BRICsについて [株]
本日前場の日経平均は68円11銭高の8482円2銭で終了しています。
昨日の大幅安の反動で、買い戻し中心に小じっかり推移しました。
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2008年は世界のすべての市場が暴落に見舞われました。
従って成長性が高いBRICsも大幅な下落に見舞われました。
しかし、これからの世界経済を考えれば成長性の上で新興国抜きの投資は考えづらいでしょう。
そこで、新興国の代表であるBRICsについて考えてみたいと思います。
現在問題とされているのは信用リスクです。
資金流入が活発な間は問題にされませんでしたが、信用リスクが発生し、流入した資金が引き揚げられると自国通貨安や株安が一気に顕在化し、実体経済に大きな影響を与えます。
これらは流動性リスクに対する不安から海外投資家が現金化を急いだためのものであり、他国からの資金流入が細っても流動性を維持できるかどうかが注目の的になります。
従って経常収支が黒字ならば一応は安心できるのではないでしょうか。
(他国からの資金流入がなくても流動性不安が少ない)
次にあらゆる価格の下落に対する経済の耐性能力の有無が問題になります。
特に資源価格の高騰により、バブル的な繁栄を謳歌していた新興国は資源バブル崩壊とともに経済環境が一転してしまった国もあります。
現在は資源の価格が下落しているので、資源価格だよりのところは大きな痛手を受けています。
(産油国は一つの例です)
さらに世界経済(特に欧米)の減速が大きいので、インフレ鎮静化が進み、それに対する内需を中心とした経済成長ができるかどうか、そのために自国での景気対策を打ち出せるかどうかが注目されるでしょう。
上記の3点について考えてみますと
中国は世界の工場として外貨を獲得し、また投資による外貨獲得(米国債保有世界一)も行っているので経常収支は黒字です。
また以前の資源輸出国から輸入国に転じているので、資源価格下落はプラス要因です。
また経済対策においても十分な配分がされており、余力も大きいと思われますので、さらなる対策も期待できます。
インドはITにおいては重要な役割を担っていますが、製造業の基盤が弱く、経常収支は赤字です。
ただ、資源においては輸入国なので、資源価格の下落はプラスに働きます。
また経済対策においても余力はあると思われますので、その点もプラスでしょう。
自国のインフラ投資も発展途上の状態ですので、これからの内需振興に期待できます。
ブラジルは経常収支は赤字です。
他国からの資本流入がある間は問題になりませんでしたが、現在の状態下では不安はあります。
また資源輸出で外貨を稼いでいたので、現在の資源価格下落はマイナス要因です。
ほかの国と違い、成長率、インフレ率も高いので景気対策を考える必要は当面ありませんし、むしろ高すぎる金利の修正(利下げ)の可能性が高いくらいです。
ロシアは経常収支は黒字ですが、資源価格高騰におんぶにだっこの状態でしたので、これからは大変です。
これを見越した資金流出が進んだため、投資信託で一番下落が大きかったのがロシア関連のものでした。
ロシアの場合は一にも二にも資源価格次第です。
資源価格が下落すればこの世の地獄、資源価格が高騰すればわが世の春です。
ロシア=資源と考えてもいいでしょう。
現時点では 中国→インド→ブラジル→ロシアの順位になるでしょう。
ただし、資源価格が高騰すれば上記の順位は逆転する可能性も十分考えられます。
いずれにしても、投資は自己責任でお願いします。
昨日の大幅安の反動で、買い戻し中心に小じっかり推移しました。
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2008年は世界のすべての市場が暴落に見舞われました。
従って成長性が高いBRICsも大幅な下落に見舞われました。
しかし、これからの世界経済を考えれば成長性の上で新興国抜きの投資は考えづらいでしょう。
そこで、新興国の代表であるBRICsについて考えてみたいと思います。
現在問題とされているのは信用リスクです。
資金流入が活発な間は問題にされませんでしたが、信用リスクが発生し、流入した資金が引き揚げられると自国通貨安や株安が一気に顕在化し、実体経済に大きな影響を与えます。
これらは流動性リスクに対する不安から海外投資家が現金化を急いだためのものであり、他国からの資金流入が細っても流動性を維持できるかどうかが注目の的になります。
