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一服はあるのでしょうか [株]

2010年4月2日のアメリカ市場は休場でした。
注目の雇用統計発表にもかかわらず、その影響が市場に反映することがない、珍しい日程です。

その雇用統計の結果は
失業率が予想と一致の9.7%
非農業部門就業者数が予想の19万人を下回る16万2000人でした。
株式市場は休場でしたが、為替(ドル)を見る限りでは悪材料視されたのは一時的で、
詳細が伝わるにつれ、それ以降はドルは戻しました。
やはり数々の考慮すべき要因はあるものの2007年3月以来の3年ぶりの大幅な伸びは
一番不安だった雇用の改善が数値で示されたことを好感したようです。

本日(4月5日)は中国本土、香港市場が休場ですので、米雇用統計を受けた株式市場の
スタートは東京市場と言うことになります。

東京市場は3月から堅調に推移し、騰落レシオなどは12年ぶりの高水準を示しています。
もちろん現時点で長期上昇トレンドに変化は見えませんが、一服があってしかるべきでは
ないでしょうか。

買いにくい相場は高い、もうはまだなり、などと言う相場格言もありますが、
新興市場などと違い、一方向に無限に上昇する相場はないので、
押し目待ちを望んでいる投資家が多いようです。
(押し目待ちに押し目なしとも言いますが)


参考までに各市場の直近の終値を記します。

2010年4月1日(木)のアメリカ市場は
ダウは70ドル44セント高の10927ドル07セントで終了し、年初来高値を更新しました。
ナスダックは+4.62の2402.58で終了しました。
S&P500は1178.10(+8.67)で終了し、年初来高値を更新しました。

シカゴ日経平均先物は11355円で終了しています。

原油価格は84ドル87セント(+1ドル11セント)で終了しました。

金価格は1126ドル10セント(+11ドル60セント)で終了しました。


4月2日(金)の上海総合指数は+10.541の3157.957と続伸しました。
上海B  263.796 + 0.351
深センB 642.058 + 5.681

4月1日(木)の香港市場は
香港ハンセン 21537.00 +297.65    
H     株  12696.05 +298.46
レッドチップ   4163.67 + 61.89 


4月2日(金)の日本市場の前場は小じっかり始まった後は
一時マイナスになる場面もありましたが、しっかりしています。
後場は週末でもあり、米雇用統計を控えた上、米市場3連休もあり、小動きでした。

日経平均  11286円09銭 41円69銭高  
TOPIX     989.39  + 4.13                   
東証2部   2227.44  + 2.20                
ジャスダック 1276.66  + 0.52               
マザーズ    459.92  + 4.75                       
ヘラクレス    637.42  + 3.47

本日(4月5日)の日本市場は外部要因としては米雇用統計と為替市場です。

個別には既存店が前年同月比で16.4%も減少した 9983 ファーストリテイリングの
株価推移が注目されます。(客数89.3%、客単価93.6%・いずれも前年同月比)
日経平均への寄与率が大きな銘柄ですので、市場の関心は高くなります。

そのほかには上場初日、2日目と堅調に推移した 8750 第一生命でしょう。
2日目は大引けにかけて利食い売りで伸び悩みましたので、さらに堅調に推移するか、
売りが出て初値の16万円に接近(あるいは割り込む)かは市場センチメントに大きな影響を
与えそうです。


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コメント 5

wine

おはようございます。
renbajinharuhiさん!
(^^)
マーケットは休みでしたが、3月の米雇用統計が金曜に発表されています。(右側の数字は、ゴールドマン・サックスが予想していた数値。)

・非農業部門就業者数 +16万2000人 (+20万人)

・失業率 9.7% (9.6%)

・時給 -0.1% (+0.1%)


ゴールドマン・サックスからのコメント:

16万2000人増となった非農業部門就業者数の大きな原因は、国勢調査のために雇われた一時的な雇用(+4万8000人)、そして天候要因(+10万人)です。

失業率に変化は無いです。しかし、端数を考慮したデータで見てみると、失業率は9.749%だから、0.1ポイント上昇と報告される数値に極めて近いものです。

不完全雇用者数は、16.8%から16.9%に上昇し、フルタイムの仕事を見つけることができず、パートタイムで働いている人たちが多数いることが示されています。

というものです。全体的見方としてはということは、ガッカリな内容だった、ということのようです。
(GSのコメントは、信用性で今一つです。)(??)
 
 しかし一方、上記と同様なことを指摘したあと、バリー・リットホルツ氏は、こんな好材料をあげています。

・+16万2000人は、2007年3月以来、最高の数字。

・平均労働時間(週)が0.1時間増えた。

・臨時雇用が4万人増え、2009年9月からの数字を総合すると、臨時雇用は31万3000人増えた。

・国勢調査で10万から15万人ほど就業者が増えると予想されていたが、実際は4万8000人だった。

・就労率(軍人を含まない)は 64.9%に上昇した。

・製造業の雇用者数が1万7000人増えた。

・1月、2月の非農業部門就業者数が上方修正された。

 見る視点しだいで、このように状況は変わります。
 経済は両面を見る必要があります。
 私は、通貨等、周りを取り巻く状況、流動性資金の状況さえ変わらなければ、変動率が想定内なため、依然姿勢に変化はありません。

 なお、アップルは天才スティープン・ジョブスいる限り安心なようです。
(さすが1代の麒麟児!老いても、病に伏しても、盛んです。)
 次第によっては、ハイテクトップになる日が見れるかもしれません。
(一方、ビルゲイツに若い時の輝きが見えません。)
 この状況を見ても、以前ハイテクには強気です。

(^^)

by wine (2010-04-05 06:55) 

wine

しかし、一方ファイナンシャル・タイムズによると、オバマ政権の国家経済会議の委

員長を務めるローレンス・サマーズ氏は、雇用統計発表前に「米国経済は

自分の力で成長し始め、向こう数ヶ月間新しい雇用を生み続けるだろう」と

楽観的な見通しを述べています。

 注意は必要です!
 政府関係者(特にこの方)の楽観発言ですから。
 フットワークは軽くする必要があります。

 緩やかで、雇用の回復は道半ばです。

(^^)
by wine (2010-04-05 07:06) 

renbajinharuhi

おはようございます、wineさん。

米雇用は数値だけ見れば3年ぶりの改善ですが、継続的な流れを確認するために観察の持続は必要でしょう。

ただ、投資家のセンチメント(もちろん損益改善が底流にありますが)の改善と過剰流動性が株高を演出しています。
ワクワクとビクビクが混在する中での上昇が続いているというのが現状ではないでしょうか。
(株高派が市場の大半を占めれば危険信号です)
by renbajinharuhi (2010-04-05 08:25) 

wine

>(株高派が市場の大半を占めれば危険信号です


鋭い!!!(^0^)/
by wine (2010-04-06 22:27) 

サンフランシスコ人

「ビルゲイツに若い時の輝きが見えません...」

http://money.cnn.com/2016/08/23/technology/gates-90-billion/

Bill Gates is now worth $90 billion
by Chris Isidore @CNNTech August 23, 2016: 8:06 AM ET...

by サンフランシスコ人 (2016-08-24 01:39) 

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