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今週の展望 [株]

      2011年6月3日 2011年5月27日 2011年5月20日 2010年12月30日     
          
日経平均   9492円21銭   9521円94銭   9607円08銭   10228円92銭
TOPIX     816.57      824.90      827.77       898.80
東証2部   2246.87     2241.28     2235.96      2207.79  
ジャスダック 1231.92     1226.78     1236.80      1255.04  
マザーズ    457.44      458.02      456.57       433.63                                                                            

先週の日本株は各立会日では値動きのあった日もありましたが、1週間のトータルでみると
もみ合いの週が続いたと言ってよかったでしょう。
株価指数では上げるもの、下げるものなどまちまちでしたが、大型株軟調、小型株堅調でした。
政治は菅首相に対する内閣不信任案が可決される思惑が取りざたされましたが、
菅首相自身の「時期を見て退陣」ともとれる発言で不信任案は否決されました。
ただ、不信任案は否決されたものの菅退陣の声は高まっています。

4月19日安値9405円19銭、5月24日安値9406円04銭がダブルボトム形成で
下値を売り込みにくいものの、上値を追う材料もありませんでした。



           日経平均今年の高値       日経平均今年の安値

終値       10857円53銭(2月21日)   8605円15銭(3月15日)      
ザラバ      10891円60銭(2月17日)   8227円63銭(3月15日)


6月3日時点での各移動平均線
 25日移動平均線(下降中) 9593円11銭
200日移動平均線(下降中) 9826円59銭

今週の日本株は下値を試す展開になりそうです。
米雇用統計が予想以上に悪く、米株安・円高が重しになりそうです。

4月19日安値9405円19銭、5月24日安値9406円04銭のダブルボトムを
維持できるかどうかにまずは注目でしょう。
チャート上でも短期の目安の25日移動平均線、長期の目安の200日移動平均線を
ともに割り込んだままで、買い方不利の状態は続いていますので、
9400円の防衛ラインを割り込むと売り方が調子づき、一気に下げが加速する可能性があります。


アメリカ市場には「5月に株を売ってどこかに行け」と言うアノマリーがありますが、
昨年の日本市場にもこれが該当しました。
今年もそのアノマリーは有効で、実施された方(売却して様子見)はニコニコでしょう。

福島原発の行方、いまだ安定には程遠いユーロ圏、指標で見る限り芳しくない米経済など
警戒材料が多くなっています。
調整中の米株価など各国の株価や為替にも注目です。
今は取りざたされていませんが、政治(の空白)リスクも潜在します。


投資方針としては、見送り(休み)、戻り売り、損切り、9400円を割れた場合の新規売りなどが
中心になりそうです。



もちろん投資は自己責任でお願いします。

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