SSブログ

今週の展望(2022年6月最終週~7月第1週) [株]

戻りを試す展開

        2022年6月24日 2022年6月17日 2021年12月30日   

日経平均      26491円97銭 25963円00銭 28791円71銭      
TOPIX        1866.72   1835.90   1992.33    
スタンダードTOP20    918.77    885.09     
グロースCore      770.93    703.99     
マザーズ        671.67    621.10     987.94  

スタンダードTOP20、グロースCoreの両指数は2022年4月4日から
(基準値1000・2022年4月1日終値) 
    

前週(2022年6月第4週)の日本株は大幅下落した前々週のリバウンドで上げました。
低金利政策持続、好業績の日本株独歩高の夢は打ち砕かれましたが、
逆に言えば週末の欧米株の上昇を見て戻りを試す週になりそうです。

日経平均は週間で528円97銭高で、すべての指数が上げました。
下げれば買いたい投資家の存在のなかで、本音は言わない人もおり
買いたい弱気はありそうです。
かつての上値抵抗の27000円が復活し、出直しになりますが、どこまで戻れるのかが
注目です。

コロナの新たな変異株BA・5の存在もあり、感染者数は一部で増加の気配もありますが、
参院選が近づいていることも含め日本は経済優先で、規制緩和、経済重視政策の最中です。
2023年3月期予想が発表され、好悪様々ですが低金利継続の日本は業績相場への
移行が期待されます。
米利上げ終了が見えてくるまでは米株より日本株のパフォーマンスが良好という
時期が来ても不思議ではありません。

毎日市場を見ているとその目まぐるしさについていけません。
いかに目先筋中心に市場が動いているかがわかりますが、一喜一憂でメンタルが
揺さぶられるのは健全な資産運用にとっては良い市場とは言えません。
目先筋中心の値動きは続きそうで、急速な値動き(上げでも下げでも)は続きそうです。
1月11日に発表された東証による企業の選択結果発表は1部株の大半が経過措置も
含めてプライム(1893社)に移行し、経過措置(対象295社)期間も不明など
当初の目的とは違う形で肩透かしとなりました。
市場再区分が2022年4月4日スタートしました。
東証2部指数、ジャスダック指数が除外され、
新たにスタンダードTOP20、グロースCore指数が採用されました。


ロシアの動き、米中対立、中国景気悪化、米金利上昇、米株安、富裕層増税気運、
サプライチェーン問題など海外発の要因の影響(株価含む)が日本市場を揺さぶる
主役で、物価上昇が加わります。

何が起こるかわからない、いわゆる不透明さを市場は最も嫌いますが、
市場とは投資家(投資主体)の集合体にほかなりません。
米株はウクライナの地政学リスクに加え、米消費者物価が8.6%と40年半ぶりの
高さを示したことにより利上げが続きそうなので調整もやむなしですが、
日本は利上げがあるのでしょうか?
世界は一つで近くなった現在では「遠くの戦争は買い」と言った投資格言は過去の遺物
なのかもしれませんし、外国人投資家に支配されている日本市場は第2のアメリカ市場と
いう見方もあります。
ただ、翻って企業業績はどうでしょう。
弱気筋は2023年3月期は悪化するというでしょうし、その萌芽もみえます。
何が起きるかはわからないとは言いますが、ウクライナ侵攻をきっかけに米ロ全面戦争に
なるのでしょうか?
考えられる最悪は米ロ全面戦争、核兵器使用ですが、そうなれば人類滅亡でしょう。
そうなれば株がどうとか、現金がどうとか、金がどうとか資産運用がどうとか
すべて無意味です。
ロシアのウクライナ侵攻は予断は許せませんが、米と全面対立はロシアの得には
なりません。(地球人類すべての損)