従って経常収支が黒字ならば一応は安心できるのではないでしょうか。
(他国からの資金流入がなくても流動性不安が少ない)
次にあらゆる価格の下落に対する経済の耐性能力の有無が問題になります。
特に資源価格の高騰により、バブル的な繁栄を謳歌していた新興国は資源バブル崩壊とともに経済環境が一転してしまった国もあります。
現在は資源の価格が下落しているので、資源価格だよりのところは大きな痛手を受けています。
(産油国は一つの例です)
さらに世界経済(特に欧米)の減速が大きいので、インフレ鎮静化が進み、それに対する内需を中心とした経済成長ができるかどうか、そのために自国での景気対策を打ち出せるかどうかが注目されるでしょう。
上記の3点について考えてみますと
中国は世界の工場として外貨を獲得し、また投資による外貨獲得(米国債保有世界一)も行っているので経常収支は黒字です。
また以前の資源輸出国から輸入国に転じているので、資源価格下落はプラス要因です。
また経済対策においても十分な配分がされており、余力も大きいと思われますので、さらなる対策も期待できます。
インドはITにおいては重要な役割を担っていますが、製造業の基盤が弱く、経常収支は赤字です。
ただ、資源においては輸入国なので、資源価格の下落はプラスに働きます。
また経済対策においても余力はあると思われますので、その点もプラスでしょう。
自国のインフラ投資も発展途上の状態ですので、これからの内需振興に期待できます。
ブラジルは経常収支は赤字です。
他国からの資本流入がある間は問題になりませんでしたが、現在の状態下では不安はあります。
また資源輸出で外貨を稼いでいたので、現在の資源価格下落はマイナス要因です。
ほかの国と違い、成長率、インフレ率も高いので景気対策を考える必要は当面ありませんし、むしろ高すぎる金利の修正(利下げ)の可能性が高いくらいです。
ロシアは経常収支は黒字ですが、資源価格高騰におんぶにだっこの状態でしたので、これからは大変です。
これを見越した資金流出が進んだため、投資信託で一番下落が大きかったのがロシア関連のものでした。
ロシアの場合は一にも二にも資源価格次第です。
資源価格が下落すればこの世の地獄、資源価格が高騰すればわが世の春です。
ロシア=資源と考えてもいいでしょう。
現時点では 中国→インド→ブラジル→ロシアの順位になるでしょう。
ただし、資源価格が高騰すれば上記の順位は逆転する可能性も十分考えられます。
いずれにしても、投資は自己責任でお願いします。
「もインドはITにおいては重要な役割を担っていますが、製造業の基盤が弱く、経常収支は赤字です。
ただ、資源においては輸入国なので、資源価格の下落はプラスに働きます。
また経済対策においても余力はあると思われますので、その点もプラスでしょう。
自国のインフラ投資も発展途上の状態ですので、これからの内需振興に期待できます...」
2020年2月3日...
http://www.cnbc.com/2020/02/03/india-finance-minister-sitharaman-on-budget-growth-fiscal-deficit.html
Asia Economy
India’s finance minister says growth target of 6% to 6.5% in 2021 is ‘realistic’
Published Mon, Feb 3 20202:00 AM EST Updated Mon, Feb 3 2020 2:47 AM EST
by サンフランシスコ人 (2020-02-04 08:08)
人口の多さ、その優秀さ、その若さなどインドへの期待は大きいと思います。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2020-02-04 09:37)
ココイチ、カレー本場でお披露目 日本食普及イベント―インド
2020年02月06日14時23分
http://www.jiji.com/jc/article?k=2020020600786&g=int
by サンフランシスコ人 (2020-02-07 07:07)
カレーが嫌いな人は少ないでしょう。
ある意味世界食と言えそうです。
情報をありがとうございます。
by renbajinharuhi (2020-02-07 08:36)