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昭和 平成 令和 [株]

チャールズ・ダーウィンは「種の起源」という著書の中で
「最も強いものが生き残るのではない。 最も変化に敏感なものが生き残る」と
いう言葉を残しています。
この説には賛否両論があるようですが、それはさておき
自分が置かれた環境を無視してよい結果を残すのは簡単ではありません。

よく「努力は報われるか」との問いに
正しい場所で、正しい方向に十分な量をした努力は報われるとの名回答があります。

さて昭和、平成、令和と年を経るごとに日本も変化しました。
ただ、これは株ブログなので金融(株式投資)に関する変化を述べるにとどめます。


昭和
インフレが存在しました。
預金金利は5%以上が当たり前で資産形成は預金で十分でした。
金利5%で30年間預けると(税金考慮なしで)4.32倍になりました。
株式投資をしている人は極めて少数でした。

平成
デフレが当たり前の時代でした。
預金金利は0%台が当たり前で預金で資産を増やすことはできませんでしたが、
物価も下がっていたので生活が困窮することは多くはありませんでした。
NISA(現行とは違う制度)が誕生し、預金ではまったく増えないので株式投資を
する人も出てきましたが、必然性はないので多数派には程遠い状況でした。

令和
デフレが終わりインフレが復活しました。
預金金利は依然0%台で預金で資産は増やせません。
物価が上がり続け実質賃金、実質金利がマイナスになることもしばしばです。
実質賃金マイナスという事は給料の減価(貧乏)⇒給料が上がっても貧乏
実質金利マイナスという事は預金では購買力が低下します。(貧乏)⇒預金では貧乏
ほかに手段を持たない人は株式投資は必須になりました。
新NISAが2024年に始まりましたが、株式投資を行っている人は増えたものの
多数派ではありません。

世の中では野村総研の金融資産ピラミッドのように純資産額で分けていますが、
あなた自身がお金持ちになったか貧乏になったかの基準は過去より購買力が
上がったか下がったかの一点です。
このブログで過去にも出た大根理論が再び登場します。
あなたの給料が10万円、資産が100万円、大根1本100円
あなたの給料が15万円に昇給、資産が150万円に増加、大根1本200円に値上げ
さてあなたはお金持ちになりましたか?貧乏になりましたか?
これが購買力(大根を買える力)です。
現実の社会では大根があなたが欲しいものや受けたいサービスに変わるだけです。

インフレ下ではインフレ率以上の昇給や資産増加がなければ
貧乏になり続けるという事です。


さらに少子高齢化で「国民負担率」があがりつづけています。
国民負担率は、租税負担及び社会保障負担を合わせた義務的な公的負担の国民所得に
対する比率です。
昭和では20%台だったものが令和には40%台まで上昇しています。
敢て大雑把に言えば昭和では10万円の給料が手取り75000円、
令和での10万円の給料が手取り50000円という事です。


このインフレと国民負担率上昇の二重苦の中ではサラリーマンではお金持ちどころか
生活困窮の可能性が高まる一方です。
労働所得を増やすか(副業等)資産所得を増やすか(投資)のどちらか、または両方です。
副業禁止の組織に属する人は資産所得を目指すしかありません。(除く転職)


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