今週は注目

本日前場の日経平均は６２円９２銭高の８２９３円７銭で終了しています。
先週末の米株高や円高一服を受けて小高く始まりましたが、伸び悩みました。
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アメリカではオバマ新大統領の就任、それに伴う経済対策の実施に大きな期待が寄せられていることは言うまでもないでしょう。
公共投資で５５００億ドル、減税で２７５０億ドル、総額８２５０億ドルの経済対策は邦貨換算で(１ドル＝９０円)で７４兆２５００億円にも上り、アメリカのＧＤＰの約５％にも匹敵する、かつてないほどの大規模なものなります。
これらにより４００万人の雇用創出を見込んでいます。
またバンカメに２００億ドルの追加出資を行うなど、金融危機への対策にも積極的です。

もちろんこれらによるドルの大量発行によるドル暴落の危機があることは否めません。
市場はオバマ就任を好材料の終焉とみるのか、金融危機脱出の新たなるスタートととるのか目が離せないところです。


一方２５日線が株価の分岐点となっていた日本市場は２００８年１２月１９日に２５日線上昇転換、それ以前に２５日線を上回っていた株価との絡みで、短期トレンド上昇転換を果たしたものの、再び２５日線を下回ってきました。
しかし、２００９年１月１６時点では２５日平均線は上昇しており、株価もボリンジャーバンド２σ近辺で下げ止まりを見せています。
しかし、１月１９日の株価が参入されることによって消滅する２００８年１２月８日の終値は８３２９円５銭です。
この日は前日比４１１円５４銭高を演じたので、値が大きく(上方に)変化しています。
本日の株価がこの８３２９円５銭を下回って終わると２５日線の下落が始まります。
短期トレンドが再び下落転換と言うことが確定します。

もちろん短期トレンドは転換の回数、確率とも高く、これだけですべてを決めつけられませんし、ボックス相場の中ではその有効性に疑問もあります。

とはいえ、イベント面でも、テクニカル面でも、注目の１週間になるのは間違いないでしょう。