コロナについてはBA.2、さらにはBA.5株はあるものの次第に共生の方向に
向かっていくでしょう。
経済が回りだせば企業業績悪化が何時までも続くという設定には無理があります。
日本はまん延防止等重点措置を終了し、経済重視に転換しました。
地政学リスクの低下、コロナ共存、企業業績回復、利上げなしの日本株を売り込む
合理的理由はありません。
ただ、値動きが大きいので目先筋、短期筋中心に大きく下げれば買い、大きく上がれば
売りと動きやすくなっています。
空売りの存在を指摘する人もいるでしょうが、一定水準以下の空売りは株価が
下がっているという投資家の不安に付け込み利益獲得を目指す存在です。
投資で一番大切なのはメンタルと言われる所以(このブログでは毎回書いている)ですが
自分自身の根拠を持てれば一定水準以下で日本株を売ることはどうなのかを
考えてみてください。
原油価格(ガソリンや灯油)や食料の価格上昇は日本でも見られます。
現金はインフレに弱いとするならば株を売って現金化するという行為は
合理的でしょうか。
もっとも多くの人は合理的な行動はしない(するとは限らない)ので
利益獲得のチャンスはあるのですが。

ここまでは主に外部要因でしたが、この外部要因により日本国内でのリスク・
いわゆる内なるリスクが顕現してきました。
給料が上がらない、株も上がらない中での物価上昇・いわゆるスタグフレーションです。
給与所得、資産所得の2大所得が低迷する中であらゆるものの価格が上昇しています。
ガソリンなどは政府が緊急対策を講じなければならないほどに値上がりしています。
また生活必需品の代表の食料品の値上げは痛切に感じているでしょう。
この収入が増えない中での物価高は購買力低下につながり、やがては企業業績低下
ひいてはGDP低下にもつながりかねません。
2022年1~3月期GDPは年率換算マイナス1%(改定値マイナス0.5%)に
なりました。
また4月の消費者物価は13年半ぶりに前年比2.1%と日銀の物価目標2%を
超えましたが、賃金の上昇がみられない中の悪い物価上昇と言えそうです。
四面楚歌と言われた中での唯一の希望の光だった企業業績好調に影が差せば
最悪の事態が想定されます。
ただ、夜明け前が一番暗い、総悲観は買いと言いますので、見極めと判断、
そして行動が大切になります。

投資スタンスや資金配分など個人個人の差は大きいですが、安値で株を売るという行為は
日本株に関しては合理的行為とは思えません。
ただ、相場はオーバーシュートします。(これもメンタルのなしうる仕業)
患者減少、まん延防止等重点措置を終了しましたが、感染者が1日1万人以上で
増加傾向も一部で見えるオミクロン株の存在はあります。

投資家心理は株価によって上下に振らされるでしょう。
ナスダック指数は高値からの下げ幅が12%を超え調整入りしました。
さらに20%以上の下落(終値で12845.95以下)で上昇相場終了、
下落相場入りとなり、上値は重そうです。
これからのロシアの出方によっては波乱はあり得ますが、売り(特に空売り)と
いう選択は考えにくいでしょう。(個別株は別)



株価が大きく上げると(大きく下げても)理由探しをしますが、
私見では過剰流動性が存在する中、売買高が薄い中で先物売買で一方向に動くと
それに追随する商い(特に機械売買=順張りのアルゴ)がその動きを加速することが
要因だと考えます。
それに短期(目先)の投資家も追随することが一層拍車をかけます。
日本株に不安を感じる中、好悪材料に過敏に反応し、売買が一方的に傾きます。
1月27日の下げなどまさに狼狽売りです。
直近ではウクライナ情勢のニュースや米金利動向に一喜一憂して株価が上下に振らされ
ますが、この一喜一憂の原因が投資家のメンタルです。

業績と各種材料が相まみえる中、
近くて遠いと言われた30000円ですが、現時点では30000円以上を買いたいと
いう投資主体は見当たりませんし、数々の警戒要因はいまだ存在し、
企業業績と比較して安くなれば買いたいという
投資主体も存在しますが、売りの勢いが強く、昨年来安値を更新しました。
やはり株価の動きが投資心理(メンタル)に対し最大の影響を与えますので、
2023年3月期の増益が明確に見えてこないと株価が上昇トレンドに反転するのは
難しいのではないでしょうか。
ただ、3月10日以降の急激な上昇や下落を見て投資家心理は一層揺さぶられています。

上げも下げもペースが速すぎて大方の投資家はついていけてないでしょう。
したがって下がったら買いたいが主流ですが、米中対立や米金利上昇は
たびたび市場を揺り動かすでしょう。(そのほうが都合の良い市場参加者もいます)
投資家心理は微妙なもので、下げたら買いたいでも下げが急速過ぎると様子見や
弱気に転じます。

