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基本の確認 [株]

本日こそ反発を見せたものの、東証1部を除く市場が連日年初来安値を更新し、株式投資をしておられる方は含み損が拡大しておられると思います。また損切りをしても、新たに買った株が再び値下がりし、損切りの繰り返しか、嫌気がさしての放置になっておられると思います。
指数が年初来安値ということは、大雑把に言えば今年その市場で株を買って利益が出ている人がいないということなので、投資家の物心両面が大きく傷ついていることは容易に想像できます。
もはやどう対処していいか解らないというのが本音の人もいらっしゃると思います。
株式投資だけでなく、行き詰ったら基本に立ち返って考えるというのがひとつの考え方です。
10月31日のこのブログの投資戦略と投資戦略続きには能力別の基本戦略が書いてありますが、それを再掲します。

基本的戦略
上級者・・・売り買いのタイミングを計り上手に立ち回る。もっとも上級者にはアドバイスは不要でしょう。

中級者・・・防御を重視し、下がりそうだったら株数を減らす、ディフェンシブな株に乗り換えるなどの対策を考える。負けを少なくすることを考えましょう。

初心者・・・上げ相場だけ参加し、解りにくいときはずっと休みましょう(何年でも)

これが能力別の戦略の基本です。
実力が伴わないのに格上の戦略を使うと失敗します。

どうでしょう。能力に見合った戦略が取れていましたか? 能力というと気を悪くされた方もおられるかもしれませんが、誰かに見られるわけではないし、何よりプロとアマが一緒に戦う投資の世界で、自分の大切な資金を守るためなのですから見栄を張っても(大体誰も見ていないのですから意味がありませんが)良い事はありません。

初心者の方・・・現在は上げ相場だと思いますか?思いませんね。「休むも相場」という格言もあります。プロは職業なので休むことは原則できません。個人投資家の利点“休む”を活用しましょう。相場は参加すれば必ず儲かるものではないということが解っていただけたと思います。昨年後半から参加した方はこの事が解っていませんでした。相場が強いときから参加した投資家は株は永遠に上がり続けるという誤解を持つものです。これは投資の世界では永遠に繰り返してきていることなのです。現在休んでいるとしたら初心者としては適切な判断だと思います。来るべき次のチャンスに向けて力を蓄えましょう。

中級者の方・・・上げ相場で儲けることよりも、下げ相場で損をしないことが難しく、また大切だということが解っていただけたと思います。よほどの銘柄でなければ、この下げに逆らうことはできません。このブログで述べた投資の絶対的基準、キャッシュフローが期待できない投資の脆さ、恐ろしさがわかっていただけたでしょうか?キャピタルゲインが簡単に得られるときは忘れ去られてしまいますが、それが難しくなると、やはり原点回帰してキャッシュフロー基準の投資になります。これも投資の世界で繰り返されている歴史です。中級者レベルの方はご存知と思いますが、株式投資はキャピタルゲインが主、インカムゲインは従になっていますが、債券投資や不動産投資はインカムゲインが主、キャピタルゲインが従になっています。

上級者の方・・・各自のオリジナリティーを十分に発揮されていると思います。信用売り、先物売り、オプションの売買、好調な他の市場への転換、その他もろもろの方法で十分な成果を挙げておられるはずです。


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