンスが大きい反面、ピンチを招くこともあるでしょう。
売り方、買い方、どちらにもチャンスがあるように見えます。
短期は売り買い対立でしょうが、見送りもありです。
日銀買いがあるので指数の空売りは危険性は高いといえます。
中長期の投資家は利食い売りの誘惑との闘いでしょうか。

長期は利食いと持続のはざまで揺れ動くでしょう。
超長期(3年以上)でも利益確定を考えてもよい局面です。
年初来高値更新、もしくは接近時は一つの売りタイミングかもしれません。
年初来高値更新は今年株を買って損をしている人がいないという
絶好の利食いのタイミングである上に長期投資家にとって損をしている人が
理論上居ない(例外はよくありますが)のでいつ利食い売りを出すかがテーマです。
持続という選択肢もあります。
私見ではポジションを増やすという選択肢はなく、個別に大幅上昇するものがあれば
利食い売りを出します。
20000円を割れれば長期投資家や安値買いの投資家は買い下がりで臨むでしょうが、
まだ出番はありません。

米株高は支援要因ですが、当面は通商交渉が関心のまとで、
米株と原油と為替の行方など海外からのニュースから目が離せません。
日本株は外国人の売買動向と、売買高や売買代金が増加するかが注目です。
個別株勝負は現時点での主流でしょうが、レバをかけた指数売買もありです。
と言うより現在指数売買は非常に活発です。(代表は1570や1357)
インデックス投資家は淡々と買い続けるでしょう。

最大のキーポイントは、自分自身の欲と恐怖の葛藤の中での折り合いをつける
自分自身との戦いです。

と同時に投資スタイルを確立できているか、それに応じた売買を冷静に行えるかを
試される期間が続きそうです。


もちろん投資は自己責任でお願いします。



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