株価が言わせた結果論ならば、ボラティリティが非常に大きく、金余りとアルゴリズム
売買が一方向に拍車をかけるのが現在の市場と割り切るしかありません。
通常株価は上がるときは買う人と売る人の力が拮抗しつつもやや買い方の力がやや強くて
緩やかに上昇(利食い売りをこなしながら上昇)しますが、株価が下がるときは買う人は
いなくなり(様子見や模様眺め)売り方は狼狽して投げ売りをするので急速に下げます。

国内の経済対策の規模やスピード、対外では米中対立問題、米金利上昇、米株下落等の
材料で慎重な人が多数派といえます。

シカゴ日経平均先物は26870円(6月24日時点)と週末の日経平均先物を
上回っており、月曜日は買いからスタートし、ギャップアップで始まるでしょう。
唯一金融緩和を続ける日本は株高があってもおかしくはありませんので、
再び27000円に接近できるかを見極めたいところです。
世界は激動の時期なので日本株の上下の値ブレはあるでしょう。
好業績期待もありますが、事前予想との差なども含め、上記のようにもし企業業績に
陰りがあれば買い要因は減少します。


2021年1~3月期GDPは年率マイナス5.1%と3期ぶりのマイナスでした。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が各地で出された2021年4~6月の数値は
1次速報は前期比0.3%増、年率換算で1.3%増のプラス成長となりました。
個人消費は予想外の堅調でした。
2021年7~9月期実質国内総生産1次速報は前期比0.8%減、
年率換算で3.0%のマイナス成長でした。
改定値では年率3.6%減と下方修正されました。
内閣府が2月15日発表した実質国内総生産(GDP)1次速報によると、
2021年10~12月期の成長率は前期比1.3%増、年率換算で5.4%の
プラス成長となり、前期比プラスは2四半期ぶりとなりました。
まん延防止等重点措置が発出された2022年1~3月期は再びマイナスになる
可能性に注意は必要です。(5月18日発表予定)
5月18日発表の2022年1~3月期GDPは年率換算マイナス1.0%でした。
気の早い話ですが、各種難題が続いている4~6月期のGDPがマイナスになると
定義上は(2四半期連続マイナス)景気後退になります。
1~3月GDP改定値は年率マイナス0.5%と上昇修正されたもののマイナスのままです。

先進国の主流はワクチン接種進行でコロナ後突入とのシナリオが主流でしたが、
新たな危機(変異株=オミクロン)があり、再び規制強化の国(例・中国)もありました。
日本でも社会活動を守るという大義名分の中、さまざまな緩和措置が取られ始めました。
まん延防止等重点措置がすべて解除され、経済重視にかじを切りました。
業績面では悪い数値もあるものの、良い業績の企業が多く見られるようになりました。
海外中心のサプライチェーン問題が発生しています。
新たな警戒要因サル痘の存在もあります。

再びのコロナ拡大という警戒要因があり、日本もふくめワクチン接種進行で
コロナ後という認識の国は少なくありませんが、患者数増加の国では経済活動に
悪影響が出ています。
ワクチン接種も3回目から4回目に移行しつつあります。

接種率も欧米を追い越したので日本も本格的コロナ後相場に期待したいところですが、
投資家のメンタルは非常に揺れ動くので、力強く上昇している間は押し目を
待ちたいと思っていても下げ幅が大きくなると買い手控えに変化します。
株式市場得意の後付けの理屈ならばウクライナ情勢緊迫が解消したり、
米利上げ打ち止めが見えてくるまでは様子見が無難の声が聞こえてくるでしょう。
調整が短期で済めば単なる押し目で絶好の買い場だったと言われ
下げ幅が大きくなったり、長期になれば数々の悪材料がたびたび言われるでしょう。

現在は強気は少数派ですが、企業業績がさらに良くなれば期待は膨らみます。
買われる銘柄に乗っている投資家には簡単に儲かる相場と感じるでしょうが、
それ以外の多数の投資家には指数の動きの割に儲からないと思っているかもしれません。
この儲かっていない多数の投資家心理が好材料に鈍感、悪材料に敏感になっています。


2021年8月20日から9月14日までの上昇、その後の10月6日までの下落は
投資格言の「山高ければ、谷深し」を2か月間で示現するほどの乱高下でした。
(下記参照)
8月から10月までの急上昇、急落下は各2週間で1年分の上昇と下落をもたらす
ジェットコースターのような市場でしたが、多くの投資家は何もできなかったかも
しれません。
目まぐるしい年でした。

参考
2021年の高値後の値動き(いずれもザラ場値)

2/16 30714円52銭   3/5 28308円57銭 
             -2405円95銭(-7.83%)

3/18 30485円00銭  3/24 28379円06銭
             -2105円94銭(-6.90%)

4/6  30208円89銭  4/21 28419円84銭
             -1789円05銭(-5.92%)

5/10 29685円41銭  5/13 27385円03銭
             -2300円38銭(-7.74%)

6/15 29480円85銭  6/21 27795円86銭
             -1684円99銭(-5.71%)

6/25  29174円17銭  7/9  27419円40銭
             -1754円77銭(-6.01%)

7/13  28852円31銭  7/30 27272円49銭
             -1579円82銭(-5.47%)

8/12  28279円80銭  8/20 26954円81銭
             -1324円99銭(-4.68%)

大どんでん返し

8/20 26954円81銭   9/14 30795円78銭
             +3840円97銭(+14.2%)

さらに

9/14 30795円78銭   10/6 27293円62銭
             -3502円16銭(-11.3%)


なんて年だ!

短期で見れば非常に目まぐるしい2021年でも1年間のトータルで見れば
値動きが少ない年とも見れます。
まさに視点の違いが認識できた年だったと言えます。


理論を無視した上昇がバブルですが、だからこそ投資方針が大切になります。
バブルなのでついていかない。バブルでもなんでもついていく。そもそも先行きの
好転が確実(と思う)なのでバブルではない当たり前の上昇。
どう思いどう行動するかは自己責任で自由な世界なので、人それぞれでいいのですが、
利益機会の消失、参加することによる損失。すべて覚悟の上ならば自由です。
かつて最も大事なのは覚悟であると記事を書いたら一部の方に非難を受けましたが、
すべてがわかるわけではないので、投資するにしてもしないにしてもその結果を
受け止めるのは投資家自身なので覚悟はやはり大切です。
最も顕著な例はドルコスト平均法によるインデックスの長期投資で、経済は成長する
その中での優秀な上場企業はそれ以上に価値が上がる(当然株価も)上下のブレは
短期間では大きくても長期で見れば年5%程度の期待収益率に収れんすると信じて
覚悟を決めて投資し続けるという事です。
今回の乱高下にもついていった投資家、唖然として見送っていた投資家、
淡々としていた投資家など様々あるでしょうし、結果もさまざまでしょうが、
自己責任で自由な世界では結果を受け止めて次に進むだけです。

米中対立悪化が気になりますし、慎重な対応が必要なのは言うまでもありませんが、
上記にもあるようにデイトレードを中心とした短期筋(正確には目先筋)は
引き続き直近IPOや小型個別株中心に暴れるでしょう。
秒・分単位のトレードが盛んですが、まさに値動きだけを見たギャンブルです。
もちろん参加自由で、面白いと思う人も多々いるでしょうが、勝つ人より負ける人が
多いのはいうまでもありません。
ギャンブルについていえば、根拠がない(期待収益率がマイナス)にもかかわらず
自分だけは勝てると思って参加することも特徴です。

デイトレ、短期以外の投資家は休むという選択もありますが、家にいる人が多く
なることによって小口の資金で株をする人が増えていますが、リスクは高そうです。

米株と日本株は同一視するのには疑問があるので慎重な投資姿勢が肝心と言えます。
過剰流動性縮小による株売りが継続するのか業績好調企業が多くなることによって
業績相場の様相になるのか、米中対立激化懸念、金利上昇、コロナ第七波出現など
数々の悪材料の可能性は存在していますので、それらの綱引きでしょう。
規制緩和→患者増加→規制強化→患者減少→規制緩和の堂々巡りを2年以上続けて
ワクチン接種でこの堂々巡り終了が見え始めました。
この堂々巡りを終了に向かう選択を政府はとりましたが、政府の発言通りに
ワクチン接種が完了し、コロナ拡大がないならば先見性も含めれば買い方針でしょう。
コロナ患者が再び増加すると考える人は別の考え、行動をするでしょう。
中国の数々の問題、米の数々の問題など海外要因が多するうえ、株価のボラティリティも
大きく投資家心理は揺れ動いています。

発表された決算は良く、現在の株価を正当化できるようになり(というより割安)
ましたが、日銀の株買いはあまり期待できません。
アメリカFRBのテーパリングが発表になりましたが、日銀はサイレントテーパリングと
言える状態です。(何も言わないが日銀買いは大幅減少)
ただ国債に関しては無制限買い入れを実施しました。
コロナはいつか終わると考える投資主体は一部買いを入れ、売りの手じまいと考える
投資主体の買戻しもあります。




米国株(ダウ)

ダウは2020年11月16日にコロナ以前の高値を更新し、史上最高値高値を
更新しましたので2020年11月第4週以降の毎日の記録は省略します。
2020年3月第2週~2020年11月第3週のダウの推移
毎日の株価変動は通常の記事でご覧ください。
2020年最高値更新以降


史上最高値(一番近い高値でもある)

ダウ     高値 36799ドル65セント(2022年1月4日)
ナスダック  高値 16057.44(2021年11月19日)
S&P500  高値  4796.56(2022年1月3日)   

しかし、ナスダック指数は高値からの12%下げ(14130.54以下)で
調整入りしました。
さらに20%以上(12845.95以下)下げたことで上昇相場終了の形になりました。
ここからの展開に注目です。
ダウの調整入りは32383ドル69セント以下(高値36799ドル65セント)
S&P500の調整入りは4220.97以下(高値4796.56)
6月17日終値で
ダウは29888ドル70セントで辛うじて調整中
S&P500は3674.84でベアトレンド入りしました。
高値からの20%下落で上昇相場終了、下落トレンド入りの数値は
ダウが29439ドル72セントです。
S&P500が3837.24でした。
ダウが調整中、ナスダックとS&p500の両指数はベアトレンドです。

米市場は日本市場以上にワクチン接種の進行でコロナに対して楽観視しています。
さらに業績が予想以上という企業が多く、先行きに対する強気が多かったのですが、
最大の悪材料利上げが実施中のうえインフレ率の上昇、地政学リスクも加わり変調を
きたしています。
何より下げる株価が投資家心理を揺さぶっています。




日本株(日経平均)

日経平均はコロナ以前の高値を更新し、29年ぶりの高値を更新しましたので
2020年11月第2週以降の毎日の記録は省略します。
2020年3月第2週~11月第1週の日経平均の推移
毎日の株価変動は通常の記事でご覧ください。


株価が何によって動くかはこのブログの読者ならば言うまでもありませんね。
企業業績、金利、景気、などのファンダメンタル、金融・財政などの政策
チャートの形状をはじめとしたテクニカル、それらを織り込んでの需給など
どれも一理ありますが、最終的には欲と恐怖によって左右される投資家心理です。
まだ上がるという欲(他人が儲けているのだから自分も儲けたい)
まだ下がるという恐怖(今売らないとまだまだ下がる。これ以上損したくない)
さらにシステム売買が一方向への拡大要因を後押しします。
だからこそ理論を無視した上昇や下落(オーバーシュート)が起きるのです。
この人間心理(投資家心理)が下げるときの狼狽売り、上がるときの飛びつき買いに
つながるのです。
昨年はこれら(特に狼狽売り)がたびたび見られましたし、2021年8月の
年初来安値更新はこれらによってもたらされました。
2022年3月9日の昨年来安値もウクライナ情勢が原因と言われますが、
企業業績を考えれば投資家の狼狽売りが原因とも言えます。
だからこそウクライナ情勢が落ち着かなくても9日間で3000円近くの急速な
上昇があったといえないでしょうか。
狼狽売りは特にマザ-ズ市場にその傾向が顕著でしたが、株式市場全体にその傾向が
伝わっていました。
まだ下がるかもしれない。毎日下がる恐怖。
売るから下がる、下がるから売るの循環。
信用買いの強制決済を含む投げ売り、買い方不在での急落。

これが逆回転を始めると
まだ上がるかもしれない。毎日上がる焦り。
買うから上がる、上がるから買うの循環。
さらにたまっていた売り方(特に空売り)の投げによる(強制)決済の買戻し。
下手に新規の売り方にでもなろうものなら上げの燃料(強制決済の買戻し)に
されそうです。
ともかく上げでも下げでも急速過ぎるという感想です。
特にそれが短期間、極端な場合は1日のうちの上げ下げで現れます。
2022年6月第3週は週間で1800円以上も下落、
この下げ幅は2020年3月のコロナショック以来の大きさです。



過去の歴史
ご覧になりたい方は

人間心理はパニックに陥ると冷静な判断はできなくなります。
短期的には数々の好悪材料が市場を揺さぶりますが、長期で見ればどうなのでしょう。
長い目で見れば期待収益率に近くなると私は思うので、投資は続けます。
2021年3月期の業績は発表の通り好調でした。
2022年3月期も順調でした。(予想との乖離という問題は存在するが)
では2023年は?5年後は?10年後は?
誰にもわかりません。わかる(と思う)人は考え行動していることでしょう。
投資の時間軸によって全く正反対の考え・行動になることは当然です。
コロナは永久に続かない、インフルエンザのようにいつかはなる(ワクチン+治療薬)を
否定できる人はいないでしょう。
承認されている既存薬や物質はあります。
直近では塩野義製薬のゾコーバ(S-217622)の特例承認の審議が6月22日に
ありましたが、審議継続になりました。
薬事承認されれば100万人分の購入が基本合意されています。
海外でもコロナ治療薬の開発は進んでいます。
オミクロンにも対応するワクチンや治療薬が待たれます。
期待の国産ワクチンは進行状況に差がありますが、塩野義製薬、VLPTジャパン、
第一三共、KMバイオロジクス、アンジェスが開発中です。
米製薬大手メルクの飲み薬モルヌピラビルが国内初の特例承認を受けました。
さらにパキロビッド(米・ファイザー製旧呼び名・パクスロビド)が特例承認されました。

未来はわかりません。
この前提を信じられる人は投資を続けましょう。(期待収益率がプラスなので)
これが覚悟という事です。
私自身は株式市場に居続ける方針を取っています。
唯一の例外は1990年終盤くらいでしょうか。
現在市場参加者は慎重派優勢と言えますが
企業業績から見れば(業績悪化が発表されない限り)割安という意見もあります。
もし、2020年のような総弱気があれば(特に長期投資家は)買いのチャンスです。
ロシアのウクライナ侵攻で総弱気になった時がまさに(目先とはいえ)チャンスに
なりました。

大切かつ必要なことはメンタルの崩壊と資金の枯渇を起こさないことです。
狼狽して投げ売りをすることと買いたいのにお金がないという事を避ければ
必ず利益をもたらしてくれるのが投資です。
特に大幅安の時こそチャンスです。
2020年の下げはリーマンショック以来12年ぶりのチャンスでした。
本当の長期投資家ならばそう感じて、買っていたことでしょう。
2021年年初来安値更新の時は新規買いの人にとってはぞこまでの下げを他者が
肩代わりしてくれたという事です。
昨年来安値を更新して底割れ、しかし企業業績(2023年3月期)が好調ならば
メンタルが揺れない範囲で買い場探しになります。

株は安く買って高く売るならば、今は高いですか?安いですか?
高いと答える人はカラ売りという手法もあります。ベアファンドもあります。
プットオプションの買い、コールオプションの売りもあります。
これらを買いポジションのリスクヘッジに使う人もいるでしょう。
31年ぶりの高値更新で上がると思う人は買ったでしょうが、飛びつき買いをして
下がれば歴史的な高値掴みになる可能性はあります。
上に記したように含み損に耐えられなくなって狼狽売りをすることと買いたいのに
お金がないという事態さえ起こさなければ何年後か先にあなたにリターンを
もたらしてくれるでしょう。
念のために付け加えますが、個人投資家には何もしない自由、いわゆる休むも相場という
選択肢があります。


コロナウイルス肺炎で昨年5月18日発表の2020年1月~3月期もGDPが
予想通りマイナスになりましたので、2四半期連続のマイナスは景気後退との定義に
準じれば、日本は景気後退になりますので、政策等がなければ深刻な事態も考慮すべき
局面になるところですが、不足との意見はあったものの各種政策が実施されました。
なお2020年4~6月期のGDPは年率換算-27.8%と過去最悪の数値でした。
遅ればせながら景気のピークは2018年10月との公式発表がありました。
発表された日本経済研究センターによるアンケート調査では景気の谷は
2020年5月との報告があります。
現在の相場に生きている人にはもはや昔ばなしでしょう。
2021年1~3月期はマイナスながらも4~6月期はプラスでした。
しかし、2021年7~9月期は再びマイナスに転落し、改定値では下方修正されました。
2021年9~12月期はプラスとまだら模様といったところでしょうか。
2022年1~3月期はマイナスと混迷を極めています。

短兵急に利益獲得を目指す人は株価の値動きで勝負すべきでしょう。
買いでも売りでもありですが、急速な下げの後は急速な上げ(買戻し含む)も
ありえることは承知していなければなりません。
最も気長な人は利回りで考えて一生売らなくても年~%のインカムがあるならば
毎日(以上)株価を見なくてもいいやという水準で買いましょう。

現在は利上げ中で忘れ去られましたが、「金利の死」という言葉さえありました。
もちろん株は減配、無配、倒産などのリスクはありますが、安全高利回りは
投資の世界にはありません(あればだれもがそれを選択する)ので、
繰り返しますが、狼狽売りと資金枯渇をもたらさない手法を取りましょう。

日本を代表し、世界にも通用する企業の株が利回り4%以上になっていました。
それらの会社が社債を発行すれば(している企業もあります)ジャンク債並みの
格付けでしょうか?答えは否です。
もちろん業績悪による一時的な減配や無配はあるかもしれませんが、
2021年3月期で無配でも本当の優良企業はそのような事態は長く続きません。
特に日本企業は諸外国と比べ安定配当の傾向(賛否両論)がありますので
本当の優良企業は簡単に無配や減配にはなりにくいのです。
逆説的に見れば2021年3月期に無配や減配にならなかった企業は安定優良企業と
言えそうです。

投資など必要ない(裕福で一生生活に困らない)ならば申し分ありません。
そのような人はこのブログなど読んでいないでしょう。

投資に大切なもの
1.メンタル
2.マネーマネジメント
3.メソッド
とするならばまさに1.と2.が本格的に試される時期で
1.が狼狽しないです。
2.が資金枯渇を起こさないことで
さらに3.において長期的視点を持つことの大切さを知る良い機会になります。


手法別
デイトレード   タイミング選択の腕の見せ所。
短期       個別に売りで勝負と買いで勝負の使い分け。
中期       個別銘柄か指数か。
長期       ホールドか買いかの選択。ここで売るのは長期投資家ではない。
インデックス投資 やるべきことを淡々とやるだけ
         年初来安値を更新しても淡々としていられればインデックス投資家の
         鑑です。

私的には     勤労者の平均年収を配当金で得られたらいいな~


米株はコロナ後相場なので、(オミクロンで)何時まで押すかが注目の的でしたが
利上げ強化懸念で短期的には弱気局面です。
日本株については方向感が見えずらいので、底値を確認したいところです。
最大の上昇要因は過剰流動性なので、金利上昇(最悪は利上げ)が悪材料です。
その次はコロナ終息で(終息気配含む)景気対策終了という事になります。
つまり自然体に戻る過程のどこかで調整(以上もあり得る)という事です。
但し、相場はいかなる好悪材料も時間の経過とともに織り込むという習性があります。
未曽有の緩和状態終了から利上げの中で米株は調整していますが市場がどのように
織り込んでいくのかがこれからの興味の中心でしょう。

オミクロン次第(第六波の行方、ワクチンや治療薬の有効性はどうか等)でしょう。
90%以上有効のワクチンとのニュースで市場的にはコロナとの共生の雰囲気が
高くなっています。(よく言えば先見性、悪く言えば焦りによる飛びつき)
ワクチン接種開始で、副反応があることには無視しての強気が主流ですが、
コロナの動向(特に変異株)と企業業績には注意を払うべきです。
投資資金は元来臆病なものです。
しかし、オミクロンにめどがつけば2020年のように急落後の上昇の
再現も考えられます。
現時点での市場では米金融政策とウクライナ情勢に注目が集まっています。




2022年6月24日時点での各移動平均線

  5日移動平均線(上昇中) 26166円06銭  
 25日移動平均線(下落中) 26977円18銭
 75日移動平均線(上昇中) 26830円72銭
200日移動平均線(下落中) 27882円37銭

25日平均線は上にあるように26977円18銭です。
6月24日時点ではこの値より下にありますので、上値メドです。
戻りの目標としては約27000円ですので適当な値と言えそうです。
3月9日に日経平均昨年来安値更新で底割れした形で、その後は乱高下していますが、
25500円~28000円のボックスとも見えます。
低金利と好業績が続く日本株で業績相場への移行に期待したいところでしょう。

国外には不安要因満載です。(ウクライナ情勢と米金利とサプライチェーン問題が代表)
中期線では弱気、長期線では慎重なゾーンです。
上げも下げも急速過ぎてついていけない投資家も少なからずいるでしょう。

日本市場に最大の影響を及ぼす外国人投資家は2週間ぶりの売り越しです。
直近8週間で4週間の買い越しと4週間の売り越しです。
ウクライナ情勢の行方、米利上げなどリスクオフ要因が多い中で海外投資家は
リスク資産全般から資金を減らす状態でしたが、悪材料を織り込んでいく過程で
避難先という意味も含め日本株に投資していた中で、日経平均28000円乗せで
利食い売りが出たといえそうです。
国内ではオミクロン株感染者が減少していく中でまん延防止等重点措置が終了し、
経済重視にかじを切りましたが、好業績が維持され、業績発表をもとにして商いが
行われれば、業績相場の様相を呈しても不思議ではありませんが、投資家心理は
おだやかでは(上げも下げもスピードが早すぎる)ありません。

注記 投資主体別売買動向は毎週第4営業日午後3時に資料を掲載します
(通常は木曜日、祝日等非営業日がある場合はその分後ろ倒し)

日本株全体が上げ続けるには、外国人買いが継続する必要があります。
外国人が継続的な買い越しになるかが、上昇トレンドへのカギを握っています。
ドルベースでみてると
2015年12月30日は158ドル06セント
(日経平均19033円71銭・円ドル120円42銭)

2016年12月30日のドルベースは163ドル20セント
(日経平均19883円90銭・円ドル117円12銭)

2017年12月29日のドルベースは202ドル06セント
(日経平均22764円94銭・円ドル112円66銭)

2018年12月28日のドルベースは181ドル27セント
(日経平均20014円77銭・円ドル110円41銭)

2019年12月30日のドルベースは216ドル73セント
(日経平均23656円62銭・円ドル109円15銭)

2020年12月30日のドルベースは264ドル51セント
(日経平均27444円17銭・円ドル103円34銭)

2021年12月30日のドルベースは250ドル07セント
(日経平均28791円71銭・円ドル115円13銭)

2022年6月24日のドルベースは196ドル55セント
(日経平均26491円97銭・円ドル134円78銭)

週末ベース高値2021年2月19日 284ドル23セント
(日経平均30017円92銭・円ドル105円61銭)

直近(2022年6月24日)では週間で円ベースでは上昇、ドルベースでも
上げており、昨年末比ではドルベースで大幅下落しており200ドルを割り込んだ
ままです。
円ベースでも昨年末を下回っています。
米利上げや米中の景気、ウクライナ情勢で弱気持続ですが、市場が織り込むのを
待っている状態です。


投資方針次第ですが、27000円がかつての上値抵抗から下値支持に転換するという
期待は裏切られ再び27000円が上値目標になりました。
中国経済停滞懸念や米金利上昇などの材料は投資家と市場をたびたび揺さぶるでしょう。
日本は経済重視にかじを切りましたが、ステルスオミクロン(オミクロンBA.2)の
存在は無視できません。
さらにBA.5株(変異株)の存在があります。
新たにサル痘への警戒がWHOから出されています。
ただ、現時点での最注目は利上げが何時まで何%まで上がるかという事でしょう。


最大のキーポイントは、自分自身の欲と恐怖の葛藤の中での折り合いをつける
自分自身との戦いです。

と同時に投資スタイルを確立できているか、それに応じた売買を冷静に行えるかを
試される期間が続きそうです。

もちろん投資は自己責任でお願いします。



このブログを最初からご覧になりたい方は
なぜ株式投資か



nice!(15)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 15

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。